この4月1日から、厚労省が医療費2兆円削減をうたったメタボリックシンド
ローム(内臓脂肪症候群)の特定健診・保健指導(通称・メタボ健診)が始まり
ました。
2005年に日本人向けの診断基準が発表され、翌年の2006年の流行語大賞にまで
なったわりには誤解が多いメタボ。メタボリックシンドロームとは、ご存知の通
り、おなかぷっくりの「りんご型肥満(内臓脂肪型肥満)」が進むと同時に、血
糖値や血圧、中性脂肪の値などが少しずつ高くなってくる病態。
そして、メタボや高脂血症が怖いのは、本人が気づかないうちに血管が壊れや
すくなって、いきなり心筋梗塞や脳卒中を起こすからです。
先月末、診断基準策定の中心となった日本動脈硬化学会のホームページに一般
向けのガイドブックがオープン。学会の専門医の先生方がメタボや動脈硬化性疾
患について解説しているので、ご紹介します。
まず、最初に個別のチェックで最近の検査値で確認します。ここでは、中性脂
肪を含むコレステロール値、高血圧・糖尿病・高脂血症の有無、年齢、腹囲、親
族の病歴、タバコ、食生活、運動について訊かれます。
コラムニスト 鈴木 百合子
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