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PDCAサイクルをまわせ!

この頃、福祉や医療関係の講演会や勉強会に出席すると耳慣れない
「PDCAサイクルを回しましょう!」などとよく耳にする。PDCAサイク
ルとは、事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑
に進める手法の一つで、主に民間企業の改善手法として用いられてい
る。

『 Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Action(改善) 』
の4つの行程をサイクルとして繰り返すことによって、継続的に改善する。

近年ではこの手法が企業だけでなく医療機関や福祉法人などにも置き換
えができるとして積極的に用いられ、実践している内容の事例や実際に
上がった効果・成果に関する報告なども数多くある。

また、CPDCA は現状把握(Check)を先に行うことで定量化(数値化)し、
厚みのあるPlanづくりを行えると言われている。まとめとしてPDCAは、
個人の習慣と同じで毎日の意識継続と積み重ねが大切であり、習慣にお
いては短期間での成果よりも「続ける」ということに着目する。

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WHOが新ガイドラインを発表。1日の糖分摂取量はスプーン6杯まで。

WHOでは肥満や生活習慣病を予防するため、脂肪、炭水化物、糖類などの1日の摂取量を示すガイドラインを制定している。これまで、単糖(ブドウ糖やフルクトース)や二糖(ショ糖や砂糖)に該当する遊離糖類の摂取目標を、1日に摂取する全カロリーのうち10%未満としていた。今回発表された新しいガイドラインでは、1日の糖分摂取量を10%未満に抑えることを「強く勧告する」とした上で、さらに可能であれば5%未満に抑えることで「より健康に良い効果が得られる」としている。5%というと、一般的な成人のカロリーで計算すると1日当たり約25グラム、小さじ6杯分の砂糖に相当する。

旭川市医師会主催 「新しい医療事故調査制度に関する講演会」開催について

 日 時 平成27年8月31日(月) 午後6時30分~午後8時30分
 場 所 旭川グランドホテル 3階「瑞雲の間」
     (旭川市6条通9丁目(℡0166-24-2111)

 内 容
  講演1 「新しい医療事故調査制度の概要について(仮)」 北海道医師会 担当役員様
   
  講演2 「新しい医療事故調査制度とAi(仮)」 一般財団法人 Aⅰ情報センター 代表理事 山本正二様

  講演3 「新しい医療事故調査制度と医事紛争について(仮)」 弁護士法人ほくと総合法律事務所 弁護士 成川毅様 (旭川市医師会顧問弁護士)

「健康寿命」日本が首位 英誌に188カ国調査

【ロンドン共同】世界188カ国の2013年の「健康寿命」を調べたところ、日本が1位だったとする調査結果を米ワシントン大(西部ワシントン州)などの研究チームが27日付の英医学誌ランセットで発表した。健康寿命は介護が必要だったり、日常生活に支障が出る病気にかかったりする期間を除き、自立して過ごせる期間を示す。

 同チームによると、日本の健康寿命は男性が71・11歳、女性が75・56歳で、男女とも健康寿命は1位だった。この年の日本人の平均寿命は男性が初めて80歳を超え、女性は86歳台だった。

 健康寿命の男女平均で2位は72・1歳のシンガポール。アンドラ、アイスランド、キプロスが続いた。

 日本以下は、男性はシンガポール、アンドラ、アイスランド、イスラエル。女性はアンドラ、シンガポール、フランス、キプロスの順。

 同チームは1990年のデータも算出。世界では90年~2013年に、平均寿命が65歳台から71歳半ばまで延び、健康寿命も57歳から62歳台に延びた。背景としてエイズウイルス(HIV)やマラリアなどの感染症対策が進んだことなどを挙げた。

