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舌がんの放射線治療、副作用防ぐマウスピース開発

舌がんの放射線治療で、口の中の粘膜の炎症など副作用を防ぐ特殊なマウスピースを、大阪大学歯学部病院の村上秀明准教授(歯科放射線学)らの研究チームが開発した。

 チームは、数分間だけ、強い放射線を当てる治療でマウスピースを使った。まずマウスピースを入れて舌を固定。マウスピースにある隙間に鉛を流し込んでがん以外の場所への放射線を遮るようにした。

 その結果、患部以外への放射線を約90%減らすことができた。患者20人を対象に実施したところ、全員で副作用は起きず、2年間で再発したのは2人にとどまった。

 村上准教授は「ぜひ他の施設にも広がってほしい」と話す。

超高額な「夢の新薬」は、国を滅ぼしかねない!

4月4日(月)財政制度等審議会財政制度分科会の会合で、がん治療薬「オプジーボ」(一般名:ニボルマブ)が話題に上った。

 財政政策を議論する審議会で、なぜ特定の1つの薬だけが取り沙汰されるのか。この会合における、日本赤十字社医療センター化学療法科の国頭英夫部長の講演が問題提起の契機となった。

 オプジーボは、日本で開発された画期的な免疫療法薬で、悪性黒色腫のほか肺などのがんへの適応拡大も期待されている。いわば「夢の新薬」といえるかもしれない。しかし、1人の患者がオプジーボを使うと、年に3,500万円かかるとされる(体重60キロの患者が1年間26回使用を想定)。画期的な新薬は以前にもあったが、これほど高額の薬代がかかる新薬は類を見ない。

 現在、日本の医療費は約40兆円で、そのうち薬剤に使われているのが約10兆円である。もし患者(少なく見積もって)5万人を対象に、オプジーボを1年間使うとすると、3,500万円×5万人=1兆7,500億円の薬代が今後必要となる。

▼ 詳しくは ▼
http://toyokeizai.net/articles/-/116360

日歯会員 平均年齢59.1歳に (歯科通信より)

日本歯科医師会会員の平成28年3月末日現在の平均年齢は59歳1か月で、前年同月に比べ5か月、5年前の23年同月に比べ2歳3か月伸びている。
 
 28年3月末での会員数は6万4,755人。年齢別では50歳代が最も多く2万264人、次いで60歳代が1万8,471人、40歳代が1万1,363人。5年前に比べ順位は変わらないが、数では40歳代が3,556人、50歳代が1,679人減り、60歳代は5,015人増えている。また90歳代の会員も905人となり307人増えている。

65歳以上、4人に1人超す 高齢化、社会保障に影響 働く女性、増加は小幅 15年国勢調査の抽出速報

総務省が29日発表した2015年国勢調査の「1%抽出速報」によると、総人口に占める65歳以上の割合(高齢化率)は、1920年の調査開始以来最高の26・7%となり、初めて高齢者が4人に1人を超えた。前回の10年調査から3・7ポイント上昇した。15歳未満は0・5ポイント下がり、12・7%で最低を更新。少子高齢化が一段と進み、社会保障の財源確保や地域の維持に大きく影響しそうだ。

 働いていたり、職を探していたりする女性の割合(労働力率)は、ほとんどの年代で前回から上昇したものの小幅にとどまり、子育て世代は落ち込む「M字カーブ」は依然として残ったままだ。1人暮らしの世帯は過去最多となった。

 高齢化率は22・4%のイタリアや21・2%のドイツなどを引き離し、世界で最も高い水準。逆に15歳未満の割合は最低の水準となっている。

 都道府県別では、高齢化率は前回に比べ全都道府県で上昇。41道府県で25%を超え、うち12県は30%以上だった。最高は秋田の33・5%で、高知32・9%、島根32・6%と続いた。秋田は前回より4・0ポイント上昇した。四国4県はいずれも30%以上だった。

