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歯の芽

赤ちゃんの歯(乳歯)は生後6ヶ月前後から生え始めます。
個人差があるため、早い子では産まれた時にすでに歯が生えている、
1歳を過ぎても歯が生えない…といったこともみられます。

産まれた時にすでに歯が生えている場合、
母乳授乳時に噛まれてしまうなどといったことがありますので、
小児歯科受診をお薦めします。
また、1歳3ヶ月頃を過ぎても歯が生えてこない場合も
欠損歯(もともと歯がない)場合も考えられますので、
歯科医師に相談するようにしましょう。

乳歯は母親の胎内にいる時にすでにもとになるものが出来上がり、
これを「歯の芽」(歯胚:しはい)といいます。
歯胚は妊娠6~7週目程から出来始め、
10週目くらいには上下に20本の乳歯の元が出来上がります。
その後、4ケ月頃から石灰化(カルシウムの沈着)が起こり、
硬い歯が出来上がっていきます。
この時期に数本の大人の歯(永久歯)の元も出来上がり、
残りは産まれてから作られます。

歯は一生ものであり、からだの健康や見た目にも大きな影響を与えます。
歯はカルシウムだけで出来ているわけではなく、
タンパク質やビタミンなどの栄養素も必要になります。
頑丈な「歯の芽」を作るためには、母親がバランスのいい食事により
必要な栄養素をしっかりと摂るということが大切です。
妊娠がわかる頃には「歯の芽」は出来始めますので、
日頃から食事の栄養バランスに気を付ける必要がありそうですね。

▼参考:歯とお口の発生と育ち方
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/h09smys0wt58jbk7rgR8c

ちょっと気になる!≪アイスクリーム頭痛

冷たいかき氷やアイスクリームを食べると
頭がキーンと痛くなったという経験をされたこと、ないでしょうか。
それは「アイスクリーム頭痛」という正式な名前を持つ頭痛の一種です。

原因は2つ考えられています。
1.勘違い説
 強い刺激を受けることにより温痛覚が「冷たい」を「痛い」と勘違いし、
 おまけに痛みの部位まで間違ってしまうという説。
2.血管炎症説
 喉元が急激に冷やされることから頸動脈の収縮が起こり、
 体温維持を目的とした血流が増えて血管が伸展し、
 放出された炎症物質が三叉神経を刺激して神経原性炎症を起こす説。

いずれにせよ、短時間で治まる、からだへの悪影響が少ないといったことから
あまり研究はされていないようです。
ただ、片頭痛との関連性は大きいようで、片頭痛がある方とそうでない方では
現れ方に顕著な違いがあります。

アイスクリーム頭痛を起こさないためには、
冷たいものはゆっくり食べる、舌の奥の方にいきなり入れない、
などに気を付けると起こり難いかもしれません。
一瞬の痛みでも、強烈な痛みなので避けたいですよね。
是非、試してみてください。

▼参考:アイスクリームで頭痛が…こめかみがキーンと痛む!治し方は?
https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/h09snys0wt58jbk7rgdvB

よい眠りのために…

毎朝、すっきり目覚めていますか?
深い眠りを得るためには、日中活発だった交感神経をオフにして、
副交感神経に切り替える必要があります。
そして、深部体温を下げることが大切となります。
眠くなると、手足が温かくなりますよね。
これは、手足から熱を出すことで深部体温を下げているからです。

そのために、「大の字」で寝るとからだの緊張がとれ、
血行もよくなるので、リラックスし、深部体温を下げられます。
いびきが気になる方は、横向きで眠ると改善されることがあります。

また、寝る前のアルコールやタバコは控えるようにしましょう。
寝ている間は唾液があまり出ない仕組みになっているため、
お口の渇きを誘発するアルコールやタバコは、
口腔内細菌を増やすことに繋がり、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。

からだにも、お口にも、質のいい眠りを心がけて、
忙しい季節、元気に乗り切りましょう!

▼参考:白川修一郎先生インタビュー
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/h0lczcu0ytt8r1vt08MZm

睡眠時無呼吸低呼吸症候群

人生の約1/3を占めるといわれる睡眠。
個人差や年齢差はありますが、
成人でだいたい7時間~9時間が理想的とされます。
睡眠は脳が休息するノンレム睡眠と、脳波が浅くなるレム睡眠という
性質の違う2つの睡眠を繰り返しながら成り立ち、
周期は日や状態によって変わります。
レム睡眠のときに夢を見るといわれ、
ここで目覚めると、すっきりとした目覚めに繋がりません。

日本人は睡眠時間が短い傾向にありますが、
「ショートスリーパー(短時間睡眠で大丈夫な体質の人)」は
0.5%以下で、遺伝要素が影響します。

睡眠時間が少ない人の中には、不眠症などのように眠れない場合と、
「睡眠時無呼吸低呼吸症候群」などのように、
睡眠時間は長いけれどよく眠れていない、といった場合があります。
睡眠時無呼吸低呼吸症候群は原因の9割が
何らかの原因で、のどの気道が狭くなることです。

