県歯科医師会の創立100周年記念式典が19日、福井市内のホテルで開かれた。会員や関係者ら約300人が出席して歩みを振り返り、節目を祝った。
同会は1919(大正8)年5月、27人の会員で発足した。福井空襲と福井地震による2度の事務所焼失を乗り越えて存続し、2017年には同市大願寺3丁目に県歯科医師会館を新築。現在は350人超の会員が所属している。
あいさつに立った齊藤愛夫(ゆきお)会長は、同会の沿革をたどり「郷土が誇る食育の祖、石塚左玄を手本に、『歯の治療』から『食べる幸せ』に目的を広げ、人生100歳時代に向けて健康寿命の延伸に寄与したい」と決意を述べた。
100年前から代々歯科医業に従事する5人を記念表彰。歯科医として長年貢献した75歳以上の会員24人を会長表彰した。