記事一覧

PDCAサイクルをまわせ!

この頃、福祉や医療関係の講演会や勉強会に出席すると耳慣れない
「PDCAサイクルを回しましょう!」などとよく耳にする。PDCAサイク
ルとは、事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑
に進める手法の一つで、主に民間企業の改善手法として用いられてい
る。

『 Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Action(改善) 』
の4つの行程をサイクルとして繰り返すことによって、継続的に改善する。

近年ではこの手法が企業だけでなく医療機関や福祉法人などにも置き換
えができるとして積極的に用いられ、実践している内容の事例や実際に
上がった効果・成果に関する報告なども数多くある。

また、CPDCA は現状把握(Check)を先に行うことで定量化(数値化)し、
厚みのあるPlanづくりを行えると言われている。まとめとしてPDCAは、
個人の習慣と同じで毎日の意識継続と積み重ねが大切であり、習慣にお
いては短期間での成果よりも「続ける」ということに着目する。

関連記事
http://mediwel-galaxy.jp/archive/1401/

認知症「レビー小体型」知って 患者の樋口さん 症状や不安 本に

幻視や抑うつ症状などが出る「レビー小体型認知症」の当事者、樋口直美さん(53)=千葉県=が、病気に気付いてから実名で病を公表するまでの日記をまとめた「私の脳で起こったこと」を出版した。

 樋口さんは41歳で「うつ病」と誤診され、約6年も誤った薬物治療を続けた。2012年9月、インターネットなどで調べて若年性のレビー小体型認知症を疑い、同10月に専門医を受診。13年6月に正式な診断を受け治療開始。今年1月に東京の会合で実名で体験を語った。本はこの2年4カ月の日記をまとめている。

 レビー小体型ははっきりした幻視、手足の震えなどの症状が現れるが、日によって症状の変化が激しい。物忘れ、場所や時間が分からなくなるなどの認知障害が、出ないこともある。認知症の中では「アルツハイマー型」「血管性」に次ぎ3番目に多く、約2割を占めるが、あまり知られていない。

 40年間、日記を書き続けている樋口さんは病気の不安も生々しく記録している。いるはずのない虫や人間が見え、仕事でミスが続く。「私はいつ病気に脳を乗っ取られるのだろうか」「死ぬことは恐(こわ)くない。理性を失うこと、言葉を失うことが恐ろしい」(12年10月)

 一般的に、認知症の人は家族の顔まで忘れる、人格も失うなどのイメージが強い。体調が改善するにつれ「認知症という言葉は、深く誤解され、既に広く侮蔑(ぶべつ)的に使われている」(13年11月)「脳の機能の一部を失ったからといって、知性を失う訳ではない。記憶を失ったとしても思考力を失う訳ではない」(14年8月)など、病への無理解を嘆き、憤る。

 現在、血圧や心拍数が安定しない自律神経障害は残るが、幻視などはなく家事や講演もこなす。「毎日楽しく笑って過ごせば、どんな薬よりも効くのだ」(同10月)「周囲の誰もが味方で、心安らぐ『ホーム』の環境にあれば、妄想も生まれない、少なくとも周囲を困らせるような妄想は生まれないのではないか?」(同12月)と記す。

 樋口さんは「当事者を追い詰めているのは周囲の無知。多くの人が正しく病気を理解し、誰もが自然に受け入れられる社会なら、当事者のストレスは軽くなるはず」と訴えている。

○ 「第4回 医療安全研修会」開催のご案内

<日 時> 平成27年9月2日(水)17時30分~18時30分

<会 場> 旭川赤十字病院 講堂(外来棟2階)

<対 象> 医療機関職員(参加される方の職種は問いません)

<申 込> 会場準備の都合から、9月2日(水)午前中までに地域医療連携室へご連絡下さい

<テーマ> 医療事故調査制度について

 「第15回 地域医療支援病院医療機関職員研修会」 開催のご案内

<日 時> 平成27年8月29日(土)午後2時~午後4時

<会 場> 旭川赤十字病院 講堂(外来棟2階)

<対 象> 旭川市及び近郊の医療機関職員(職種は問いません)

<申 込> 別添「参加申込書 FAX返信用紙」にてお申し込みください。

<内 容> 別添プログラムをご参照ください

「2015年 第8回 医局抄読会」開催のご案内

<日 時> 平成27年8月26日(水)18時00分より

<会 場> 旭川赤十字病院 医局(外来棟5階)

