岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の稲田さくら 大学院生、岡山大学学術研究院医歯薬学域予防歯科学分野の江國大輔 教授らの研究グループは、自立高齢者において、舌の筋力が強いと栄養状態が良好であり、サルコペニアの者が少ないことを明らかにした。
サルコペニアとは、加齢に伴う筋肉量の減少と筋力の低下を特徴とする症候群。
この研究成果は、口腔衛生学会雑誌74巻1号(2024年1月発刊)に掲載された。
本研究の結果から、舌の筋力を維持することで、サルコペニアを予防できる可能性が示唆された。これは介護予防にもつながり、健康長寿社会を目指す日本において、健康寿命を延伸する一助となる可能性がある。