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口腔機能が低下していると転倒しやすいことが判明

運動能力や骨格筋量の低下は、咀嚼機能の低下と関連があることが報告されているが、オーラフレイルと転倒リスクの関係は分かっていなかった。

 大阪公立大学 都市健康・スポーツ研究センター 横山久代 教授らの研究グループは、大阪府民におけるオーラルフレイルと転倒の関係に着目。スマートフォンアプリ「おおさか健活マイレージ アスマイル」の利用者を対象に、2020年と2021年に実施したWebアンケートに2年連続で答えた50歳以上の計7,591名の回答結果を分析した。

 その結果、身体的フレイルであること、また、フレイルについての認知度が低いことに加え、オーラルフレイルであることが、その後1年間の転倒に関係していることが分かった。オーラルフレイルの人は転倒リスクが高いということを周知することで、転倒の予防や介護の取組みの強化につながると考えられる。
【大阪公立大学プレスリリース 2024年5月23日】