外国人留学生らの健康保険証情報を悪用し、歯科治療をしたように装って診療報酬をだまし取ったとして、警視庁国際犯罪対策課は2日までに、詐欺の疑いで千葉県、歯科医師と愛知県、外国人派遣を手がける団体職員ら計5人を逮捕した。
同課によると、容疑者が、提携する日本語学校に「無料で歯科健診ができる」と持ちかけ、容疑者が留学生らを健診した際に保険証情報を入手。実際には行っていない治療の診療報酬を請求していたという。昨年に計約2千万円をだまし取ったとみて調べる。
逮捕容疑は昨年6月上旬、容疑者が設立した歯科医院で、外国人留学生らが治療を受けたように装い、診療報酬として計約165万円を詐取した疑い。同課は認否を明らかにしていない。