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「金パラ問題で対応案を提示」

歯科用貴金属告示価格の随時改定に関して、診療報酬改定を除く4・10月に「随時改定1」、7・1月に「随時改定2」が実施される。

 「1」では、価格の変動幅が公示価格のプラマイ5%以上、「2」では、プラマイ15%以上の場合に見直しを行う。日歯が示した今後の見通しは、対応案として1)「改定幅を一律の値に設定する」、2)「変動幅を設定せず、一定期間で常に改定」、3)「実勢価格と公定価格の差分を国が調整」の三つ。課題としては、1)と2)ともに後追いルールの解消にはならず、2)についてはレセコンの改修コスト増や手書きレセプト様式の問題が発生する。

 また、中長期的に新たな試みの検討を行いながら、現行の後追いにおけるタイムラグを縮小していくようにすると説明。さらに、同時に金パラ代替材料を検討していく重要性に触れ、「さまざまな可能性に向けて、オールデンタルで取り組んでいる。新規技術の保険収載は、CAD/CAM冠の応用拡大を含め、前向きに検討していく」と述べた。

【歯科通信】