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唇裂・口蓋裂:相談を 来月3日、高知・療育福祉センターで /高知

上唇や上あごが生まれつき裂けた唇裂(しんれつ)・口蓋(こうがい)裂の子どもを育てる上での疑問や不安に、医師や言語聴覚士ら専門家が応じる療育相談会が12月3日、高知市若草町の県立療育福祉センターで開かれる。主催は、療育福祉センターと県言語障害児を持つ親の会。

 約500人に1人の割合で生まれる唇裂・口蓋裂の赤ちゃんは、生後間もなくから手術や矯正治療が必要な場合がある。相談会では、兵庫県西宮市の山本歯科医院・矯正歯科クリニックの山本一郎医師や神戸市灘区の形成外科「さわだクリニック」の澤田正樹医師らが相談にあたる。以前の相談会では「どのような哺乳瓶が使いやすいですか」「手術が遅れると、ことばに影響しますか」などの相談が寄せられたという。

 当日は午前8時半~午後0時10分が個別相談、午後1~3時が医師らによる合同相談になる。無料だが、事前予約制(11月21日締め切り)。高知県外の人の参加も可。申し込みは土佐市立高岡第一小学校ことばの教室内の「高知県言語障害児を持つ親の会」事務局(088・852・3356、ファクスも)へ。

第5回介護の笑顔写真展旭川

平成29年11月11日 10:00~17:00(入場無料)
イオンモール旭川西店1階グリーンコート
にて開催されます。

もしかして糖尿病?…歯科で所見、医科に紹介

知事は8日の定例記者会見で、糖尿病の早期発見や早期治療につなげるため、医科と歯科の連携を進めると発表した。

 県健康増進課によると、協力医療機関として県に登録した歯科を患者が受診し、「歯周病の治りが遅い」など糖尿病の症状がみられた場合、糖尿病かどうかを判断するため、歯科が医科に患者を紹介するという仕組み。糖尿病を早期発見することで重症化を予防し、人工透析などの医療費の軽減を図る。また、普段医科の診察を受ける機会がなく、糖尿病に気づいていない患者の早期発見にもつなげる。

 知事は「早期発見と早期治療で医療費を軽減するというよい循環を期待したい」と述べた。

 10月末までに、医科45、歯科105の医療機関が登録した。県は今後も協力医療機関を募集していく。協力医療機関のリストは県健康増進課のホームページ(http://www.pref.yamanashi.jp/kenko-zsn/seizinhoken/sikahoken.html)に掲載されている。

高齢者肺炎球菌ワクチンで学会再見解

日本呼吸器学会はこのほど、「65歳以上の成人に対する肺炎球菌ワクチン接種に関する考え方(第2版)」を公式ホームページで公開した。これは、日本呼吸器学会と日本感染症学会が合同委員会を組織し、作成。両学会は第2版でも、米国予防接種諮問委員会(ACIP)の、13価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV13)-23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(PPSV23)連続接種の推奨を「全面的には受け入れるべきではない」としている。今後は、ACIPが2018年に予定している、成人におけるPCV13推奨の見直し内容などを踏まえ、PCV13-PPSV23連続接種の推奨の是非について再評価を行うとしている。

 PPSV23は、2014年10月1日より65歳以上の成人を対象の定期接種が開始され、PCV13は2014年6月に、65歳以上の成人に適応拡大された。このため、2種類の肺炎球菌ワクチンをどのように使い分けるか、併用する場合には適切な投与間隔はどのように考えるべきかの判断が必要とされていた。日本呼吸器学会と日本感染症学会は「65歳以上の成人に対する肺炎球菌ワクチン接種の考え方(第1版)」を2015年1月に発出。2年9カ月が経過したことから見直しを行い、このたび第2版を発出した。

 第1版で両学会は、65歳以上の成人に対するPCV13の免疫原性、安全性に関する国内・国外のデータは認められるが、臨床効果の成績はオランダにおける一報のみだったことなどから、65歳以上の成人におけるPCV13を含む肺炎球菌ワクチンのエビデンスに基づく指針を提示することは困難と判断。また、ACIPが発表した成人の肺炎球菌ワクチンの65歳以上の成人に対する推奨については、日本と米国での背景の違いなどから、PCV13接種を含む推奨内容を全面的には取り入れるべきではないと判断していた。

