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:新型コロナ 回復後、再び陽性 道内初 旭川の男性、再入院 /北海道

新型コロナウイルス感染症から回復した旭川市の患者が経過観察中のウイルス検査で再び陽性となった。市が28日に発表した。道によると、陰性が確認された患者が再び陽性となるのは道内初という。

 市によると、再び陽性が確認されたのは飲食店オーナーの70代男性で、道内11例目の患者として既に発表されていた。2月22日から入院し、検査で2回陰性が確認され、3月11日に退院した。

 男性は外出を控えて自宅で静養していたが、18日からせきの症状が出始め再度受診。肺炎が見つかり、改めて検査したところ27日に陽性の反応が出た。男性は再入院したが、症状は落ち着いているという。

眠れないほどの熱・せき、入院19日間「死ぬ覚悟した」

新型コロナウイルスに感染し、入院治療を受けて回復した北海道旭川市内の70歳代男性と、治療に当たった医師が、読売新聞の取材に応じた。男性は「1か月も日常生活がストップすることがつらかった。まさか自分がかかるとは思わなかった」と闘病生活を振り返った。

医師 治療「考え抜いた」

 2月16日から4日間、発熱と下熱を繰り返した。「最初は風邪だと思った」という。男性には、呼吸器疾患の持病があった。20日にかかりつけの病院でコンピューター断層撮影法(CT)検査を受けると、肺の画像に淡く白い影が見つかり、肺炎と診断された。たんなどの検体を採取し、新型ウイルスの検査を受けると、22日に感染が判明。すぐに、市内にある感染症指定医療機関の市立旭川病院に入院した。

 新型ウイルスに対して効果と安全性が確認されている薬は今のところない。治療に当たった同病院の柿木康孝・血液内科診療部長は当初、せきを抑える薬や抗生物質の点滴薬などを使った。鼻から酸素吸入をする処置も施したが、眠れないほど、せきはひどくなり、38度台の熱も続いた。

 院内の感染対策チームは、同様の患者の治療経験がある東京や札幌の病院に電話をかけ、治療法を尋ねた。その中で、エイズ治療薬「カレトラ」を使っている医療機関があることがわかった。

 柿木医師は、この薬は新型ウイルスに対する有効性が証明されておらず、必ずしも効くわけではないことを知っていた。だが、「このまま黙って見ているよりは、投与した方が良いのではないか」と考えた。男性の同意を得て、28日に使い始めた。すると翌日には熱が36度台まで下がった。男性も「あの日に一気に楽になった」と話す。

 男性の60歳代の妻も感染し、同じ病室に入っていた。柿木医師は、妻にもカレトラを投与した。すると、症状が改善。2人はその後、2度のウイルス検査で陰性が確認され、今月11日に退院した。

 男性のカルテには、「死ぬ覚悟をした」という言葉が記されている。柿木医師は「治療薬がない中、考え抜いた決断だった。幸運なケースだったと思う」と話す。

 旭川市内で飲食店を経営する男性は仕事柄、普段から手洗いやアルコール消毒を励行していたという。男性は、「普段の生活に戻れてほっとした。どこで感染してどこでウイルスを広げているのかわからないのが怖い。予防には強い意識を持つことが必要だと思う」と語っている。

妻と2m離れて会話・食事時間ずらす…治療で感染の医師、濃厚接触者作らず

 24日に感染が判明した公立館林厚生病院の60歳代の男性医師は前橋市在住だった。市は25日に記者会見を開き、医師が自宅でも感染対策を徹底させていたため、同市内に濃厚接触者はいないと発表した。

 医師は妻と2人暮らし。市の発表によると、感染者の治療にあたるようになってからは自宅でもマスクを着け、1日5回の体温測定も続けていた。妻と会話する際は2メートル以上の距離を置き、歩く場所も重ならないよう注意し、食事の時間もずらしていたという。

