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人間ドックよりも後回し!? 歯科受診の先延ばし意識の実態。

日本歯科医師会が昨年、15歳から79歳の男女1万人を対象に行った「歯科医療に関する生活者調査」によると、日常生活では物事を先に片付ける「対応派」が73.4%と多いが、歯科医院での健診・受診についてはギリギリまで対応しない「先延ばし派」の方が52.7%と多く、「先延ばし派」が「対応派」を逆転し、歯科健診が先延ばしにされている実態が明らかになった。
 しかも、「もっと早くから歯の健診や治療をしておけば良かったと思うか?」との問いには、75.7%が「そう思う」と回答。日本人の4人に1人は歯の治療を先延ばしにしてしまったことを後悔しているという。年代別にみてみると、「先延ばし派」が最も多いのが20代で6割を占めるという結果に。そのうちの6割が自分の歯や口について「健康だとは思わない」と回答。
 「健康だと思う」という人は3割台にとどまった。20代の「対応派」の35.4%は定期的に歯科医師のチェックを受けているのに対し、「先延ばし派」は12.7%と20ポイントも少ない。しかも、これまで一度も歯科医師の治療やチェックを受けたことがないという人が13.7%もいるという。