日本歯科技工所協会が会員歯科技工所に対して行なった2023年度調査で、5年間の入社総数は1,467人、5年以内の離職者は410人(離職率27.9%)だった。離職率は4年前の前回調査時27.8%とほぼ同じだったが、入社総数と離職者数は18%増えている。
歯技協は、歯科技工士全体の離職率70%と比べると半分以下で、定着率72.1%との見方もできると分析。調査担当者で協会総務理事の北井正勝 氏は、「実態を把握してこそ、次の対策や検証が可能となる。今後、歯科医院などに勤務している歯科技工士や協会会員以外の歯科技工所での離職率を把握することで、今後求められる歯科技工体制や、歯科技工士不足の歯止め対策につながる」とコメントした。
【歯科通信】