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睡眠とアルツハイマー型認知症

認知症にはいろいろな種類がありますが、
割合が一番多いのがアルツハイマー型認知症です。
脳にたんぱく質が溜まるアルツハイマー病が原因ですが、
予防が不可能ともいわれています。

お口の中の細菌、歯周病菌が出す毒素が、
アルツハイマー病の原因になるたんぱく質(アミロイドベータ)を
脳に溜める手助けをすることが分かっています。
ということは、歯周病の予防・治療をすることにより、
アルツハイマー型認知症の予防に繋がるともいえますね。

もう一つ、睡眠不足との関係も興味深いところです。
からだが睡眠をとりたいと思っていなくても、
脳は睡眠を欲しています。
睡眠は脳を掃除している時間と考えられ、
その時間が不足すると、老廃物や有害物質の洗い流しが行えなくなります。
蓄積した有害物質がアルツハイマーと関係があるため、
睡眠不足もアルツハイマー型認知症を引き起こしてしまう可能性があります。

睡眠を考えると、「時間」と同様に「質」についても
とても気になるところですが、
アルツハイマー型認知症との関係が分かっているのは、
「睡眠時間」で、「睡眠の質」との関係は不明です。

日本人の睡眠時間は世界でもとても短いレベルにあります。
睡眠時間を確保し、しっかりと眠るようにしましょう。
睡眠の前には歯磨きも忘れずに!

▼参考:【解消したい睡眠不足】今夜から実践できる対策とは(スリープラボ)
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/j0lksrq05xj6cnsw7c3xT

整形外科医が消毒、歯科医が問診も - 若林健二・医科歯科大病院長補佐インタビュー

医師総出でCOVID-19診療に当たっているのですね。

 全ての医師が診療に当たっているというわけでもありません。非常時なので、職種という概念も捨てる必要があります。

 例えば整形外科医。手術が減るので手が空くけど、呼吸不全の診療が得意とは言えません。そこでバックヤードチームを作り、逆タスク・シフトを行っています。

――逆タスク・シフトですか。

 はい。実はCOVID-19患者が出た後の部屋の掃除などは、通常の外部の業者がやってくれないのです。となると、看護師が掃除することになります。でも今、一番のボトルネックは看護師の数になっています。そこで、整形外科医が感染制御部の指導を受けて、部屋の掃除や消毒をしています。

 さらに、病院の入り口には歯科医が立っていて、来院者に対して、発熱などの症状があったら教えるよう呼びかけ、場合によっては問診もします。サーモグラフィーもチェックしています。 皆さん、快く協力してくれています。

マスク、もしかして飽和状態? 天ぷら店でも居酒屋でも

新型コロナウイルスの感染拡大とともに姿を消したマスクが、にわかに街角に並び始めた。各地の商店街で衣料品店や飲食店の軒先を陣取り、自動販売機や道路脇でも売られるまでに。中国などからの輸入品が多いとみられ、飽和状態にすらなりつつある。

■マスクだらけの商店街

 雑貨店などが所狭しと軒をつらねる兵庫県尼崎市の商店街。4月末、20店ほどの店頭に箱や袋に入ったマスクが並んでいた。2枚で税込み500円の洗えるマスクもあれば、30枚3千円の使い捨て用もあった。一部の店主によると、同月中旬からマスクを扱う店が急増したという。

 その一角で洗えるマスクを売る小売業の男性(38)がいた。約1カ月前、取引したことのある中国メーカーから、衣料品などを扱う男性の会社にマスクを売らないか提案があったという。激減した売り上げを補おうと5万枚ほど仕入れ、これまでに店頭や知り合いを通じて9割をさばいた。布を切り抜いたもので、ウイルスの侵入を防ぐ効果はほとんどない。2枚1組500円の価格だが、「輸送費などのコストを考えれば妥当な価格」と説明した。

 男性は天ぷら店も営むが、3月の売り上げは開店当初の1月の半分ほどに。家賃などを払った後の手元のお金は3千円。金融支援も受けられず、マスク販売は「当座をしのぐためには必要な商売」になったという。

 厚生労働省などによると、世界的な需要の高まりを背景に、マスクの輸入価格は高騰している。50枚入りの使い捨てマスクの仕入れ価格は従来は1枚5~7円ほどだったのが、4月には約7倍に高まった。原材料の価格も高騰しており、店頭に割高な品が並ぶ要因になっている。

 一方、商店街を進むと、使い捨てマスクの箱が積み上げられている手芸用品店があった。周辺にマスクを扱う店が増え、在庫が余っているという。店員によると、子会社が中国にある工場でマスクを製造して5万箱を仕入れた。4月21日の販売初日には350万円を売り上げたが、ここ数日はその7分の1前後に。そこで価格を1箱3800円から3千円に引き下げた。店員は「あちこちで売られ、あっという間に客が減った」と嘆いた。

 マスクを景品に客を呼び込む店もあった。居酒屋は、中国製使い捨てマスク1枚を弁当とセットにして販売。3月の売上高はふだんの3割程度に減った。そこで弁当販売を始めたが売れ行きは伸び悩み、マスクを付けてから改善したという。店長(38)は「利益にはならないけど、プレミアのような価値はある」と話す。

