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口の中の環境きれいに

歯磨きは、虫歯や歯周病を防ぐだけでなく、「食べる」「話す」「表情をつくる」などといった口の機能を維持したり、誤嚥性肺炎を予防したりする効果が期待できます。
 【歯磨きを介助する場合】
 ①うがいをして、口の中に残った食べかすをすすいでもらう。
 ②歯磨き粉は、大豆1粒くらいの量を歯ブラシに付ける。歯を磨く時は余計な力が入らないよう、鉛筆のように持つ。
 ③歯ブラシを小刻みに10~20回ほど動かし、1本ずつ丁寧に磨く。歯ブラシの毛先全面が歯に当たるようにし、奥歯や前歯の裏側も忘れずに磨く。
 ④歯と歯の間や、歯と歯茎の間、歯並びの悪いところは汚れが残りやすいため、歯ブラシの前側や後ろの部分を使い分け、角度を調整してブラッシングする。舌に付いた白い「舌苔」は口臭の原因にもなるので、専用ブラシがあれば舌の表面をなぞるようにやさしく取る。
 ⑤最後にもう一度うがいをして、かき出した食べかすや汚れを流す。

 【歯が数本しかない・歯がない人を介助する場合】
 ①うがいをして食べかすをすすいでもらう。
 ②毛先の柔らかい歯ブラシで、歯の根元や歯茎全体を磨く。
 ③スポンジブラシなどがあれば、スポンジを湿らせ、舌や頬の内側、頬と歯の間をなぞるように動かして食べかすを外に出す。
 ④うがいをする。うがいをするのが難しければ口の中をガーゼなどでふき取る。

公立・公的病院の再編統合

厚生労働省は各都道府県に対して、公立・公的病院の再編統合に向けた議論を
行うように求める通知を出しました。
議論の取りまとめ時期は「今夏にも改めて通知する」としています。
昨年9月に実名公表した公立・公的病院リストから、
7病院が除外されましたが、約20の病院を新たに追加して
再編統合の対象病院は440程度になるそうです。
追加病院は実名公表されていません。
今回除外されたのは以下の7病院です。
 社会福祉法人恩賜財団済生会支部東京都済生会中央病院(東京都)
 JA静岡厚生連遠州病院(静岡県)
 岩国市医療センター医師会病院(山口県)
 徳島県鳴門病院(徳島県)
 宗像医師会病院(福岡県)
 熊本市立熊本市民病院(熊本県)
 杵築市立山香病院(大分県)
除外理由は「前回リスト作成時のデータ入力ミス」としています。

第7次医療計画中間見直し 在宅歯科の推進

2018-2023年度を対象とする第7次医療計画の中間見直しが行われています。
その中で、厚労省は在宅歯科医療の体制構築を進めるための指標を追加する
案を提示しました。
指標例に追加するのは次の5点。
・ストラクチャー指標
「在宅歯科診療に関する連携拠点数」
「訪問口腔衛生指導を実施している診療所・病院数」
「在宅で活躍する栄養サポートチーム(NCT)と連携する歯科医療機関数」
・プロセス指標
「歯科衛生士を帯同した訪問歯科診療を受けた患者数」
「訪問口腔衛生指導を受けた患者数」
口腔ケアが誤嚥性肺炎の予防など、全身の健康との関連が深いと
評価されたことによるものです。

▼医療計画の見直し等に関する検討会(厚生労働省)
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/j0sfldp03x04wdh38g0ec

▼参考:第7次医療計画中間見直し方針固まる(GemMed)
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/j0sfmdp03x04wdh38gHoS

オーラルフレイル意識調査

サンスターは「サンスター オーラルフレイルケア プロジェクト」の一環として、一般男女600名を対象に「オーラルフレイルに対する意識調査」を実施した。

 その結果、65歳以上の人の5割以上が「オーラルフレイルの危険性あり・危険性が高い」に該当することが判明した。また、64歳以下の人も習慣的な歯・口周りのケア方法に改善の余地があり、年代を問わずオーラルフレイル予防が必要であることがわかった。

