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歯にレンズ埋め移植手術、視力回復 シドニーの眼科病院

自分の歯にレンズを埋め込み、移植して視力を回復――。こんな珍しい手術が、オーストラリア・シドニーの眼科病院で行われた。手術を受けた2人は、ほとんど物が見えない状態から視力が回復したという。地元紙サンデーテレグラフが16日、伝えた。

 同紙によると、手術は、角膜の障害が原因で視力を失った人たちが対象。豪南東部ゴールバーン在住の男性、ジョン・イングスさん(72)と北東部ケアンズの女性レオニー・ガレットさん(50)の2人が受けた。

 手術では、最初に2人の歯を抜いて穴を開け、プラスチック製のレンズを埋め込んだ。その歯をほおの内側に縫い付け、3カ月ほどして歯が、抜かれる前のように自ら組織を作ることができるようになった時点で眼球に移植。自分の歯を使うため、移植に伴う拒絶反応は起こらず、2人の視力は復活した。

 イングスさんは「手術前には、もう何も見えなくなってしまうのだろうと思っていた」と同紙に語った。同種の手術は南半球では初めて。欧米では手術例があり、主治医の2人は、2004年以降に数件の手術が行われたドイツで学んだ。09年には米国での初めての手術が報道されている。

歯2本折り、鼻も骨折 被害男性、脳振とうも

米シカゴで離陸前のユナイテッド航空機から男性客が引きずり出され負傷した問題で、被害者のケンタッキー州のデービッド・ダオ医師の代理人弁護士は13日、記者会見し、ダオ氏が歯を2本折り、鼻も骨折した上、脳振とうも起こしていたと明らかにした。

 記者会見に同席したダオ氏の娘はユナイテッド航空の対応について「驚き、うんざりしている」と述べた上で「いかなる人間に対しても(同様の問題が)起きるべきではない」と訴えた。

 ダオ氏は一部で中国系と報じられていたが、弁護士はダオ氏がベトナム移民だと明らかにした。

歯科医院を禁煙支援窓口に 京都府内初、丹波で9院認証

禁煙の支援に取り組む歯科医院を認証する京都府内初の制度が、丹波2市1町で始まった。4月1日時点で計9医院が認証を受けた。地域の歯科医院が禁煙外来への誘導役を担ったり、喫煙者に正しい知識を伝えたりして、禁煙のサポート体制を拡充する。

 制度は、府南丹保健所や各種団体の代表、歯科医らでつくる「きょうと健康長寿推進京都丹波地域府民会議 歯の健康8020推進部会」が創設した。禁煙を啓発し、研修を受けた医院を今年1月から選んでいる。

 禁煙支援歯科医院の認証を受けた歯科医は、歯の治療に訪れた喫煙者に禁煙を呼び掛ける。相談を受け付け、効果などを説明し、禁煙外来を紹介する。一部医院は、ニコチン依存度を調べるテストや呼気中の二酸化炭素濃度の測定を実施する体制を整えている。

 認証医院には、専用のステッカーやのぼりを掲示した。事務局の府南丹保健所は「自ら禁煙外来を問診する人は少ないため、誰にも身近な歯科医院に相談窓口になってもらうことで禁煙の意識や正しい知識を広げたい」と話す。

天然ゴムアレルギーに注意 消費者庁が注意呼び掛け

消費者庁は31日、天然ゴム製品に触れたことで、皮膚障害などアレルギー症状が出た事例が過去に40件以上報告されているとして注意を呼び掛けた。まれに呼吸困難や意識障害などアナフィラキシーショックを起こすこともあるという。

 消費者庁によると、天然ゴムに含まれるタンパク質の一部が原因とされ、「ラテックスアレルギー」と呼ばれる。天然ゴムを使った手袋や風船、医療用チューブなどに触れると赤みやかゆみ、じんましんなどが出る。また、クリやバナナ、アボカド、キウイフルーツを食べて発症するケースもあるという。

 国内では、過去にゴム風船で遊んでいた5歳児の唇とまぶたが腫れ、手袋を着けた30代女性は全身にじんましんが出たことが報告されている。実際にアナフィラキシーショックを起こした例もあったという。

 消費者庁は医療や介護、製造業、清掃業など手袋をよく使う人や、慢性的な肌荒れで皮膚表面の機能が低下している人は発症のリスクが高いとし、「自分にアレルギー体質があるかを知っておくのが重要。疑われる症状が出たら医療機関に相談してほしい」としている。

