肌がくすむように歯も色に変化が現れます。
これは歯の表面の白いエナメル質が加齢と共に薄くなり、
その下の象牙質が透けてくるからです。
唾液の分泌も30歳くらいから減少し、
口腔乾燥を起こしやすくなり、口腔疾患のリスクも高くなります。
歯肉退縮もみられ、「お口の見た目」にも変化が現れます。
では、お口の見た目のアンチエイジングにどう取り組むか?
・ホワイトニング
・歯列矯正
・咬合調整
・補綴物(被せものや詰め物)の交換
などが挙げられますが、自費の治療も多くなります。
口腔環境を整えることは、全身のアンチエイジングにも繋がります。
歯磨きや粘膜清掃等を行うことはもちろん、
口腔マッサージ等を行い筋肉を柔らかくすること、
唾液の分泌促進をすることも重要になってきます。
そして、もう一つ大切なのは咀嚼です。
よく噛むことは唾液の分泌を促進し、口腔内の自浄作用を促します。
口腔内の状態を一定に保つ緩衝作用が起こり、
口腔細菌の繁殖を抑え、むし歯や歯周病発症のリスクを下げたり、
口臭予防などに繋がります。
さらに咀嚼により
・副交感を刺激する・・・・・免疫力アップ
・血液の循環がよくなる・・・脳の活性化
・口周辺・頬の筋肉運動・・・しわやたるみの防止
などの効果が期待できます。
食物繊維を取ることで口腔内清掃にも繋がりますので
お食事にゴボウやレンコンなどの根菜類を取り入れて
しっかりと噛むお食事をする事も
比較的簡単にできるアンチエイジングとしてお勧めします。