(サンスターグループ プレスリリースより)
https://www.sunstar.com/jp/press/post/20200109114040/

「国民皆歯科健診」を実現する会 第一回勉強会開催

 「国民皆歯科健診」を実現する会 第一回勉強会が、12月10日(火)、「糖尿病専門医から見た歯科医療の意義~なぜ生涯を通じた歯科健診が必要なのか~」をテーマに、西田 亙 氏(にしだわたる糖尿病内科院長)を講師に迎え、衆議院第一議員会館にて開催された。

 本勉強会は、わが国が超高齢社会を迎え、ますます医療費が増大するなか、歯周病・う蝕の予防に加え、自分の歯を最期まで残すことが健康長寿、ひいては医療費の削減につながることが明らかであるため、「国民皆歯科健診」の早期実現に向けて、国会議員の共通理解とするために実施され、今回がキックオフとなる。

(歯科界ニュース/Ishiyaku Dent Webより)
https://www.ishiyaku.co.jp/dentweb/news/list.aspx/

新型肺炎:新型肺炎 マスク、感染予防にならない WHO「手洗いの徹底を」

世界保健機関(WHO)の担当者は4日、新型コロナウイルスについて「必ずしもマスク着用は感染予防にはならない」と述べた。手洗いの方が効果的だという。一方、ウイルスに感染した人は、流行を広げないためにマスクをすべきだと指摘した。

 専門家の間では、家族が看病する場合など、近くで症状がある人の飛沫(ひまつ)を浴びる可能性がある場合には、マスクも一定の効果があると考えられている。しかし野外などでは、マスクでは十分には予防できないとの意見が一般的だ。

 記者会見したWHOのグローバル危機準備担当局長シルビー・ブリアン医師は、新型コロナウイルスを巡っては、警戒レベルが最高度の世界的大流行を意味する「パンデミック」ではなく、根拠のない情報が大量に拡散する「インフォデミック」が起きていると指摘。WHOは科学的に根拠のある情報を発信していくと述べた。

歯磨き粉の効果を高めるには?

食後はお口の中に残っている食べ物をエサに細菌が増えるため、
食後はうがいをし、歯磨きをすることをお薦めします。
歯ブラシは水で濡らさず、歯磨き粉をつける方が清掃効果が高まります。

睡眠時はお口の中の細菌が増えるため、就寝前の歯磨きが大切です。
そして、最低1日に1回は隅々まで磨き、
歯の表面についた細菌の膜や塊を取り除くようにしましょう。
歯磨きに含まれる成分による効果を高めるためには、
歯の表面の膜を取り除くことが必要になります。
歯磨き粉の成分効果を上げるという意味で、
1度の歯磨きで「2回歯磨き」をするという方法もあります。
1回めの歯磨きで細菌を取り除き、
2回めの歯磨きで歯磨き粉の成分を行き届かせます。

歯磨き後のうがいはお口の中の細菌を外に出すために行ないますが、
何回もする必要はないと思います。
特に、2回歯磨きをした場合は2回めの歯磨き後のうがいは軽く行った方が
歯磨き粉に含まれる成分の効果が期待できます。

習慣になっている歯磨きの仕方を変えるのは、面倒かもしれませんが、
毎日行っている歯磨きですので、せっかくなら効果的な歯磨きを行う方が、
お口の健康への近道かもしれませんね。

札幌市衛生研でもウイルス検査可能 道内2カ所目

札幌市は30日、市衛生研究所で新型コロナウイルスの検査が可能になったことを明らかにした。検査に必要な試薬などがそろったため。これまで道内で感染が確認された患者については、国立感染症研究所(東京)に検体を空輸していた。道内で検査できるのは、30日から受け入れ態勢を整えた道立衛生研究所に次ぎ2カ所目。

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