記事一覧

エピペンと抗精神病薬、アナフィラキシー時の併用解禁へ

アレルギー症状を緩和する自己注射薬「エピペン」などのアドレナリン製剤について厚生労働省は3月15日、急性アレルギー症状のアナフィラキシーになった際には、自閉症や統合失調症向けの抗精神病薬をのんでいても使えるようにする方針を決めた。

 低血圧になることがあるとして、これまでは添付文書で併用を禁じてきた。製薬会社にエピペンについては併用注意の欄に書くように添付文書の改定を求める。

 食物アレルギーがあり、自閉症などの発達障害もある患者が増えているとして日本アレルギー学会が昨年6月、厚労省に併用の解禁を求めていた。一方、日本小児アレルギー学会のガイドラインは、医師の裁量で救命のために使うことを認めている。


(朝日新聞DIGITAL 3月16日より)