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マスク、もしかして飽和状態? 天ぷら店でも居酒屋でも

新型コロナウイルスの感染拡大とともに姿を消したマスクが、にわかに街角に並び始めた。各地の商店街で衣料品店や飲食店の軒先を陣取り、自動販売機や道路脇でも売られるまでに。中国などからの輸入品が多いとみられ、飽和状態にすらなりつつある。

■マスクだらけの商店街

 雑貨店などが所狭しと軒をつらねる兵庫県尼崎市の商店街。4月末、20店ほどの店頭に箱や袋に入ったマスクが並んでいた。2枚で税込み500円の洗えるマスクもあれば、30枚3千円の使い捨て用もあった。一部の店主によると、同月中旬からマスクを扱う店が急増したという。

 その一角で洗えるマスクを売る小売業の男性(38)がいた。約1カ月前、取引したことのある中国メーカーから、衣料品などを扱う男性の会社にマスクを売らないか提案があったという。激減した売り上げを補おうと5万枚ほど仕入れ、これまでに店頭や知り合いを通じて9割をさばいた。布を切り抜いたもので、ウイルスの侵入を防ぐ効果はほとんどない。2枚1組500円の価格だが、「輸送費などのコストを考えれば妥当な価格」と説明した。

 男性は天ぷら店も営むが、3月の売り上げは開店当初の1月の半分ほどに。家賃などを払った後の手元のお金は3千円。金融支援も受けられず、マスク販売は「当座をしのぐためには必要な商売」になったという。

 厚生労働省などによると、世界的な需要の高まりを背景に、マスクの輸入価格は高騰している。50枚入りの使い捨てマスクの仕入れ価格は従来は1枚5~7円ほどだったのが、4月には約7倍に高まった。原材料の価格も高騰しており、店頭に割高な品が並ぶ要因になっている。

 一方、商店街を進むと、使い捨てマスクの箱が積み上げられている手芸用品店があった。周辺にマスクを扱う店が増え、在庫が余っているという。店員によると、子会社が中国にある工場でマスクを製造して5万箱を仕入れた。4月21日の販売初日には350万円を売り上げたが、ここ数日はその7分の1前後に。そこで価格を1箱3800円から3千円に引き下げた。店員は「あちこちで売られ、あっという間に客が減った」と嘆いた。

 マスクを景品に客を呼び込む店もあった。居酒屋は、中国製使い捨てマスク1枚を弁当とセットにして販売。3月の売上高はふだんの3割程度に減った。そこで弁当販売を始めたが売れ行きは伸び悩み、マスクを付けてから改善したという。店長(38)は「利益にはならないけど、プレミアのような価値はある」と話す。

電話・オンラインでの初診料など

 ― 歯科診療にも適用 ―
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 新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえた時限的・特例的な対応として、歯科医師による電話等を用いた初診が可能となった。

 4月24日の中医協総会で承認されたもので、「歯科医師が(電話等で)診察可能と判断し診察及び処方等を行った場合」に初診料185点が算定できる。

歯科も初診オンラインへ コロナ感染防止で厚労省

厚生労働省は23日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う特例として、歯科でも初診からスマートフォンやパソコンを使ったオンライン診療を認める方針を固めた。院内での感染を防ぐ狙い。

 サービスの対価である診療報酬でオンラインの初診料は1850円で調整。このうち患者は1~3割の自己負担を支払う。24日の中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)に提案する。

 医科では既に初診からのオンライン診療が始まっており、歯科でも対応が必要と判断した。オンライン診療で虫歯などを治療するのは難しいため、痛み止めを処方する場合などの活用が中心となりそうだ。

 歯科診療では、新型コロナウイルスの感染者だった場合、治療で歯を削る際にウイルスが飛散して院内感染するリスクがある。厚労省は、歯科医の判断で不急の治療を延期することや応急処置にとどめることを検討するよう都道府県や政令市などに6日付で通知している。

道内で新たに22人感染 うち院内感染が17人 死亡2人

道と札幌市は21日、新型コロナウイルスの感染者2人が死亡し、新たに22人の感染を確認したと発表した。このうち院内感染とみられるのは17人で、国立病院機構北海道がんセンター(札幌)7人、札幌呼吸器科病院(同)5人、札幌厚生病院(同)2人。遠軽厚生病院(オホーツク管内遠軽町)は3人増の計9人となり、道はクラスター(感染者集団)が発生したとの見解を示した。

 死亡した2人は札幌市と石狩管内のいずれも70代男性。道と市は院内感染との関連を明らかにしていない。道内の死者は23人、感染者は468人(実人数)となった。

 がんセンターでは20~50代の女性看護師6人、50代の男性医師1人の計7人の感染が判明した。市によると、看護師は5人が感染の中心となっている消化器内科の病棟勤務で、1人が別病棟。医師の感染も初めて確認され、厚生労働省クラスター対策班の調査が続いている。

 札幌呼吸器科病院では看護師の50代女性3人と職員の30代女性、入院患者の70代女性の感染が判明。札幌厚生病院では30代の女性看護師と、年齢、性別非公表の入院患者の感染が確認された。

 遠軽厚生病院では20~30代の女性医療スタッフ3人が感染。同じ病棟のスタッフや入院患者と合わせて9人となった。道によると、道内のクラスターは9例目で、うち医療機関は5例。

 この他、札幌市に住む市立小学校給食調理員の40代女性の感染が判明した。同じ小学校の給食調理員の感染は12日に確認された50代女性に続き2人目。市教委によると、児童との接触はない。21日の感染確認者22人のうち、感染経路が不明な感染者は4人。