寝ても寝ても眠く、いびきをかく人は、
睡眠時無呼吸低呼吸症候群の確率が高いため、
体内の酸素が不足して心臓への負担がかかることや、
事故や突然死に繋がりかねません。
マウスピースなどの治療で効果が得られることもあります。
気になる方は、歯科専門外来を受診されるといいかもしれませんね。

▼参考:睡眠時無呼吸症候群
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/h0lcycu0ytt8r1vt086mF

歯学部出身者ら優遇「痛恨の極み」…岩手医大

 文部科学省による医学部入試に関する緊急調査で、岩手医科大(盛岡市)でも編入試験と一般入試で一部の受験生を優遇していたことが8日、明らかになった。同大は記者会見で「社会の信頼を揺るがす事態になったことは痛恨の極みで心からおわびする」と謝罪し、運用を見直す方針を示した。

 同大によると、文科省の指摘を受けた一つが、今年2月の歯科医師免許取得者らを対象にした医学部への編入試験。2013年頃から募集要項に明記せずに同大歯学部出身者の合格枠を設け、34人が応募した今年は合格者7人のうち3人を占めた。

 編入試験の応募者には、卒業後に県内の地域医療に従事することを確約する誓約書の提出を求めており、佐藤洋一医学部長は「地域医療への意欲や信用性に比重を置いている。(同大歯学部出身者の優遇は)大学の裁量の範囲内だと思っていた」と釈明した。

 また、今年度の医学部一般入試(募集定員90人)では特定の受験生を優先的に合格させたと指摘された。

 同大は1月の入試で当初135人に合格を出したが、100人弱が辞退したため、繰り上げで51人を追加合格とした。この際、当初の合格者に近い評価だった受験生が含まれず、面接の点数が明らかに下回っていた受験生を追加合格とした点を文科省は不適切だと指摘。その経緯を記した書類が残されていないことも問題視した。

 同大は「性別や浪人生など、特定の属性で差別はしていない」と説明。今後は成績順位を順守して合格者を選抜し、記録を残すなど合格に至った経緯の透明性を確保するとした。

 祖父江憲治学長は「透明性の担保などを粛々と進める。岩手をはじめ東北の医療を担うために多くの人材を育てたい」と話した。

固定プレートとスクリューの偏心で周囲骨折のリスク増?

骨粗鬆症性左上腕骨の第4世代複合材料模擬骨20例で、固定プレートと端部スクリューの偏心によるインプラント周囲骨折リスクを検討。プレートが中央位置、最近位(第6穴)、スクリューが中央位置のノンロッキングスクリュー(NLS)の1群を対照とし、プレートは偏心位置(2-4群)で、同スクリューが骨中心部を通るNLSの2群、同スクリューがプレートに垂直で骨皮質に偏心的なロッキングスクリュー(LS)およびNLSの3群および4群と比較した。

 その結果、1群では、破断トルクが2群(P=0.006)や3、4群(ともにP<0.001)より有意に高く、破断吸収エネルギーは3・4群より有意に大きかったが(P=0.04、0.004)、2群との有意差はなく、プレート偏心によるリスク増加と端部スクリューの骨中心通過によるリスク低下の可能性を示した。

人生100年時代の研究 

 日本は世界でトップクラスの長寿国です。厚生労働省によると2017年の日本人の平均寿命は男性81.09歳、女性87.26歳。衛生環境や食料事情などが改善され、平均寿命はどんどん延びており、「人生100年時代」も唱えられています。
 老化に関する研究を長く続けていらっしゃる東京大学の小林武彦教授は「現在の科学が想定できる人間の寿命の限界は、およそ115歳」と推測しています。
国内の最高齢者をみると男性は113歳、女性が115歳(11月20日時点)。世界で最も長く生きた人は1997年に122歳で亡くなったフランス生まれの女性、ジャンヌ・カルマンさん。公的な記録で確認できる120歳を突破した唯一の例であり、こうした事実からみても115歳説はおおむね妥当だと考えられます。
 人間はいったい何歳まで生きられるのか、どんな要因が寿命を決めているのかを追究する研究が活発になってきており、そのカギとして、「遺伝子」「生活習慣」などが注目されています。

扁平上皮がんの転移をTRIM29分子が制御 北大

北海道大学は11月2日、扁平上皮がんにおいてTRIM29と呼ばれる分子ががんの転移を制御するメカニズムを明らかにしたと発表した。この研究は同大大学院医学研究院皮膚科学教室の研究グループが行なったもので、研究成果は米国がん研究学会雑誌である「Cancer Research」に掲載された。

 TRIM29分子は皮膚・頭頸部などの正常の重層扁平上皮でケラチンの正確な分布を制御していると考えられる。一方、扁平上皮がんではTRIM29発現が低下しており、それがケラチンの分布の異常と細胞遊走・転移能の獲得に寄与していることが判明したとしている。

 今回の研究成果は、扁平上皮細胞における診断や予後予測のバイオマーカーとしての活用や、治療標的につながることが期待される。

(医療NEWS 11月6日より)

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