高齢者に多い食道癌では、手術後の合併症として、口腔内の細菌が下気道に吸引さ
れるなどによって起こる誤嚥性肺炎が問題となる。口腔内の細菌の多くは、歯茎の周囲
に存在している。そこで、手術の前に1日5回の歯磨きをしてもらったところ、術後肺炎
の発生が減少したと、千葉大学先端応用外科の阿久津泰典氏が、第108回日本外科学会
定期学術集会で発表した。
高齢者に多い食道癌では、手術後の合併症として、口腔内の細菌が下気道に吸引さ
れるなどによって起こる誤嚥性肺炎が問題となる。口腔内の細菌の多くは、歯茎の周囲
に存在している。そこで、手術の前に1日5回の歯磨きをしてもらったところ、術後肺炎
の発生が減少したと、千葉大学先端応用外科の阿久津泰典氏が、第108回日本外科学会
定期学術集会で発表した。