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「2008年旅行観光競争力」 世界経済フォーラム

国の競争力を測る世界競争ランキングで知られるダボス会議の主催団体である
スイスの民間機関・世界経済フォーラムは、各国の観光と旅行に関する競争力を
ランク付けした、2008年版の報告書を発表しました。調査対象の130ヶ国中、ス
イスが前年に引き続き首位を維持しました。
 政府が「観光立国」の目標を掲げる日本は昨年の25位から2ランクアップし23
位でしたが、文化資産(14位)陸上交通インフラ(9位)など高評価でしたが、
観光政策の優先度(87位)、旅行・観光への親密度(128位)などが足を引っ張
りました。
 調査は、観光地の人気ランキングにならないよう各国の観光政策や交通イン
フラ、観光資源など14指標について統計やアンケート結果をまとめたものです。
2位以下は次の通り。2位オーストリア、3位ドイツ、4位オーストラリア、5位ス
ペイン、6位英国、7位米国、8位スウェーデン 、9位カナダ、10位フランス。アジ
アでトップだったのは14位の香港で、次いで16位のシンガポール、韓国は31位、
中国は旅行インフラや環境保全、治安問題が響き62位でした。