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戴帽式:歯科衛生士の卵、志を新たに 実習へ39人 佐世保 /長崎

歯科衛生士を養成する佐世保市藤原町の九州文化学園歯科衛生士学院で19日、戴帽式があった。厳粛な雰囲気の中、22日から始まる120日間の臨床実習を前に2年生39人が決意を新たにした。

 1年生や保護者ら約80人が見守る中、ナースキャップをかぶせてもらった2年生は、ナイチンゲールがキャンドルを手に病室を回ったことに倣い、ろうそくを持って会場を一周。全員で「歯科疾患の予防および口腔(こうくう)衛生の向上のために、歯科医師をたすけてその任務を忠実に守ります」と誓いを暗唱した。

 2年生を代表して上川畑仁美さん(20)が「それぞれが目指す歯科衛生士になれるよう、謙虚な気持ちと探求心を持ち、一つでも多くのことを吸収したい」とあいさつ。今道浩三学院長が「医療従事者の基本理念とも言える博愛、奉仕、献身の精神を学んでほしい」と式辞を述べた。