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嚥下障害患者ら支援 県内初、とろみ付き飲料の自販機設置 浜松

嚥下(えんげ)機能が低下した患者や高齢者を支援しようと、とろみを付ける機能を搭載した新開発の飲料自動販売機が23日までに、浜松市中区の市リハビリテーション病院に県内で初めて設置された。コーヒーやココアなど7種をそろえ、飲み物の選択肢が限られる患者らの生活の質(QOL)向上を図る。

 とろみの濃さは3段階用意し、医療機関で使われている食物繊維由来のとろみ材と飲料を自動で混ぜて提供する。ホットやアイス、加糖も選択できる。誤嚥防止のため氷は入らない。

 自販機製造のアペックス(東京都)と嚥下食製造のニュートリー(三重県)が共同開発した。飲料の種類別に混ぜる回数や時間を自動制御する独自技術で、とろみの質を一定に維持できるという。

 自販機はこれまでに全国約40カ所に設置している。「家族など健康な人にも飲んでもらい、嚥下障害への理解を深めてもらえれば」と両社の担当者は述べる。23日に同病院内でコーヒーを購入した医師は「とろみが付いても味が損なわれていないため、おいしく飲める。自販機開発は良い取り組み」と話した。

雑菌と臭い

汗をかく季節になると気になるのが臭い・・。
臭いの原因のひとつが雑菌です。
特に匂う場所の代表格、足。
足に潜む常在菌が、角質や汚れ、垢などを分解することにより
臭いの物質をつくり出します。

足は汗腺が集中しているため、とても汗をかきやすい部位です。
汗そのものは無臭ですが、汗を常在菌が分解し、臭うようになります。
また、全身を支える足の裏は角質が厚くなってしまいます。
角質も常在菌が分解することで、臭いの原因になります。
長時間履きっぱなしのソックスやストッキング、そして革靴。
通気性が悪い革靴の中は、温度が高く湿気がこもりやすくなるため
雑菌の繁殖を促すことになります。

予防としては、よく洗うこと。
足の指の間や爪の中なども丁寧に洗いましょう。
保湿効果があるボディーソープなどは蒸れの原因になることがあるため、
臭いが気になる方は石鹸を使う方が良いかもしれません。
角質も角質リムーバーなどを使って取り除くようにしましょう。

足に潜む常在菌は、本来皮膚の表面を保護する役割があります。
ですが、増えすぎると臭いの元になります。
お口の臭いも常在菌が原因のひとつです。
お口は丁寧な歯磨きと舌の掃除をお薦めします。

自分では分かりにくい「臭い」。
スメルハラスメントにならないよう、日頃から対策しておくといいですね。

▼参考:医師が考える原因と対処法
https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/i0l3mdr0ivywmocrg672u

食中毒の季節です

食中毒予防三原則
1 付けない
2 増やさない
3 やっつける
・・・と何やら物騒ですが、除菌・殺菌が大切です。

食中毒を引き起こしてしまう細菌は、さまざまな場所に生息します。
 お肉など…カンピロバクターやO157
 卵など…サルモネラ菌
 魚介類など…腸炎ビブリオ
 人の皮膚など…黄色ブドウ球菌
他にも、フグなどの毒・毒キノコ・じゃがいもの芽などもあります。
鮮度の落ちた青魚にヒスタミンが蓄積し、食中毒を起こす場合もあります。
ウイルスでは、ノロウイルスが有名ですね。

焼き肉を食べるとき、トングで生肉を焼き網に乗せ、
そのトングで焼けたお肉をお皿に取る…
やってしまいがちですが、カンピロバクターやO157の感染に繋がります。

潜伏期間は、数時間で発症する黄色ブドウ菌から
2週間近く潜伏することもあるO157など
細菌やウイルスによって異なります。

症状は腹痛・嘔吐・下痢・発熱などが多くみられますが、
フグやきのこの毒の場合はしびれや呼吸困難、幻覚などがあります。

予防の基本は加熱、食材や調理器具をよく洗うこと、入念な手洗いなどです。
 ※熱に強い菌もいます。
また、以前にもお話しましたが、よく噛むと食べ物の表面積が広くなり、
細菌が胃酸に触れやすくなるため、食中毒予防に繋がりますよ。

