国立がん研究センター(東京)は、2018年の1年間に人口10万人当たり何人ががんで命を落としたかを示す「がん死亡率」の都道府県別データを公表した。北海道は81・6で、17年(84・1)からは若干改善したものの、全国的に見ると依然として死亡率が高い地域だ。47都道府県別にみると、青森県に次いで死亡率は2番目に高かった。
都道府県別のがん死亡率は、厚生労働省の人口動態統計を基に、75歳未満を対象に各地域の年齢構成の違いを調整して算出した。18年のがん死亡率は、同センターが運営するサイト「がん情報サービス」の統計データに1月22日、追加された。