L8020菌の歯周病菌抑制における効果は、ヨーグルトでも実証済み。広島大学の学生ボランティア50名を対象に、2週の間、毎日昼休みみ1個食べたところ、むし歯菌が80%以上、4種類の歯周病菌は40~90%も減少させる効果が見られた。また、カンジダ菌の抑制効果も認められており、バイオフィルムの抑制にもつながるという。
L8020菌の歯周病菌抑制における効果は、ヨーグルトでも実証済み。広島大学の学生ボランティア50名を対象に、2週の間、毎日昼休みみ1個食べたところ、むし歯菌が80%以上、4種類の歯周病菌は40~90%も減少させる効果が見られた。また、カンジダ菌の抑制効果も認められており、バイオフィルムの抑制にもつながるという。
大型地震や洪水などの自然災害が多発している近年。そのような災害時には日常的な口腔清掃が困難な状況が起こりうることも考えられる。口の中の様々な細菌が増加することで口腔環境が悪化し、むし歯や歯周病だけでなく誤嚥性肺炎の発症にもつながりかねない。九州大学歯学部歯学科口腔保健学の山下喜久教授らは、ロッテ中央研究所との共同研究により、口腔清掃が困難となる野外演習に参加した陸上自衛隊員76名を対象に、キシリトール配合ガムを噛むことで口腔環境の悪化を軽減できるのかを調査。被験者をキシリトール配合ガム摂取群と非摂取群に無作為に振り分け、摂取群の被験者は1日につき7回5分間のガム摂取を2日間行った。野外演習の前後で、被験者の唾液中に含まれる全細菌数を比較したところ、非摂取群に比べ摂取群の方が有意に抑えられていたという。
男女ともに歯科医師数は増えているが、特に女性の増加の傾向が顕著だ。昭和50年に比べ、男性が約2倍なのに対し、女性は5倍近くにものぼっている。そんな中、日本歯科医師会の女性歯科医師の活躍検討ワーキンググループでは就労環境などを調査。その結果、女性歯科医師ならではの悩みが明らかになった。調査対象者は20~30代の女性歯科医師1238名で、そのうち回答したのは388名。回答者の平均年齢は32.6歳で子供がいる人は20代で1割、30代で4割だった。
むし歯、歯周病、事故等歯を失う原因は様々です。
5本以上歯を失った人は4本以下の人に比べて
消化器系の癌で死亡する確率が約2~3倍に上がる傾向がみられ、
脳卒中や心臓疾患で死亡した人には
こういった因果関係は見られないそうです。
このことから癌とお口の健康は深い関係がある
ことがわかります。
口腔内には300種を超える細菌が済んでいます。
その中にはタンパク質を分解する際、
H2S(硫黄水素)やメチルメルカプタン等
口臭の原因となるVSC(揮発性硫黄化合物)を
作り出すものもあります。
通常は基底膜で細菌や毒素が歯肉中に侵入することを
防いでいますが、このVSCがバリアーを破壊し
歯周病を発生させる化学反応を起こします。
そしてVSCは遺伝子を傷つけて癌の引き金になる
活性酸素を増やすこともあります。
咀嚼できればなんでも良いのでは?
と思われるかもしれませんが、そうでもありません。
ガムにはいろいろなものが配合されています。
・フラボノイド(口臭予防)
・カフェイン(眠気予防)
・ビタミンC(疲労回復、栄養補給)
・キシリトール(むし歯予防)
キシリトール配合のガムは
「ストレプトコッカスミュータンス菌」が
強い酸を放出できず、むし歯になりにくいのです。
人工的に作られたガムならではのメリットですね。
もう一つのメリットは
「飲み込まないために舌が複雑な動きをする」ことです。
舌を支える首や大胸筋まで鍛えることになります。
私としては、これがガムを咀嚼することの
最大のメリットではないかと思います。
最近、良い香りのするガムに気持ちを奪われつつあります。
ダイエットのため、禁煙のため、認知予防のため、
口腔環境を整え唾液分泌を促進させるため、etc…
あなたもガム噛んでみませんか?
日々のストレス、感じていますか?
実はストレスを感じて歯を食いしばることが
頭髪の抜け毛に影響を及ぼしています。
ストレスがかかった状態の時、
人は自然と歯を食いしばってしまいます。
緊張したり、何かを我慢したりするときにも
歯を食いしばることが多いと思います。
それによって頭が強張ってしまい、
頭皮の血行不良を引き起こして、抜け毛に繋がるのです。
また、噛み合わせが悪いと片側だけ血行不良になる場合もあり、
抜け毛だけでなく輪郭や口の形にも関わります。
ストレスで睡眠時に歯ぎしりをしている方も多く、
それも抜け毛の原因になりますし、
睡眠の質を低下させることでさらにストレスを引き起こす、
という悪循環が生まれます。
強いストレスを感じると唾液も出にくくなりますが、
唾液に含まれている「シアル酸(N-アセチルノイラミン酸)」には
育毛効果があります。
ドライマウスの症状が抜け毛にも影響していることになります。
噛み合わせや唾液の分泌が抜け毛や薄毛に関係しているなんて、
少しビックリではありませんか?
髪を守りたい方は口の健康にも気を遣いましょう。
睡眠時の歯ぎしりにはマウスピースなども効果的ですし、
マッサージをして頭皮を柔らかくするのも良いかもしれませんね。
女性ホルモンの「卵胞ホルモン:エストロゲン」は妊娠しやすい身体を作り、
「黄体ホルモン:プロゲステロン」は妊娠の維持に大きく関与しています。
一方、エストロゲンは歯周病原細菌の増殖を促し、
プロゲステロンは炎症の元であるプロスタグランジンを刺激します。
これらは妊娠終期には月経時の10~30倍になり、
妊娠性歯肉炎が起こりやすくなるのです。
妊婦が歯周病に羅患している場合、低体重児及び早産のリスクが
7倍~7.5倍になると言われています。
これは歯周病を発症することにより、炎症によって
増える生理活性物質:サイトカインが陣痛を促す子宮収縮作用のある
プロスタグランディンの分泌を促すためです。
エストロゲン、プロゲステロンは妊娠に不可欠ですが、
歯周病・歯肉炎を起こしやすくし、
歯周病により早産のリスクを高くさせる・・
厄介なメカニズムですが、
基本的にプラーク(歯垢)が残存しない清潔な口腔内では
起こらないか、軽度で済みます。
妊娠中のプラークコントロールはとても大切です。
喫煙者の方から「最近は分煙室や喫煙ルームなど
すっかり煙草が吸いにくい世の中になったよ」という
声を聞きます。
確かに、受動喫煙の害が大きく取りざたされ、
自身への癌や全身疾患へのリスク、さまざまな悪影響が
あるということはたくさんの方が知っていらっしゃいます。
煙草を吸うという行為で一番最初に触れるのが口です。
喫煙により唾液の分泌量が減ります。さらに煙草に含まれるニコチンが
血管を収縮させるため、酸素や栄養分の供給が不十分になり、
免疫細胞の働きを抑えて抵抗力が落ちてきます。
つまり、元々自覚症状が少ない歯周病ですが、喫煙することにより
更に自覚症状が現れにくいということです。
喫煙者の歯肉は赤黒く着色し、炎症症状が分かりにくくなる
という特徴もあります。
ですが、吸い続ける悪影響と禁煙するストレス、
どちらがからだに負担をかけるか…
まずは是非、ご自身の定期検診、そして周りの愛煙家の方への
受診を勧めてみてはいかがでしょうか。