電話・オンラインでの初診料など

 ― 歯科診療にも適用 ―
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 新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえた時限的・特例的な対応として、歯科医師による電話等を用いた初診が可能となった。

 4月24日の中医協総会で承認されたもので、「歯科医師が(電話等で)診察可能と判断し診察及び処方等を行った場合」に初診料185点が算定できる。

歯科も初診オンラインへ コロナ感染防止で厚労省

厚生労働省は23日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う特例として、歯科でも初診からスマートフォンやパソコンを使ったオンライン診療を認める方針を固めた。院内での感染を防ぐ狙い。

 サービスの対価である診療報酬でオンラインの初診料は1850円で調整。このうち患者は1~3割の自己負担を支払う。24日の中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)に提案する。

 医科では既に初診からのオンライン診療が始まっており、歯科でも対応が必要と判断した。オンライン診療で虫歯などを治療するのは難しいため、痛み止めを処方する場合などの活用が中心となりそうだ。

 歯科診療では、新型コロナウイルスの感染者だった場合、治療で歯を削る際にウイルスが飛散して院内感染するリスクがある。厚労省は、歯科医の判断で不急の治療を延期することや応急処置にとどめることを検討するよう都道府県や政令市などに6日付で通知している。

道内で新たに22人感染 うち院内感染が17人 死亡2人

道と札幌市は21日、新型コロナウイルスの感染者2人が死亡し、新たに22人の感染を確認したと発表した。このうち院内感染とみられるのは17人で、国立病院機構北海道がんセンター(札幌)7人、札幌呼吸器科病院(同)5人、札幌厚生病院(同)2人。遠軽厚生病院(オホーツク管内遠軽町)は3人増の計9人となり、道はクラスター(感染者集団)が発生したとの見解を示した。

 死亡した2人は札幌市と石狩管内のいずれも70代男性。道と市は院内感染との関連を明らかにしていない。道内の死者は23人、感染者は468人(実人数)となった。

 がんセンターでは20~50代の女性看護師6人、50代の男性医師1人の計7人の感染が判明した。市によると、看護師は5人が感染の中心となっている消化器内科の病棟勤務で、1人が別病棟。医師の感染も初めて確認され、厚生労働省クラスター対策班の調査が続いている。

 札幌呼吸器科病院では看護師の50代女性3人と職員の30代女性、入院患者の70代女性の感染が判明。札幌厚生病院では30代の女性看護師と、年齢、性別非公表の入院患者の感染が確認された。

 遠軽厚生病院では20~30代の女性医療スタッフ3人が感染。同じ病棟のスタッフや入院患者と合わせて9人となった。道によると、道内のクラスターは9例目で、うち医療機関は5例。

 この他、札幌市に住む市立小学校給食調理員の40代女性の感染が判明した。同じ小学校の給食調理員の感染は12日に確認された50代女性に続き2人目。市教委によると、児童との接触はない。21日の感染確認者22人のうち、感染経路が不明な感染者は4人。

 一方、20日から道が始めた札幌市中央区のホテル「東横イン札幌すすきの南」での軽症や無症状の患者の受け入れは、21日が10人だった。

宇部興産がアビガン材料 7月から生産再開、山口

宇部興産は22日、新型コロナウイルス感染症の治療効果が期待される新型インフルエンザ薬「アビガン」の材料の生産を7月から宇部ケミカル工場(山口県宇部市)で始めると発表した。2009年までこの材料を生産しており、アビガン製造元の富士フイルム富山化学(東京)側から依頼を受け再開を決めた。供給量は非公開としている。

 原料と医薬品の途中にある「中間体」と呼ばれる材料を生産する。富士フイルム富山化学は15日、アビガンの増産を始めたと発表している。デンカ、カネカなどが原料や原薬の供給を始める予定で、国内の供給体制構築が急ピッチで進められている。

「病院が怖い」受診控えも コロナ拡大で診療に影響、持病悪化の懸念

新型コロナウイルス感染症に対応する病院だけでなく、さまざまな医療機関の日常的な診療に、感染拡大の影響が広がっている。緊急性の低い手術を延期したり、電話での再診に力を入れたりと、医療機関側は院内感染防止に必死だ。一方で、患者側には感染を恐れて受診をためらう動きが出ており、持病の悪化を懸念する声もある。

 「がんや痛みが強い場合など緊急性の高い手術はするが、それ以外の手術は延期を検討する」とするのは福岡市の急性期病院の60代院長。無症状でも感染者がいる可能性があり、手術時の感染を避けたいという。

 日本外科学会などは手術の実施時期を緊急度に応じて判断し、致命的な病気でなければ延期するよう促す提言を公表。院長は「院内感染が起こったら診療できなくなる。何としても防がないといけない」と話す。

 福岡県歯科医師会は緊急事態宣言に備えて4日、緊急性の低い診療は延期も検討するようにと各歯科医院に通知した。同会の川端貴美子専務理事は「高齢者の口腔(こうくう)ケアが誤嚥(ごえん)性肺炎を防ぐように、延期ができない診療もある。受診に迷ったら、かかりつけの歯科医に相談してほしい」と呼び掛ける。

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