<対 象> 医師または歯科医師に限らせていただきます。

<申 込> 会場準備の都合から、8月26日(水)午前中までに地域医療連携室へご連絡下さい

<演 題>

①前立腺癌の最近の話題     (演 者) 泌尿器科   池端 良紀

②慢性咳嗽について         (演 者) 呼吸器内科 上村 幸二郎
 

のどや舌のがんの解説冊子 「医療新世紀」

がん患者や家族らへの情報提供に取り組むNPO法人キャンサーネットジャパン(東京)が、のどや舌にできるがんについての解説冊子「もっと知ってほしい 頭頸部(とうけいぶ)がんのこと」を発行した。

 日本で毎年1万5千~2万人が新たに発症する。近年、新しい薬剤が導入されるなど治療が進歩している。

 冊子ではそのうち86%を占める咽頭がんと舌がんを対象に、病気の特徴、検査と診断、治療の進め方など、患者や家族が知るべき情報を図解入りで解説している。

 A4判16ページ。法人のホームページで全ページを公開し、冊子は1冊500円以上の寄付で提供している。

 注)ホームページのURLはhttp://www.cancernet.jp

駆け込みドクター!運命を変える健康診断「口の中が危ないSP」【8月16日放送】

ノドの筋肉がうまく動かないと何になりやすい?という問題で、正解は音痴になりやすい。声帯を動かすにはノドの筋肉が必要だ。鍛えれば音痴は治ることもあるという。2問目は、口内炎に関する問題。ハチミツを塗ると早く治りやすいという。姿月あさとさんは口内炎になったことがないと話した。森田医師はすべての人にあてはまるかどうかはわかっていないと話した。3問目は、唾液を調べると何かの早期発見につながるという。それはなにか?という問題が出された。

 だ液を調べると認知症の早期発見につながるという。国際アルツハイマー病協会の会合で、認知症患者のだ液から特定の代謝物質が検出されたという発表がなされた。池谷先生は、まだ最新なので、これからもっといろいろ研究がすすむと話した。

 ゲストの紹介。口の中にいろいろと問題を抱えるゲストが集まった。プロレスラーは声がかれてる人が多いなどと話した。飲み込み障害について解説。異物が気管に入り窒息死することもあるという。若者にも増えている。原因として、かまないで飲み込む食事が中心となっており、飲み込む力が弱っているという。飲み込む力が弱い人は脳の検査をしたほうが良いという。

 飲み込みづらいという症状は、脳の障害から来ていることもあるという。脳梗塞や、脳に腫瘍が出来ていることがあるという。食事中や食事にむせたり、席がよくでる、食後にたんがからみやすい、、周りの人で食事の好みが変わった、夜咳き込んで目が覚める、この中のひとつでもあてはまると飲み込み障害の可能性がある。

 森田医師は、年をとると飲み込み力は衰える、死因3位の肺炎は、誤嚥による肺炎が多いと言われている。口には300種類の細菌がいるが、肺に入り炎症を引き起こし肺炎になる。歯周病菌もリスクとなる。歯磨きをキチンとすることも大事だ。

 生井医師は、飲み込み力のチェックとして、パタカラチェックを教えた。ぱ、た、か、ら行が上手く言えなくなるという。島谷、松村は完璧だった。天龍源一郎も完璧だった。これは、飲み込み力のトレーニングにもなる。

 2009年に東京マラソンで心肺停止となった松村邦洋の日常を伝える。ものまねでのどを酷使している。ウーロン茶で鼻うがいをしているという。今夜は豚もやしポン酢を作っていた。1回でボトル半分使っている。加湿器をかけ、濡れタオルをかけ、湿度を高くしているという。

 独自のノドケア法を披露した松村。耳鼻咽喉科の検査をしたところ、ノドが炎症していたという。仕事以外でノドを酷使するのはよくない。ずっと使っているとポリープができるという。がんになることはないが、これににたがんもあるので注意が必要。さらに、湿度が高すぎることで、夏型の過敏性肺炎になり、ひどくなると、呼吸困難になるという。とくにエアコンにはカビが生えやすい。エアコンは使用後、送風モードにして30分ほど内部を乾かすと良い。また鼻うがいもお茶でやると粘膜を痛めるので良くない、生理食塩水で行うとよいと話した。

 2年前のどにポリープがあったというが、ほっておいたら治ったという。部屋で鍋にお湯をわかし、蒸気を顔をあてているという。加湿器は買わないという。蒸気の上で熱唱していた。次にネギを首に巻いた。検査すると、ポリープはなかったという。やっていることは効果が期待できないと話した。