 市は妻の健康状態の観察を行うものの、医師が通勤に自家用車を使っていたことも踏まえ、妻を含めて市内に医師の濃厚接触者はいないと判断した。前橋市保健所の矢沢和人所長は「医師も家族も知識があり、感染予防を図っていた。市民は動揺せずに日常生活を送ってほしい」と話している。

免疫力を高める方法

睡眠をしっかり(6時間以上)とり、バランスのよい食事を摂る。
ストレスを避けるかうまく解消し、適度な運動をする・・・。
などを積極的に行うと免疫力UPに繋がります。

ここで、ストレスに注目したいと思います。
強いストレスを受けると免疫物質IgA抗体が低下します。
慢性的なストレスでも体温が下がったり、
腸内環境が悪くなるといったことから、IgA抗体低下が起こります。

適度な運動や入浴、食事をよく噛んで食べるなどに気をつけて
副交感神経が優位になる工夫すると免疫力UPに繋がります。
食事は腸内環境を整えるために、食物繊維や発酵食品を
積極的に摂るよう心がけましょう。

いつでもどこでもすぐできる免疫力UP法の一つとして、深呼吸がオススメです。
深呼吸は、食べるための機能を落とさないためにもとても大切です。
鼻から息を吸い、お口からしっかり吐ききる深呼吸で免疫力を高めて
元気にいっぱい笑う、良い新年をスタートさせましょう!

▼参考:免疫力を高める方法(大塚製薬)
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/j0ohhbp03xhmdceaxsldn

国内最多の感染者、北海道が「突出して多い理由」

北海道で28日、新たに12人の新型コロナウイルスの感染者が報告され、道内で判明した居住者の感染者は、国内最多の64人となった。北海道で感染者が突出して多いのは、中国人に人気の冬の観光シーズンが感染の広がった時期と重なったためとみられる。

 北海道内で感染が初めて確認されたのは1月28日。中国・武漢からの旅行者だった。2月14日に札幌市で道在住者の感染が初判明して以降、感染者は、函館、苫小牧、根室、旭川、中富良野、北見など広範囲に広がった。

 観光庁の2018年調査によると、中国人旅行者の道内での宿泊者数は1~2月、延べ約60万人で、首位の東京都(約70万人)に肉薄する。今年1~2月に開かれ、202万人が訪れた「さっぽろ雪まつり」では、スタッフ2人が感染したほか、道内外の複数の感染者が発症前に訪れた。

 会場は屋外のため感染リスクは高くないはずだが、札幌医大の横田伸一教授(微生物学)は「ホテルやレストラン、観光施設で感染が広がった可能性は否定できない」と語る。寒さの厳しい北海道では、建物の気密性が高く、地下道が張り巡らされていることが感染リスクを高めたとの指摘もある。

 政府の専門家会議のメンバーで東北大の押谷仁教授は「当初は中国人中心だったが、現在は日本人の間で『クラスター』と呼ばれる患者の集団発生が複数起きていると考えられる。感染拡大を食い止めるには疫学調査を徹底し、クラスターを封じ込めるしかない」と話している。

免疫ってなに?

免疫とは私たちのからだを守り、病原体と闘ってくれるものです。

免疫には「自然免疫」「獲得免疫」があります。
からだに病原体が入ってくると、まず自然免疫が病原体を食べます。
その後、残った病原体に対し、獲得免疫のB細胞が抗体(※)を作り、
T細胞が病原体を攻撃します。
T細胞には、指令・攻撃・制御と分かれた細胞があり
それぞれが関係して役割を果たし、病原体をやっつけます。

笑うことで免疫力を高めることに関係する
NK細胞(ナチュラルキラー細胞)は、T細胞とは違い指令を必要とせず、
単独で体内をパトロールして、感染した細胞を攻撃します。

高齢者・乳幼児・妊婦・喫煙者は免疫力が低下しやすく、
睡眠不足・偏食・ストレス・不規則な生活も免疫力低下を引き起こします。
そして、適度な運動は免疫力を高めますが、過度の運動は免疫力を下げます。

免疫力が下がると以下のような影響が考えられます。
・感染症にかかりやすくなる。
・アレルギー症状が出ることがある。
・病気が治りにくくなることがある。
・疲れやすくなる。
・重大な病気に関わることがある。

お口の病気、歯周病も感染症です。
免疫力が下がると歯周病も発症・悪化を引き起こします。
さらに、歯周病はお口の中だけにとどまらず
全身疾患を引き起こしてしまうことがあります。
免疫力を高めて、病気になりにくいからだを作りませんか?