 今回の第2版でも両学会は、ACIPのPCV13-PPSV23連続接種の推奨を全面的には受け入れるべきではないとしている。その理由として、第1版の公開以降、65歳以上の成人に対するPCV13の臨床効果に関する追加情報がないことや日本の成人におけるPCV13とPPSV23による血清型カバー率がいずれも不変またはやや減少傾向であることなどを挙げている。

 今後は、ACIPが2018年に予定している、成人におけるPCV13推奨の見直し内容と日本の日本医療研究開発機構(AMED)の分析結果を踏まえ、PCV13-PPSV23連続接種の推奨の是非について、再評価を行うとしている。

歯に「ありがとう」 長崎で供養 園児ら参列

日本歯科医師会が定める「いい歯の日」(11月8日)に合わせ、治療で抜いた歯や子どもたちの乳歯を供養する「万歯供養」が、長崎市鍛冶屋町の大光寺で行われた。

 同市歯科医師会が毎年開催しており、歯科医師や近くの保育園の園児ら約40人が参列。同市内の歯科医院から集められた歯を詰めた瓶が祭壇に置かれ、読経が終わると、園児たちが「乳歯さんありがとう。永久歯さんよろしく」と声をそろえた。

特養で配膳ミス、入居女性パン詰まり意識不明

南アルプス市在家塚の社会福祉法人が運営する特別養護老人ホームで10月、施設職員が入居者の女性(77)に配膳する食事を間違え、女性がパンを喉に詰まらせ、その後、意識不明となっていることが5日、分かった。この女性を巡っては3月にも同様の配膳ミスがあった。担当者は「いずれも施設側の過失。2度も同じ事故を起こし、大変申し訳ない」としている。

 施設によると、事故があったのは3月15日と10月18日の朝。女性はのみ下す機能に障害があり、軟らかい食事を提供しなければならなかったが、誤って普通のパンを出した。3月の時は職員が食べ物をかき出すなどしたが、10月の際は女性が一時心肺停止状態となり市内の病院に搬送、現在も意識不明の状態という。

 3月の事故後、職員が入居者の食事リストを共有するなど再発防止策を講じていたという。10月の事故を受け、施設は市に報告するとともに事故調査委員会を設置し、原因の調査や再発防止策を検討している。

 施設長は取材に対し「最初の事故があった時に再発防止策がしっかりとできていなかったことが、2度目の事故につながった。入居者や家族に大変申し訳なく思っている。事故原因をはっきりさせ、再発防止を徹底したい」と話している。

県歯科医師会館に休日診療所が移転

日曜・祝日、お盆、年末年始に歯科の急患に対応する福井市休日急患歯科診療所は3日から、県歯科医師会館(福井市大願寺3の4の1)に移転して診療を行う。

 同診療所は、虫歯の強い痛みや歯の脱臼、腫れなどに対処、年間約千人の県民らが利用している。これまでは約50メートル離れた同医師会館別館内にあったが、医師会館の新築に合わせて移転した。県歯科医師会は「器具や機器を一新し、より整った環境で急患に対応できる」としている。

洗口液に異物混入 大分市の小学校 健康被害はなし

大分市教委は1日、市内の小学校で虫歯予防のフッ化物洗口液に異物が混入していたと発表した。児童が口に入れる前に見つけたため、健康被害はない。

 市教委によると、同日午前8時20分ごろ、クラス担任が専用容器に入った洗口液を紙コップにつぎ分けた際、直径約0・5ミリの黒い異物が浮いているのに気付いた。県薬剤師会に異物の調査を依頼している。

 容器は毎回の使用後、学校で水洗いして保管。学校薬剤師が新しい液が入った容器を届ける際、回収して洗浄している。市教委はポンプ部分に異物が残っていた可能性があるとみて、別の容器に取り換える方針。それまで小学13校、中学2校で実施している洗口を取りやめる。

 市教委は昨年、同市内の公立小中の計2校で洗口を始めた。学校数を順次増やし、2020年から全校で実施する計画。

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