記事一覧

妻と2m離れて会話・食事時間ずらす…治療で感染の医師、濃厚接触者作らず

 24日に感染が判明した公立館林厚生病院の60歳代の男性医師は前橋市在住だった。市は25日に記者会見を開き、医師が自宅でも感染対策を徹底させていたため、同市内に濃厚接触者はいないと発表した。

 医師は妻と2人暮らし。市の発表によると、感染者の治療にあたるようになってからは自宅でもマスクを着け、1日5回の体温測定も続けていた。妻と会話する際は2メートル以上の距離を置き、歩く場所も重ならないよう注意し、食事の時間もずらしていたという。

 市は妻の健康状態の観察を行うものの、医師が通勤に自家用車を使っていたことも踏まえ、妻を含めて市内に医師の濃厚接触者はいないと判断した。前橋市保健所の矢沢和人所長は「医師も家族も知識があり、感染予防を図っていた。市民は動揺せずに日常生活を送ってほしい」と話している。

免疫力を高める方法

睡眠をしっかり(6時間以上)とり、バランスのよい食事を摂る。
ストレスを避けるかうまく解消し、適度な運動をする・・・。
などを積極的に行うと免疫力UPに繋がります。

ここで、ストレスに注目したいと思います。
強いストレスを受けると免疫物質IgA抗体が低下します。
慢性的なストレスでも体温が下がったり、
腸内環境が悪くなるといったことから、IgA抗体低下が起こります。

適度な運動や入浴、食事をよく噛んで食べるなどに気をつけて
副交感神経が優位になる工夫すると免疫力UPに繋がります。
食事は腸内環境を整えるために、食物繊維や発酵食品を
積極的に摂るよう心がけましょう。

いつでもどこでもすぐできる免疫力UP法の一つとして、深呼吸がオススメです。
深呼吸は、食べるための機能を落とさないためにもとても大切です。
鼻から息を吸い、お口からしっかり吐ききる深呼吸で免疫力を高めて
元気にいっぱい笑う、良い新年をスタートさせましょう!

▼参考:免疫力を高める方法(大塚製薬)
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/j0ohhbp03xhmdceaxsldn

国内最多の感染者、北海道が「突出して多い理由」

北海道で28日、新たに12人の新型コロナウイルスの感染者が報告され、道内で判明した居住者の感染者は、国内最多の64人となった。北海道で感染者が突出して多いのは、中国人に人気の冬の観光シーズンが感染の広がった時期と重なったためとみられる。

 北海道内で感染が初めて確認されたのは1月28日。中国・武漢からの旅行者だった。2月14日に札幌市で道在住者の感染が初判明して以降、感染者は、函館、苫小牧、根室、旭川、中富良野、北見など広範囲に広がった。

 観光庁の2018年調査によると、中国人旅行者の道内での宿泊者数は1~2月、延べ約60万人で、首位の東京都(約70万人)に肉薄する。今年1~2月に開かれ、202万人が訪れた「さっぽろ雪まつり」では、スタッフ2人が感染したほか、道内外の複数の感染者が発症前に訪れた。

 会場は屋外のため感染リスクは高くないはずだが、札幌医大の横田伸一教授(微生物学)は「ホテルやレストラン、観光施設で感染が広がった可能性は否定できない」と語る。寒さの厳しい北海道では、建物の気密性が高く、地下道が張り巡らされていることが感染リスクを高めたとの指摘もある。

 政府の専門家会議のメンバーで東北大の押谷仁教授は「当初は中国人中心だったが、現在は日本人の間で『クラスター』と呼ばれる患者の集団発生が複数起きていると考えられる。感染拡大を食い止めるには疫学調査を徹底し、クラスターを封じ込めるしかない」と話している。

免疫ってなに?

免疫とは私たちのからだを守り、病原体と闘ってくれるものです。

免疫には「自然免疫」「獲得免疫」があります。
からだに病原体が入ってくると、まず自然免疫が病原体を食べます。
その後、残った病原体に対し、獲得免疫のB細胞が抗体(※)を作り、
T細胞が病原体を攻撃します。
T細胞には、指令・攻撃・制御と分かれた細胞があり
それぞれが関係して役割を果たし、病原体をやっつけます。

笑うことで免疫力を高めることに関係する
NK細胞(ナチュラルキラー細胞)は、T細胞とは違い指令を必要とせず、
単独で体内をパトロールして、感染した細胞を攻撃します。

高齢者・乳幼児・妊婦・喫煙者は免疫力が低下しやすく、
睡眠不足・偏食・ストレス・不規則な生活も免疫力低下を引き起こします。
そして、適度な運動は免疫力を高めますが、過度の運動は免疫力を下げます。

免疫力が下がると以下のような影響が考えられます。
・感染症にかかりやすくなる。
・アレルギー症状が出ることがある。
・病気が治りにくくなることがある。
・疲れやすくなる。
・重大な病気に関わることがある。

お口の病気、歯周病も感染症です。
免疫力が下がると歯周病も発症・悪化を引き起こします。
さらに、歯周病はお口の中だけにとどまらず
全身疾患を引き起こしてしまうことがあります。
免疫力を高めて、病気になりにくいからだを作りませんか?