▼参考:厚生労働省「食中毒」
https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/i0l3ldr0ivywmocrg6kBC

「匠の手」脳神経外科医・上山博康さん講演 「僕には、逃げる場所はない。あらゆる手を尽くし、病を治す」

脳動脈瘤(りゅう)の破裂を防ぐ手術をはじめとする脳神経外科手術の第一人者、禎心会脳疾患研究所(札幌市東区)所長の上山(かみやま)博康さん(70)が4月、札幌市中央区で開かれた生涯学習講座「UHB大学」の入学式で講演した。タイトルは「“神の手”と呼ばないで下さい」。上山さんが話した内容の一部を紹介する。

 「マスコミで『神の手』を持つと言われていますが、僕はそう呼ばないでください、と言っています。

 神様から与えられたものではなく、師匠に怒られ、泣きながら、一生懸命に練習して得た技術だからです。『匠の手』と呼んでください、と言っています。

 匠の手は神の手には及びません。でも、神の手はその人が死んだらおしまいですが、匠の手は弟子に伝承することができるのです」

介護医療院創設から1年、本道は16施設821床 最多の整備数に

長期的な医療と介護のニーズを併せ持つ高齢者への日常的な医学管理や看取り・ターミナルケアなどに加え、住まいとしての生活機能を兼ね備えた施設として、2018年4月に創設された介護医療院。1年が経過した本道の開設状況は、老健からの転換が6施設、診療所全床転換が3施設など、計16施設・821床で、全国最多の整備数となっている。

 介護医療院は、地域包括ケアシステムの強化を目指し、生活施設の機能重視を明確化するとともに、医療提供施設、要介護高齢者の長期療養・生活施設として、介護療養病床(療養機能強化型)相当のⅠ型と、比較的容体が安定した人に対応する老人保健施設相当以上のⅡ型が設定されている。

 20年度末までの3年間は新設開設等が認められず、既存の介護療養や医療療養、転換老健からの移行が優先される。

 道内での開設は、函館ファミリークリニックや認知症グループホーム、有料老人ホームなどを展開する医療法人社団向仁会が老健から転換したのが第1号。続いて、札幌西円山病院が系列の定山渓病院(南区)から医療療養病床を移設、道央佐藤病院は医療療養を転換している。

 その後も真栄病院を運営する医療法人尚仁会、聖ヶ丘病院を運営する社会医療法人慈恵会が老健を転換。旭川市では沼﨑病院が道内で初めて介護療養病床から、医療法人社団博彰会は末広中央クリニックをそれぞれ転換した。

 また札苗病院、西の里恵仁会病院が昨年末に開設。今年に入って、渡島管内七飯町の望ヶ丘医院が転換を図り、後志管内蘭越町の昆布温泉病院が介護療養病床全37床をⅠ型、医療療養83床のうち44床をⅡ型とする道内初の混合施設となった。

 同管内余市町の老健こじま、老健なかじま、旭川市の佐藤内科医院が相次いで転換。4月から函館市の武田病院が介護療養60床を全て転換する届け出を行った。

全国150施設 1万床を超える

 厚生労働省が公表している開設状況(3月末時点)は、Ⅰ型が92施設(6858床)、Ⅱ型が55施設(3170床)、Ⅰ型・Ⅱ型の混合が3施設の計150施設・1万28床。転換元は介護療養病床(病院)、介護療養型老健、医療療養病床(18年度診療報酬改定後の療養病棟入院料1・2算定)、同(18年度改定後の経過措置適応)の順に多い。

 この段階で本道は15施設・761床と最も多く、山口10施設(622床)、富山9施設(598床)、岡山9施設(361床)、福岡8施設(931床)、静岡7施設(552床)、鹿児島7施設(245床)と続いている。

70代認知症「6%減」 初の数値目標、25年まで 政府、新大綱に明記へ

 政府は、認知症の人数を抑制するための数値目標を初めて設定する方針を固めた。数値目標は2025年までの6年間に、70代の人口に占める認知症の人の割合を6%減らす案で調整している。予防を推進し、発症する年齢を遅らせることで社会保障費の増加を防ぐのが狙い。今夏、新たに策定する認知症の大綱に明記する方針だ。関係者が15日、明らかにした。

