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にしんの卵「数の子」。

お正月と言えばおせち料理ですが、召し上がりましたか?
おせち料理の定番、にしんの卵「数の子」。
魚卵というとコレステロール値が高そうですが、
数の子は意外に低く、鶏卵の2/3程しかありません。
更に不飽和脂肪酸のEPAやDHAが多く含まれるため、
血中コレステロールを下げてくれます。
しかも、脳の活性化を促すので、認知症予防のためにもお勧めです。
また、抗炎症作用があるEPAやDHAは歯周病の緩和にも効果が期待できます。
プチプチが美味しいし、お正月だけではなく、普段にも是非食べたいですね~!

▼魚卵トリビアあれこれ
https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/h0fw4fq0stgnb6blylEvY

菊谷先生が旭川に来ます。

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3月4日菊谷先生が、市民公開講座で講演します。
詳細は、添付ファイルをご覧ください。

妊娠時の口腔ケアや歯科診療に注目。むし歯や歯周病になった妊婦は約4割。

妊娠・出産・育児サイト「ベビカム」のインターネット調査によると、妊娠してからむし歯や歯周病に罹患した人が38.2%にものぼることがわかった。また妊産婦歯科健診については、66.7%の人が「受けた」と回答。多くの自治体で無料実施されているためか受診率は高めになっている。また、妊娠中に歯科医院に行くことに不安を感じるかとの問いに、約半数の人が「はい」と回答した。さらに、妊娠中に歯科治療を受けたかどうかについては、44.7%と半数近くの人が受診。歯石や歯垢除去などの定期健診が79.6%、むし歯の治療が60.8%と上位を占めた。妊娠中は女性ホルモンの分泌量が減少すると言われている。女性ホルモンは歯周病菌の繁殖を促進させ、唾液が減ることでむし歯になるリスクも高くなる。また、つわりが始まると嘔吐などにより口腔ケアがしづらくなり、歯科治療もままならない。日々のメンテナンスはもちろん、妊婦のむし歯や歯周病に関する正しい知識を発信していくことが必要であり、不安や不満の解消などケアの充実も大切だろう。

介護食 軟らかさ一目で

 食べ物をかんだり、のみ込んだりするのが難しい高齢者や障害者らに向け、市販の介護食品に軟らかさなどの目安を示す新しい表示制度ができた。愛称は「スマイルケア食」。介護食の選びやすさや、栄養相談のしやすさが向上する効果が期待されている。農水省によると、介護食品の軟らかさの表示は、複数の規格が併存している。メーカーによって基準がまちまちだと、選ぶのが大変。統一されれば、在宅医や訪問管理栄養士にも相談しやすくなりますと期待を寄せる。
 在宅介護は孤立しがち。食品についても気軽に相談できる環境がもっと整ってほしい。食のバリアフリー化が進むのを願っています。国立国際医療研究センター病院(東京都新宿区)のリハビリテーション科医長で、嚥下障害に詳しい藤谷順子さんは「市販の介護食に、国が公的な基準を設けた意義は大きい。摂食・嚥下機能に障害がある人への食事指導は診療報酬の対象となったので、新しい表示も使って、医療機関へ積極的相談してほしい」と話している。
                  北海道新聞 2017.10.18

ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2017 「いい歯で、いい笑顔」を日本中に。

8020運動の積極的な推進とともに、歯科医療への正しい理解促進を図ることを目的に展開しているベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2017(主催:日歯、協賛:株式会社ロッテ)授賞式が「いい歯の日」の11月8日(水)、都内のシャングリ・ラホテル東京で開催され、女優の米倉涼子さんと俳優の草刈正雄さんが「今年、最も笑顔が輝いた著名人」に選ばれた。
                  日歯広報 2017.11.15

平成30年度診療報酬改定決まる

来年度予算編成の焦点だった医療・介護・障害福祉の3分野の報酬改定を巡る政府内の調整が決着した。

 医師らの技術料や人件費に当たる、診療報酬の「本体部分」と介護、障害福祉はいずれもプラス改定となった。ただし、診療報酬は本体部分を0.55%引き上げるものの、薬や医療材料の実勢価格に合わせる形で「薬価部分」を1.45%下げるため全体では0.9%のマイナスになる。

診療報酬本体 +0.55% (国費+600億円程度)
各科改定率 医科 +0.63%
歯科 +0.69%
調剤 +0.19%
薬価 -1.36%
材料価格 -0.09%

術前後の写真や体験談は禁止 厚労省が医療広告の新規制

厚生労働省は11月29日、医療機関のホームページやインターネット広告で、手術前後の写真や患者の治療体験談の掲載を禁止する新たなガイドラインをつくった。

 美容医療では加工した写真などの不適切な情報がネット上に掲載されるケースが相次いでおり2018年6月から適用する方針。副作用のリスクや治療内容の詳しい説明があれば規制の対象外となる。

 具体的な禁止広告も例示。「どんな難しい症例でも必ず成功します」「1日で全ての治療が終了します」などは虚偽広告とした。

 「著名人も推薦しています」など他の医療機関より優れているとの誤解を与える恐れのある宣伝は、比較優良広告に当たるとし、禁止とした。

 体験談については、ネット上に口コミ情報などを書いた患者が医療機関から報酬が支払われているケースを想定。特定の医療機関に誘導する意図があるため、規制対象とした。

(日本経済新聞 11月29日)

いびきから睡眠時無呼吸症候群のスクリーニングを行う新規システム開発 徳島大

 徳島大学は12月13日、患者に接触することなく録音した睡眠音からいびきを抽出し、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のスクリーニングを行う新規システムを開発したと発表した。

 高齢者では20%以上がSASとの報告があり、また近年では、認知症患者の多くにSASがあることが判明。初期の段階でSASの診断、治療を行うことが求められている。

 その手法は、睡眠音から有音区間を推定し、有音区間からいびきを抽出、いびきの音響解析によるSASスクリーニングを行い、背景ノイズに埋もれている呼吸信号の検出を目指して、ニューラルネットワークに基づく新たな有音区間推定法を開発したという。

 今後、在宅でも使用可能な非接触の病気検査機器を製品化することができれば、健康寿命の延伸、生活の質の向上につながると期待される。

(医療NEWS 12月15日)

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