 一方、20日から道が始めた札幌市中央区のホテル「東横イン札幌すすきの南」での軽症や無症状の患者の受け入れは、21日が10人だった。

宇部興産がアビガン材料 7月から生産再開、山口

宇部興産は22日、新型コロナウイルス感染症の治療効果が期待される新型インフルエンザ薬「アビガン」の材料の生産を7月から宇部ケミカル工場(山口県宇部市)で始めると発表した。2009年までこの材料を生産しており、アビガン製造元の富士フイルム富山化学(東京)側から依頼を受け再開を決めた。供給量は非公開としている。

 原料と医薬品の途中にある「中間体」と呼ばれる材料を生産する。富士フイルム富山化学は15日、アビガンの増産を始めたと発表している。デンカ、カネカなどが原料や原薬の供給を始める予定で、国内の供給体制構築が急ピッチで進められている。

「病院が怖い」受診控えも コロナ拡大で診療に影響、持病悪化の懸念

新型コロナウイルス感染症に対応する病院だけでなく、さまざまな医療機関の日常的な診療に、感染拡大の影響が広がっている。緊急性の低い手術を延期したり、電話での再診に力を入れたりと、医療機関側は院内感染防止に必死だ。一方で、患者側には感染を恐れて受診をためらう動きが出ており、持病の悪化を懸念する声もある。

 「がんや痛みが強い場合など緊急性の高い手術はするが、それ以外の手術は延期を検討する」とするのは福岡市の急性期病院の60代院長。無症状でも感染者がいる可能性があり、手術時の感染を避けたいという。

 日本外科学会などは手術の実施時期を緊急度に応じて判断し、致命的な病気でなければ延期するよう促す提言を公表。院長は「院内感染が起こったら診療できなくなる。何としても防がないといけない」と話す。

 福岡県歯科医師会は緊急事態宣言に備えて4日、緊急性の低い診療は延期も検討するようにと各歯科医院に通知した。同会の川端貴美子専務理事は「高齢者の口腔(こうくう)ケアが誤嚥(ごえん)性肺炎を防ぐように、延期ができない診療もある。受診に迷ったら、かかりつけの歯科医に相談してほしい」と呼び掛ける。

感染症の予防

身近な感染症の風邪の原因はほとんどがウイルスです。
鼻やのどの粘膜から侵入し、細胞に入るとどんどん広がり、
炎症が起きると、発熱などの症状が現れます。
鼻やのどの粘膜が乾燥していると防御力が低下し、より発症しやすくなります。

食中毒は食材や食器の汚染から感染する場合が多く、
肉やレバーなどはしっかりと火を通すことが大切です。
調理後は早く食べるようにし、冷蔵庫を過信しないようにしましょう。

手洗いや消毒はとても大切ですが、
感染症予防には抵抗する力である免疫力や体力も必要です。
新型コロナウイルスも体力や免疫力の低い高齢の方が重症化してしまいます。

日頃から免疫力を上げることを意識し、
バランスの良い食事や規則正しい生活を心がけ、
適度な運動と十分な睡眠をとるようにしましょう。
からだを冷やすと免疫力の低下に繋がりますので、
汗をかいて体温が下がるのを予防したり、湯冷めをしないなど
からだが冷えないような工夫も大切ですよ。

腸内環境を整えることも免疫力を上げる効果があるといわれます。
納豆やキムチなど、発酵食品を摂るのもお薦めです!

▼腸のはたらき:免疫
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/j0vbjeq05xm7227w1uzYM

感染症って?

感染症とは…空気や土、動物や人の中に存在する病原性の微生物が
からだに入って起こる病気のことです。
微生物とは細菌・ウイルス・カビなどのことで、
炎症を引き起こす微生物を病原体とよびます。

病原体がからだに入っても、病気になる(症状が出る)場合と
病気にならない(症状が出ない)場合があります。
症状が出なくても、感染をしていれば保菌者(キャリア)になり、
人に感染させる感染源になってしまいます。

主な感染の経路は以下のようなものがあります。
(1)接触感染
 ・皮膚や粘膜などへの直接的な接触
  汚染された食器や食品や排泄物など
  (ノロウイルス、ロたウイルス、O157、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌など)
 ・血液、体液などが粘膜を通して感染
  (HIV、クラミジアなど)
 ・動物に咬まれたりすることで感染
  (狂犬病、トキソプラズマなど)
 ・蚊やのみ、ダニなどに刺されて感染
  (マラリア、日本脳炎など)
(2)飛沫感染
 ・咳やくしゃみで飛んだ唾液(飛沫)等を吸入
  (インフルエンザ、風邪、風疹、おたふくかぜなど)
(3)空気感染
 ・空気中に浮遊する蒸発した飛沫を吸入
  (ノロウイルス、結核菌など)
(4)母子感染
 ・母体から胎児や新生児への胎盤や母乳を介した感染

新型コロナウイルスは接触感染と飛沫感染といわれています。

身近な感染症としては、風邪や食中毒、水虫やものもらい(麦粒腫)などがあります。
歯周病も感染症で、日本人が一番多く感染している感染症です。
お口の中の歯周病菌が増えて炎症を起こし、発症、重症化し、
歯を失うという悲しい結末に向かいます。
成人の3人に2人以上感染しているといわれる歯周病。
自覚症状がない上に、全身疾患にも繋がるといわれている厄介者です。
感染させない、発症しないためにも
プラークコントロールをしっかりとするようにしましょう。

▼感染症ってなに?【丸石製薬株式会社『感染対策コンシェルジュ』監修】
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/j0vbieq05xm7227w1uRha

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