 政府は16日に専門家らの有識者会議を開催し、数値目標の案を示す。

 25年には65歳以上の5人に1人に当たる約700万人が認知症になるとの推計がある。これまでの政策は、認知症になっても自分らしく暮らせる社会を目指す「共生」を柱としてきたが、認知症の「予防」にも力点を置く。

 具体的には、運動や社会参加が予防につながる可能性があるとして、公民館など身近な地域の運動教室の普及などを想定している。ただ、認知症の予防策に関する科学的な根拠は不十分なため、研究も同時に進める。

 認知症の政策では、政府は15年に国家戦略(新オレンジプラン)を策定し、市民サポーターの養成など認知症の人の生活を支える施策を進めてきた。25年には、団塊世代全員が75歳以上の後期高齢者となるため、取り組みを強化する。大綱が新オレンジプランに代わる形で、各省庁ごとに施策の数値目標を盛り込み、今夏、菅義偉官房長官を議長とした関係閣僚会議で決定する。

 ※認知症

 脳の細胞が死んだり働きが悪くなったりすることで、物忘れや妄想、ひとり歩きなどの症状が出て日常生活に支障がある状態。アルツハイマー病や、脳梗塞などが原因で起こる血管性認知症といったさまざまなタイプがあり、根本的な治療法は確立されていない。65歳未満で発症する若年性認知症の人もいる。世界的にも認知症は重要な社会問題と捉えられ、米国やイギリス、フランスでも国家戦略の策定など、取り組みが進んでいる。

かぼちゃの抗酸化作用

夏から秋がカボチャの収穫期です。
ちょうどハロウィンの季節でもありますね。
日本では「冬至の日にカボチャを食べると風邪をひかない」といわれています。
旬の時期に収穫して、寝かせて熟成された食べ頃のカボチャに
栄養がたくさん含まれているからだそうです。

かぼちゃは、野菜平均と比較すると3.7倍ほどのビタミンE含有量を誇っています。
ビタミンEは脂に溶ける油脂性のビタミンに分類される栄養で、
強力な抗酸化作用があります。
活性酸素の害から体を守って、老化防止や動脈硬化症の予防が期待できます。
また、ビタミンEにはホルモンを調整する働きもあり、
肩こりや腰痛など更年期に見られる症状を緩和する効能も期待できます。

カボチャにはいろいろな種類があります。
ホクホクしたもの、しっとりねっとりしたものなど、
料理によって使い分けるとより美味しく食べられます。
やぶちゃんさんは煮物はホクホク派ですか?ねっとり派ですか?

▼参考:かぼちゃについて
https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/i0lsqbr0iver9l9rfdbnm

抗酸化作用スクワット

人間の体は酸素を利用してエネルギーをつくりだしていますが、
酸素を利用すると同時に活性酸素が常に体内で生じています。
この活性酸素が私たちの細胞を傷つけ、被害をもたらしているのです。
活性酸素は老化、がん、シワ、しみ、糖尿病や脂質異常症、動脈硬化などの
生活習慣病の原因となります。

体内で増えた活性酸素を除去していくことが、これらの予防となります。
活性酸素による酸化を抑えることを「抗酸化」といい、
活性酸素から体を守ることを「抗酸化作用」といいます。

ウォーキングや水中歩行程度の軽めの運動は抗酸化作用を高めて
体の酸化を抑えます。
軽めの運動のなかでも今回は、どこでもできるスクワットを紹介します。
スクワットはバランス良く筋肉を鍛えることができます。
下半身の、特に太ももを鍛えられるので、
代謝アップによるダイエット効果や脂肪燃焼効果も期待できますよ。

【正しいポーズのスクワット】
(1)足を肩幅くらいに開き、つま先は正面に向けて、まっすぐ立つ
(2)背中をまるめず、正面をみる
(3)手を軽く握り、ひじを伸ばして、肩から90度くらいの位置にあげる
(4)足のつまさきでなく、踵に重心を乗せながら膝を曲げる
  ※膝に痛みがある場合は、休止するか、膝を曲げすぎないようにする
  ※テーブルやイスなどを前に置いて、体を支えてやっても良い

ゆっくりと、回数を重ねられるペースで実施してみてください。

▼参考:抗酸化作用について
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/i0lspbr0iver9l9rfdEmF

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