味には甘味、苦味、塩味、酸味、旨味の5つ種類があります。
舌の先の部分は甘味、奥の方は苦味、横は塩味や酸味という風に
感じる部分が分かれているということを
聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?
その図が味覚地図です。
しかし、実は味覚地図は存在しないといわれています。
舌や頬の内側などには細胞の集合体である
味蕾(みらい)がたくさん存在します。
この味蕾の中に味を感じる細胞が集まっています。
食べ物を噛むことによりその食品の細胞を破壊します。
それが唾液と混ざると分子やイオンなどの化学物質を出します。
この化学物質が味細胞に感知されることにより、
味を感じるという仕組みになっています。
味細胞の中には受容体があり、味覚情報を脳に伝達する役割を担っています。
舌の部分によって味を感じるのではなく、
舌全体でそれぞれの味を感じているということになります。
ちなみに辛味は痛、熱いなどと感じることにより得られるため、
味覚ではなく痛覚や温覚になります。
冷たいと甘味は感じにくくなったり…。
味覚ってとても奥が深いと思いませんか?
▼参考:わかりはじめた味覚の分子メカニズム
https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/h0b46ms0vtslc2zfb3d0t