ダイエット後にリバウンドしても減量は無駄ではなく、健康効果は一定期間持続するとした研究結果を米国心臓協会(AHA)が発表した。
集中的な減量プログラムの効果を調べた124の研究を統合した。平均51歳の5万人以上が対象となり、平均の体格指数(BMI)は「肥満」に当たる33。期間中2~5キロの減量ができていた。
その結果、血圧やコレステロール、血糖などの数値は低下し、それがプログラムの終了から少なくとも5年間は持続することが分かった。
ただし、効果は体重が戻るにつれて減少。5年以上追跡した研究は乏しく、最終的に心臓病や2型糖尿病を予防できたかどうかは不確かだった。