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快楽と咀嚼の関係

咀嚼(そしゃく:食べ物を噛んですり潰す)の効果に、
ストレス解消や快楽を得られるなどがあります。
咀嚼による規則正しいリズム運動は、脳内神経伝達物質セレトニンが、
また、強い咀嚼により内因性モルヒネ様神経ペプチド エンドルフィンが
分泌されると考えられています。

イライラしたときに食べると落ち着くのは、咀嚼の効果とも考えられ、
ストレスが強いときは歯ぎしりが多くなることもあります。

牛は反芻(はんすう:飲み込んだものを口まで戻し、もう一度咀嚼を繰り返すこと)
をすることにより、快楽やストレス解消などを生理的におこなっていると考えられます。

ということは、しっかりと噛める歯や機能があればこそ、
快楽を得ることができたり、ストレス解消ができるともいえます。
とはいえ、強すぎる食いしばりは歯へのダメージも大きいので、
早めに歯科医師に相談するといいですね。

美味しいものを食べると、楽しみや幸せを感じることが多いと思いますが、
更に咀嚼することで「快楽を得る」って、なんだかすごくお得ですよね?!

▼参考書籍:『のどちんこの話』摂食嚥下・呼吸・発声との微妙な関係 
 松矢篤三/古郷幹彦 著 医歯薬出版株式会社
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