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障害者に消毒液誤飲させる 鹿児島、命に別条なし

鹿児島市にある障害者グループホームで8月、重い知的障害がある入居男性の服薬介助の際、新入職員が誤って消毒用アルコールを飲ませていたことが25日、市への取材で分かった。男性は救急搬送されたが、命に別条はない。施設から報告を受け、市は電話で再発防止を指示した。

 市によると、8月20日の朝食後、職員が男性の服薬を介助する際、スプレーボトルへの補充用だった水差しポット入りのアルコールを水と間違い、約150ミリリットルを飲ませた。昼食時の服薬後に男性が嘔吐(おうと)し、誤飲が判明。病院に運ばれ、その日に退院した。職員は7月に入ったばかりだった。

 施設では、新入職員は単独で食事や服薬の介助をしない決まりだったが、指導役の職員が別の入居者の介助に当たっており、1人で対応した。