厚生労働省のエイズ動向委員会の報告によりますと、2008年の1年間に国内
で新たに報告されたHIV感染者数は1,113人、発症患者は432人で、いずれも
過去最多でした。
両者の合計は1,545人(男性1,442人、女性103人)で、発症患者数以外は6年
連続で最多を更新しています。
新たな感染者は男性1,049人、女性64人。年代別では10代19人、20代329人、
30代424人、40代201人、50代以上138人、不明2人。20代と30代で全体の7割近く
を占める一方、50代以上が2割強も増えています。
一方、保健所などで検査を受ける人も増加しており、抗体検査を受けた人は
17万7,156人で前年より約2万3,000人増えています。