 姿月あさとが体験したノドの病を紹介した。去年12月、公演後、自宅に帰った声がでなくなった。急性喉頭炎になったという。最初はウイルス感染で起こる、免疫が落ちるとなりやすい、まれに逆流性食道炎でただれることもあるという。1か月声を出せず、安静にしていたという。スタジオで、前兆はなかったと話した。舞台は乾燥していてホコリもたっているのでそういったことも関係していたのではと話した。

 急性喉頭蓋炎について解説。細菌などに感染すると死の危険もあるという。実際の患者の映像を紹介した。呼吸困難がすすみ、気管を塞ぎ、こわい病気だと話した。年間何十人かが亡くなっているという。

 喉頭蓋炎の初期症状として、ふくみ声、発熱、ノドの痛みなどを紹介した。島谷ひとみは扁桃腺が腫れやすいという。ライブのリハーサルの前、ノドを動かしていた。ノドの筋トレだという。

 島谷ひとみのノドケアを紹介。1500円するというマヌカハニーの、のど飴を食べていた。龍角散のど飴をお湯で溶かし、ドリンクにしているという。また、歌う前は蒸気マスクでノドを温めている。1500円のマヌカハニーのキャンディは、たくさんなめるとしびれるくらい効くと話した。久本雅美がプロポリスの原液をつける話をした。

 去年つんく♂が喉頭がんにより声を失った。喉頭がんが進むと声帯を摘出しなければいけない。立川談志や忌野清志郎もこの病で亡くなった。患者数は増加している。最大の原因は喫煙だ。声帯を摘出した松山さんは、食道発声で声を出している。喉頭がんの初期症状をチェックする。声枯れがある、ノドの痛みや異物感がある、呼吸がしにくい、食べ物が飲み込みにくい。すべて当てはまっているという天龍。 喉頭がんの2大リスクはお酒とタバコ。これらの症状が思い当たる方は注意するよう促した。

 口の悩み1位の口内炎について紹介。主な原因は口の中を噛んだりして傷ができたときに細菌に感染、ストレスや寝不足など免疫が低下すると起こりやすい。ビタミンCが不足することも一因といわれる。シールやはちみつでなおりやすい。効果的な予防法はうがい。口の中を清潔に保つことが大事。カビが原因のカンジタ性口内炎も紹介。ヒリヒリした強い痛みなどがある。さらに、似た症状がある舌痛症について紹介。見た目にはかわりないが、舌の痛みやしびれがある。40代以降の女性が8割を占める。主な原因は自律神経の乱れと言われている。東京医科歯科大学の歯科心身医療外来を紹介。味覚障害や、口臭など、様々な悩みに対応する専門外来だ。舌痛症に悩む人に話を聞いた。まわりの理解が得られないことが一番つらいと話した。舌痛症チェックの紹介。口の中がやけどしたように痛むことが2時間以上続く?朝よりも夕方や夜のほうがつらい?何を食べても苦く感じたり、塩辛く感じることはない?口の中が乾く1か月以上続くことはある?これらにひとつでもあてはまる方は専門医に診てもらうよう促した。

 舌痛症は、まわりに訴えてもわかってもらえないのは辛いと話した。血液検査でわかる場合があるので、歯科口腔外科か、耳鼻咽喉科で調べてもらうと良いと話した。

「地域医療」ラジオCMで 旭川医大生の作品、FMで放送

全国の大学生や専門学校生を対象に、自分の学校の魅力をアピールするラジオCM原稿を募集する「JFN学生ラジオCMコンテスト」で、旭川医大4年の遠藤ゆきのさん(21)が「北海道・東北ブロック賞」を受賞した。道内からの入賞は2人目。地域医療に携わる喜びを表現しており、医療を学ぶ学生の受賞は珍しいという。主催した全国FM放送協議会(JFN、全国38局)に加盟するAIR―G’(FM北海道)が16日まで、遠藤さんの作品を基に制作したCMを放送した。

 コンテストは、学生にラジオの魅力を認識してもらう狙いで、4回目の今回は約2500通の応募があった。参加者は40秒か20秒のCM原稿を応募。書類による2次選考を通過した学生の原稿を使い、JFN加盟局がCMを制作。最終選考で、漫画家の弘兼憲史さんらがCMを審査し、遠藤さんは最優秀、優秀各賞に次ぐ北海道・東北ブロック賞に選ばれた。

 作品は故郷の病院で働く男性医師が、幼少期を回想しつつ「このマチに恩返しをしたい」と誓う内容。最後に「地域医療のプロになろう。旭川医科大学」というナレーションが流れた。

過去ログ