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唾液腺は脳に影響する臓器

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 神奈川歯科大学の槻木恵一 教授らの研究グループは、鶴見大学、東京医科大学との共同研究により、唾液腺で産生されるタンパク質-脳由来神経栄養因子(BDNF)-が脳内で抑制性神経伝達物質の産生を増加させ、マウスに行動変容を引き起こし、不安・緊張・イライラなどを和らげる抗不安作用が高まることを発見した。

 今回の研究により、脳に近接する唾液腺は脳に影響を与える臓器であるという全く新しい概念を示した。今後、唾液腺-脳臓器間ネットワークを解明し、脳機能や精神疾患などとの関連を検討するとしている。

(大学ジャーナルオンラインより)