※抗体:病原体を追い出そうとする対抗物質

▼参考:免疫力とは何か?(一般社団法人日本健康倶楽部)
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/j0ohgbp03xhmdceaxsooI

泣く効果で免疫力アップ

子どもの頃は「オイオイ」と声をあげて泣くこともあったと思いますが、
大人になると、号泣することって少なくなりますよね?
最近、いつ泣きましたか?と聞かれて、
思い出せないくらい泣いていないってこともあると思います。

泣くことによってストレスの解消ができる
という話を聞いたことはないですか?
良質の睡眠をとったときと同じくらい、
泣くことでストレス解消効果があるといわれています。
涙には、目の保護のための「分泌される涙」
玉ねぎやわさびなどの「刺激の涙」
気持ちが動いたときの「情動の涙」があります。
この、情感の涙がストレス解消に効果的といわれ、
特に感動して涙を流すと、スッキリとしたリラックス状態を得られます。
ネガティブな感情の涙はストレスを生む原因になるので、
他者に対する共感の感情で流す感動の涙が効果的といわれます。

思い切り泣くことで自律神経の副交感神経を優位にして、
リラックス状態を作ります。
ストレス状態にあり自律神経のバランスが崩れると、
免疫力の低下に繋がり、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症の
発症リスクを上げてしまいます。
日頃から、自律神経のバランスを整えることを意識した生活で
いざというときに感染症に負けないからだを作りましょう!

ただ、全然泣かない(泣けない)または、泣き過ぎる・・・といった場合は、
自律神経が乱れている場合もあるので、気をつけましょう。

▼自律神経を乱す考え方のクセは引き算で整える(東洋経済)
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/j0fe90q04xx9sik3ko3Fc

涙の成分

涙は目の表面を覆い潤いを保ち、細胞に酸素や栄養を運びます。
そして外界からの刺激から目を守っています。
目に異物が入ったときは、涙によって洗い流します。
涙には「リゾチーム」という殺菌作用のある成分が含まれるため、
感染症予防にも役立ちます。

リゾチームを発見したのは、ペニシリンを発見し、
ノーベル医学・生物学賞を受賞したことで有名な
アレキサンダー・フレミングです。
リゾチームは唾液や毛髪・皮膚などにも存在します。
そして、リゾチームを最も多く含むのは卵白です。
卵白に含まれるリゾチームはなんと!涙の200倍ほどです。

外界からの感染に対しての防御作用として、細菌やウイルスが
侵入しやすい部分では、リゾチームを多く含む涙や唾液が
守りを固めてくれています。

新型コロナウイルスの感染方法は飛沫感染といわれています。
例えば、感染者がくしゃみや咳をしたときに唾(分泌物)が飛び散り、
それを吸いこんだときに感染する確率が高まります。
また、感染者が何かに触ったものを非感染者が触り、
その手で目を擦ると、感染する可能性がないとはいえません。

細菌やウイルスが侵入しやすい場所で、
涙や唾液に含まれるリゾチームが威力を発揮するとはいえ、
ハンドソープを使って指の間や手首までしっかりと洗う手洗い、
アルコールによる手指消毒、ブクブクうがい、
マスク・メガネの装着が大切です。

基本的にマスクの着用は、予防よりも
「感染させないために感染者が装着する」のが望ましいとされています。
唾(分泌物)の飛び散り防止のため、布マスクやタオル等で口を覆うことも
感染症拡大防止に効果があるからです。

▼新型コロナウイルス感染症に備えて 
 ~一人ひとりができる対策を知っておこう~(首相官邸)
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/j0fe60q04xx9sik3kosUY

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