 健康寿命は、単に寿命を延ばすのではなく、健康に長生きすることを重視する考え方に基づき、世界保健機関(WHO)が00年に提唱した。

 ※健康寿命

 健康上の問題で日常生活が制限されることなく過ごせる期間。平均寿命と健康寿命の差は「不健康な期間」とされる。今後、平均寿命が延び、健康寿命との差が拡大すると医療や介護の費用がかさむ恐れがある。健康寿命を延ばせば、個人の生活の質の低下を防ぐとともに、社会保障費の抑制も期待できるため、政府は2020年までに健康寿命を1歳以上延ばす目標を掲げている。自治体や企業も生活習慣病の予防などに取り組んでいる。

地域ケアネット旭川第11回症例検討会

日時   :平成27年8月27日(木)19:00~20:30
場所   :旭川厚生病院 別館講堂
   (旭川市1条通24丁目 TEL 0166-33-7171)

1:開会挨拶        地域ケアネット旭川 代表 鈴木康之       先生

2:症例検討  「~病診連携を考える~」 
 
            座長:地域ケアネット旭川 代表 鈴木康之       先生

<症例>
 「病院の立場から」
              道北勤医協一条通病院            佐藤一人       先生

医療法人社団はらだ病院            長嶋知明       先生

<ミニレクチャー>
 「当院における退院支援の現状と課題」
JA北海道厚生連旭川厚生病院 総合相談センター
MSW 樺澤康裕       氏

歯周病を持つ人はもたない人に比べ関節リウマチの発症リスクが2.7倍に。

京大病院リウマチセンターを未治療、未診断で受診した72名の関節痛患者の歯周病状態を評価。それらの患者がその後関節リウマチを発症するか、2年間の追跡調査を行った。その結果、初診時に歯周病を持つ関節痛患者は、歯周病を持たない患者と比較して、関節リウマチと診断されるリスクが約2.7倍高くなることが判明。研究グループは今後、歯周病が関節リウマチの発症に影響を及ぼすメカニズムが抗CCP抗体の誘導だけなのか、あるいはポルフィロモナス菌が特に関係しているのかなどについては、さらなる研究が必要としている。

地域の平均所得が100万円増えると無歯顎になるリスクが約6割も減少。

高齢者の無歯顎は、個人所得だけでなく、地域の平均所得とも関連することが日本老年学的評価研究(JAGES)プロジェクトの調査で判明した。埼玉県立大学などとの共同研究によるもので、65歳以上の高齢者を対象に郵送調査を実施。歯の本数や所得の情報が得られた79563人のデータを使用し、無歯顎の有無と個人及び地域所得との関連を同時に検証した。その結果、性別、年齢、婚姻状態、教育歴、及び歯科医院密度を考慮した上で、個人所得と地域所得がどちらも高くなるほど、無歯顎になるリスクが減少する傾向が見られたという。具体的には、個人所得および地域平均所得が100万円高くなると、無歯顎になるリスクが個人所得では1割、地域所得では約6割減少した。また、所得と無歯顎との関連についての男女差は、女性が男性に比べて、より地域所得が高い地域に住むほど、無歯顎になるリスクが統計学的有意に小さくなることが示された。

英国の歯科医師は病んでいる! 歯科通信第4697号より

英国の歯科医師は過大なストレスのせいで、多くが精神を害され、8
~16%が健康影響するレベルに達している。

キングスカレッジ・ロンドンの歯科研究所で、歯科医療に関わる心理問
題を研究しているTim-Newton 名誉研究員らの調査によるもので、英国
歯科医師会の機関誌「BDA」219号に掲載した「タブー。社会的、あ
るいは宗教的習慣によって禁止、制限される診療」と題する論文による
と、国営医療(NHS)の審査システムの複雑さが、歯科医療の需給バ
ランスに影響し、歯科医療現場を混乱に陥れているという。

結果、多くの歯科医師が、精神的な極度の疲労と没個性化、達成感のな
さを覚えていて、これに対する疫学的根拠に支えられた予防法はないと
言われている。

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英国国営医療(NHS):
イングランド保健省によると2007年9月末現在、入院を13週間以上待って
いる人は72,700人。外来診療を8週間以上待っている人は55,300人。
http://www.ilcjapan.org/chojuGIJ/pdf/07_02_3.pdf

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