 25%を切ったのは埼玉、東京、神奈川、愛知、滋賀、沖縄の6都県。ただ全国最低の19・7%だった沖縄県でも65歳以上の人口が15歳未満を超えたことで、全都道府県で65歳以上が15歳未満より多くなった。

 女性の労働力率は49・8%で前回から0・2ポイント上昇。年代別で見ると、25~29歳は80・9%で、比較可能な50年調査以降で初めて80%を超えた。ただ出産や子育ての時期と重なる人が多いとみられる30~39歳は、前後の年代に比べて下がっているのが特徴だ。

 世帯人数は1人暮らしが32・5%で最多。若年層を中心に未婚者が多いことに加え、高齢者の単身世帯も増加傾向で、65歳以上では男性の8人に1人、女性の5人に1人が1人暮らしだった。

歯が少ない高齢者、引きこもりリスク増 東北大など調査

 歯が少なく、入れ歯を使わない高齢者ほど引きこもり状態になるリスクが高いとの調査結果を東北大などの研究チームが28日発表した。歯の健康状態が悪いと、人との会話や食事をためらいがちになり、外出機会が減ってしまう可能性があるという。

 愛知県内に住む65歳以上の4390人を、自分の歯が20本以上残っている人、19本以下で入れ歯を使っている人、19本以下で使っていない人の3グループごとに4年間追跡した。週1回も外出しない引きこもり状態になった割合は、歯が20本以上の人では4・4%だったのに対し、19本以下の入れ歯使用では8・8%、入れ歯を使わないと9・7%だった。65~74歳の場合、歯が19本以下で入れ歯を使わない人が引きこもり状態になるリスクは、年齢や所得などを調整すると、20本以上の人の1・78倍になった。

 東北大の相田潤准教授(歯科公衆衛生学)は「高齢者にとっては歯が少なく、入れ歯を使わないことが引きこもり状態へのリスクを高める。健康な歯を保つことで防止につながる可能性もある」と話している。

糖尿病専門医から見た糖尿病と歯周病の予防

日時:7月2日(土)⒗:00~18:40
会場:旭川市大雪クリスタルホール(神楽3条7丁目)
対象:保健医療福祉関係者等(定員140名)
16:10~ 旭川地区の糖尿病の実態と地域連携強化に向けた取組
       旭川医大 安孫子亜津子先生
17:20~ 以下歯科社会連携による健口から健幸への道のり
       にしだわたる糖尿病内科 西田 亙先生
申込は、0166-26-7733(ファックス)にて

旭川ケアカフェからのご案内

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6月29日(水)Cocodeにて開催されます。

夫の口臭、気になる妻は8割超 歯科医師会が調査

夫の口臭が気になる妻は8割を超す一方、妻の口臭が気になる夫は6割とする調査結果を日本歯科医師会がまとめた。年齢を重ねるごとに夫は妻の口臭を気にしなくなるが、妻は夫の口臭がずっと気になっているという傾向もみられたという。

 調査は、全国の10~70代の男女計1万人を対象にネットを通じて2月に実施した。既婚者で配偶者の口臭が気になると答えた割合は女性が84%、男性は59%。年代別でみると、男女とも年代が上がるにつれて減る傾向にあるが、最も多い20代では女性87%、男性72%なのに対し、最少の70代では女性77%、男性56%と差が開いた。

 また、恋人の口臭が気になると答えた独身の人は女性58%、男性40%で、配偶者より少なかった。

 自分の口臭が気になった経験があるのは女性85%、男性76%。「口臭のほとんどが歯周病や虫歯などの口の中の病気に原因がある」と知っている人は全体で66%いたものの、「歯科医院に行く」と答えたのは9%にとどまった。

 日本歯科医師会は「女性の方が口臭に敏感なのに加え、男性は口臭の原因になる喫煙や飲酒をする人が多い。気になる人はまずは歯科医を受診し、口内環境を見つめ直すきっかけにしてほしい」としている

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