平成元年から始まった80歳で20本以上の自分の歯を残そうという「8020運動」も着実に成果を上げてきています。3年前の全国調査では80歳から84歳では20本以上の自分の歯を持っている人は、21%でした。12年前には12%でしたから着実に残存する歯が増えています。
昨年岐阜医療技術短期大学の中村浩二准教授の「自分の歯の価値がいくらなのか」という「歯の資産価値」のアンケート調査をしたところ、日頃専門家として歯の大切な役割と価値を知っている歯科医師の歯の資産評価は、1本あたり104万円でした。
私たち歯科医師会員は地域の人々と協力して「適切な予防と治療」で人々の歯という貴重な財産を守り、健康で快適な生活を守っていきたいと考えています。
北海道経済 2009.2