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フーセンガムトレーニングで、咀嚼能力、口唇閉鎖不全、いびきなどが改善

近年、歯応えのある食物を噛めない、上手に飲み込めないといった子どもが増加しており、2018年に口腔機能発達不全症の管理が保険収載されるなど、口の発達の重要性が高まるばかりだ。特に、口唇閉鎖不全、通称お口ポカンは、むし歯や歯周病、鼻閉、アレルギー、歯並びの悪化など様々なトラブルの要因となっている。
 このような中、山口県歯科医師会とロッテは口腔機能の向上を目指し、山口県内44園の年長園児約1300名を対象に、園や家庭でのフーセンガムトレーニングを実施。咀嚼チェックガムを用いて、「唾液の量」、「咬み合わせの面積」、「舌の力」、「唇・舌・顎関節の運動機能」などの複合的な因子で総合的に咀嚼能力を評価したところ、2ヶ月のトレーニングによる改善率が58.6%に達した。