受診遅れの死亡58人 無保険、経済的理由で

全日本民主医療機関連合会(民医連)は31日、経済的な理由から国民健康保険料が払えずに「無保険」状態だったなどの理由で医療機関での受診が遅れ、死亡した人が2016年に28都道府県で58人に上ったと発表した。担当者は「全国の医療機関の数からみれば氷山の一角。受診遅れを防ぐため、行政などの相談体制の拡充が必要だ」と話した。

 民医連は加盟する病院や診療所など計641施設に、経済的事情などから受診が遅れて16年に亡くなった人の事例の報告を求め、回答をまとめた。58人の内訳は男性45人、女性13人だった。

 死亡した人のうち無保険は22人。保険料を滞納し、全額自己負担となる「資格証明書」の発行を受けていたのは7人、滞納で有効期間が短くなる「短期保険証」を持っていたのは5人だった。残る24人は、保険証はあったが自己負担分の医療費が払えない人など。

 雇用形態でみると、無職45%、年金受給者22%、非正規雇用21%。都道府県別では、福岡の9人が最多。東京が6人、大阪、鳥取が各4人、埼玉が3人などだった。

 保険料が払えず保険証の有効期限が切れていた1人暮らしの60代の無職男性は経済的に困窮し、所持金は100円、携帯電話が止められていた。手遅れの状態で入院し19日目に死亡したという。

スポンジブラシの使い方

口腔ケアをする際に歯ブラシや舌ブラシ、歯間ブラシ、
口腔用ウエットティッシュなどの他にスポンジブラシをよく使います。
粘膜清掃やうがいが出来ない方、寝たきりの方の口腔ケアには非常に便利です。
スポンジブラシは水で濡らして硬く絞り、ティッシュで更に水分を
拭き取ってから使用します。
水分を多く口腔内に持ち込むと誤嚥の原因になる可能性があるからです。
口腔内では奥から手前に動かして頬粘膜、歯肉、口唇(内側)、
舌、上あごを清掃します。
ケア中に唾液がたくさん溜まってきた際もスポンジブラシで吸い取ったり、
頬粘膜のストレッチや舌訓練などに使用することが出来ます。
上顎を清掃する際は少し強めに当てるとくすぐったさが軽減されます。
そして、ほぼ必ず
「スポンジブラシは洗って使っていいですか?」と質問されます。
「残念ながら、スポンジブラシは使い捨てです・・・。
スポンジの中に細菌がたくさん入ってとても不衛生になるので・・・」
コストパフォーマンスはいいとは言えませんが、本当に便利グッズです。

認知症と歯周病

認知症にはアルツハイマー型やレビー小体型、血管性認知症等いろいろな
種類がありますが、65歳以上の高齢者の方の4人に1人が認知症または
認知症予備軍だと報告されています。

歯周病になると歯肉等に「慢性的に小さな炎症」が続きます。
炎症は体内で発生した“害”に対する防衛反応です。
炎症を起こした際にタンパクや活性酸素などの生理活性物質を産生しますが、
この物質は炎症部位だけでなく、全身的に病的な老化や
認知症の原因になることが分かってきました。

アルツハイマーで亡くなった方の脳を調べると
ジンジバリス菌(歯周病原細菌の1つ)がもつ毒素が高頻度で検出され、
アルツハイマーではない方の脳内では検出されませんでした。
また同様にマウス実験でもジンジバリス菌は脳内へ移行しやすい性質が
あることなどが分かってきました。
しかし、歯周病による炎症反応だけがアルツハイマーを発症させることは
考えにくいため、炎症反応によりアルツハイマー病の発症時期を早めたり、
認知障害を重症化させたり、進行を早めるといった事に関係するのではないかと
考えられます。

アルツハイマーの原因物質アミロイドβタンパク質の蓄積は発症の
10年~15年以上前から始まります。
アルツハイマー発症の前段階の軽度認知症の症状が出てからでは
対応が遅れてしまうことになります。
遅くても40代からはプラークコントロール等に気を付けて、
自覚症状が出にくい歯周病対策をしっかりする必要があるのではないかと思います。

「歯にひび」と苦情、チョココルネに金型混入

 製パン大手フジパンのグループ会社「フジパンストアー」(名古屋市瑞穂区)は、昨年12月5日に誤って金属製の金型が混入した菓子パン1個を販売したと2日、明らかにした。このパンを購入して食べたという男性から同社に「歯にひびが入った」などと苦情があり、判明した。

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