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歯の定期検診

むし歯菌(S.mutansなど)が砂糖などの糖を養分として酸を作り歯を溶かすのがむし歯の原因です。むし歯菌はねばねばした歯の表面に粘着力のある膜(バイオフィルム)を作り膜が厚くなると歯垢となりゆすいだだけではとれなくなります。膜の中でできた酸は、歯の表面を溶かし(脱灰)むし歯となります。
(唾液が歯を再生)
 歯を守る上で大事な役割を果たしているのが唾液です。カルシウムやリンを含む唾液は、むし歯菌で溶けた歯を再石灰化してむし歯を進行させないようにしています。これは、上記の脱灰と再石灰化を口の中で繰り返されていること意味します。このバランスが崩れたときにむし歯となります。また、唾液の分泌の良い人は再石灰化となりやすいのでむし歯になりにくいと言えます。唾液の出の良い人は、もともと出やすい人もいますが、出るようにするためにガムを噛むのも1つの方法です。これによって唾液腺を刺激し唾液をだすことですが、ガムの中に砂糖を含んでいると意味がないので最近では、キシリトールの量が55%含んだ(成分表示していることが大切)ガムを使用しましょう。
            毎日新聞一部改 2008.6.6