※抗体:病原体を追い出そうとする対抗物質

▼参考:免疫力とは何か?(一般社団法人日本健康倶楽部)
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/j0ohgbp03xhmdceaxsooI

泣く効果で免疫力アップ

子どもの頃は「オイオイ」と声をあげて泣くこともあったと思いますが、
大人になると、号泣することって少なくなりますよね?
最近、いつ泣きましたか?と聞かれて、
思い出せないくらい泣いていないってこともあると思います。

泣くことによってストレスの解消ができる
という話を聞いたことはないですか?
良質の睡眠をとったときと同じくらい、
泣くことでストレス解消効果があるといわれています。
涙には、目の保護のための「分泌される涙」
玉ねぎやわさびなどの「刺激の涙」
気持ちが動いたときの「情動の涙」があります。
この、情感の涙がストレス解消に効果的といわれ、
特に感動して涙を流すと、スッキリとしたリラックス状態を得られます。
ネガティブな感情の涙はストレスを生む原因になるので、
他者に対する共感の感情で流す感動の涙が効果的といわれます。

思い切り泣くことで自律神経の副交感神経を優位にして、
リラックス状態を作ります。
ストレス状態にあり自律神経のバランスが崩れると、
免疫力の低下に繋がり、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症の
発症リスクを上げてしまいます。
日頃から、自律神経のバランスを整えることを意識した生活で
いざというときに感染症に負けないからだを作りましょう!

ただ、全然泣かない(泣けない)または、泣き過ぎる・・・といった場合は、
自律神経が乱れている場合もあるので、気をつけましょう。

▼自律神経を乱す考え方のクセは引き算で整える(東洋経済)
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/j0fe90q04xx9sik3ko3Fc

涙の成分

涙は目の表面を覆い潤いを保ち、細胞に酸素や栄養を運びます。
そして外界からの刺激から目を守っています。
目に異物が入ったときは、涙によって洗い流します。
涙には「リゾチーム」という殺菌作用のある成分が含まれるため、
感染症予防にも役立ちます。

リゾチームを発見したのは、ペニシリンを発見し、
ノーベル医学・生物学賞を受賞したことで有名な
アレキサンダー・フレミングです。
リゾチームは唾液や毛髪・皮膚などにも存在します。
そして、リゾチームを最も多く含むのは卵白です。
卵白に含まれるリゾチームはなんと!涙の200倍ほどです。

外界からの感染に対しての防御作用として、細菌やウイルスが
侵入しやすい部分では、リゾチームを多く含む涙や唾液が
守りを固めてくれています。

新型コロナウイルスの感染方法は飛沫感染といわれています。
例えば、感染者がくしゃみや咳をしたときに唾(分泌物)が飛び散り、
それを吸いこんだときに感染する確率が高まります。
また、感染者が何かに触ったものを非感染者が触り、
その手で目を擦ると、感染する可能性がないとはいえません。

細菌やウイルスが侵入しやすい場所で、
涙や唾液に含まれるリゾチームが威力を発揮するとはいえ、
ハンドソープを使って指の間や手首までしっかりと洗う手洗い、
アルコールによる手指消毒、ブクブクうがい、
マスク・メガネの装着が大切です。

基本的にマスクの着用は、予防よりも
「感染させないために感染者が装着する」のが望ましいとされています。
唾(分泌物)の飛び散り防止のため、布マスクやタオル等で口を覆うことも
感染症拡大防止に効果があるからです。

▼新型コロナウイルス感染症に備えて 
 ~一人ひとりができる対策を知っておこう~(首相官邸)
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/j0fe60q04xx9sik3kosUY

北海道940人感染 推計…先月25日時点 厚労省対策班の教授

新型コロナウイルスの感染が広がる中、政府の感染症対策専門家会議が2日に開いた記者会見で、北海道内の感染者は2月25日時点で約940人に上るとの推計が示された。道庁は2日時点で77人(道内居住者75人)と発表している。

 記者会見に同席した、厚生労働省のクラスター(小規模な感染集団)対策班の一人、北海道大の西浦博教授(理論疫学)によると、25日までに、北海道を離れた後に感染が確認された人のデータや、道内の空港利用者数などから推計したという。

 また、感染症の中には、大多数の人々が感染して免疫を持てば、感染の連鎖が断ち切られ、広がりにくくなる「集団免疫」ができるものもある。1人の感染者が平均2人に感染させる場合、全体の半数が免疫を持った状態になると、流行が沈静化に向かうという。

 今の新型コロナウイルスは感染させる力が2人くらいだが、最も流行が広がっている地域でも数%も感染していないという。このため、現状はまだ集団免疫の効果を期待できる段階ではなく、流行を抑え込まないと相当数の重症者が出てしまうとして、クラスターを抑え込む対策の必要性を強調した。

口腔保健条例「オーラルフレイル」記載は8

47都道府県のうち歯科口腔保健推進条例を制定しているのは44(93.6%)で、「オーラルフレイル」の文言が盛り込められているのは8(18.2%)に留まっている。日歯が1月29日に開催した「都道府県歯科医師会地域保健・産業保健・介護保険担当理事連絡協議会」で示したアンケート結果速報値による。

 オーラルフレイルについては、条例の交付後に着目されたために記載が少ないと分析されている。今後、条例の見直しについて期待される。

(歯科通信より)

過去ログ