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日歯年金保険の適用利率 平成26年度は9.39%

第30回理事会が5月28日(木)、歯科医師会館で開催され、日歯年金保険の平成26年度適用利率を9.39%にすることを承認した。26年度の日歯年金保険の運用は、実質利回り9.39%をそのまま適用利率とした。年金財政上で生じた剰余金7億6700万円余は、運用実績が2.5%以下の場合に年金額の減額等を緩和するための原資として留保する。
                        日歯広報 2015.6.15

「お父さん好き」でも体臭は気になる

8割以上の娘は父親を「好き」だが、半数以上は「体臭が気になる」という調査結果をマンダムがまとめた。6月21日の「父の日」の前に10代の女子を対象に行い、会話や外出を一緒に楽しむかたわら、臭いが気になるとき4メートルの距離を置きたくなると感情を抱いている。

 調査は今年5月中旬の10日間、インターネット活用で13~19歳の女子354人から得たアンケートをもとに分析。82%の娘は父親が「好き」で「仲がよい」と回答。一方、父親の体臭への質問には、53%が「臭いが気になる」と答えており、不満の要因になっていることが分かった。3人に1人が「以前よりも嫌な臭い」を感じ、父親の約半数の年齢は体臭変化の起こりやすい40代(平均47歳)だった。汗臭やミドル脂臭がピークとなる年代にあたるという。

 「改善してほしい」と考えている娘は30%で、「一定の距離を置きたい」も13%いた。1~5メートルが最も多く、心理的な距離感のあることがうかがえる。

 68%と多くの娘は「父の日にプレゼントをする」と答え、日ごろからの感謝の気持ちが表れていると分析している。

●予防健康のインセンティブ ガイドラインを作成へ

厚労省の唐澤剛保険局長は4月17日の衆院厚生労働委員会で、国保法等改正案に盛り込まれた健康づくりや疾病予防のインセンティブについて「評価の基準をつくることが重要だ。受診抑制につながるようなものではなく、プラス面での評価を中心としたものを作成したい」と述べるとともに、運用時のガイドラインを作成する考えを示した。井坂信彦委員(公明)への答弁。唐澤局長はインセンティブについて、「医療機関を1年間受診しない人にポイントを付与したり、保険料を引き下げたりすると受診抑制につながり困るという声もある」と指摘。そのうえで、インセンティブの具体的な評価は有識者の意見など踏まえると説明、「現状では、健診や保健指導を受けたり、健康づくりに取り組んだりした人にインセンティブを与える仕組みを考えている」との見解を示した。
国保ニュース「国保情報(国保中央会発行)№1190より転載」

「研究者」人気集める 子どもが就きたい職業

研究者に憧れる子どもが増加中―。クラレは22日、今春小学校を卒業した子どもたちに将来就きたい職業を尋ねた結果、「研究者(理系)」が男の子2位(9・8%)、女の子7位(4・1%)と上位に入った、と発表した。

 担当者は「日本人のノーベル賞受賞者が相次いだことなどで仕事が身近に感じられたのではないか。研究職に興味を持つ子どもが増えれば日本のものづくりを支える力にもなる」と期待している。

 男の子の1位は「スポーツ選手」で18・6%だった。3位は「医師(5・5%)」、4位「ゲームクリエーター(5・2%)」、「エンジニア(5・0%)」と続いた。

 女の子の1位は「教員(8・9%)」で、2位は「医師(6・9%)」。5位には「漫画家・イラストレーター(4・3%)」が入り、担当者は「男の子よりも幅広い分野に興味を持っている」と分析している。

 調査はことし小学校を卒業し、使用済みのランドセルを途上国に寄付する活動に応募した全国の子どもたち約千人を対象に、1~3月に実施した。

歯周病菌、インフル感染助長 「口の中のケア、重要性高まる」 日大チーム発表

口の中にある歯周病菌の一つが、その人のインフルエンザウイルス感染を助長している可能性があるとの研究結果を、日本大の落合邦康教授(口腔(こうくう)細菌学)らのチームがまとめた。口の中の細菌には、タミフルなどの抗ウイルス薬を効きにくくしたり、ウイルスの増殖を助けたりするものもあり、インフルエンザ対策での口のケアの重要性がますます注目される。

 インフルエンザウイルスは、人の細胞表面にくっつくと細胞内に取り込まれるが、そのままでは感染する能力がない。増殖するためには、人の細胞内外にある特定の酵素の働きで、ウイルス表面のたんぱく質に変化が起きることが必要になる。

 日本歯周病学会で成果を報告したチームは、昨冬流行した高齢者が重症化しやすいA香港型(H3N2)ウイルスで実験。このウイルスは呼吸器系の細胞にある酵素の働きで感染能力を得ることが分かっているが、細胞とウイルスに歯周病の原因となる「ジンジバリス菌」の培養液を混ぜると、呼吸器系にある酵素を混ぜた時と同じように、細胞へのウイルス感染が広がった。

 さらに、ジンジバリス菌が作る複数の酵素のうち「ジンジパインRpg」が、ウイルスに感染能力を持たせることも突き止めたという。

 落合教授は「高齢者は免疫力が弱まっており、口のケアが悪いと、インフルエンザ感染と重症化の危険性が著しく増加する可能性がある」と指摘する。

●保険者努力支援制度 使途のあり方で議論

厚労省の唐澤剛保険局長は4月23日の衆院厚生労働委員会で、特定健診・保健指導など医療費適正化に取り組んだ保険者を財政支援する保険者努力支援制度について「(支援金)使途は制限されているということはない」と述べた。ただ同時に「制度の趣旨に治ってどういう対応があるのかは、評価の指標と併せて議論になると思う」との認識を示した。共産党の高橋千鶴子委員への答弁。高橋委員は保険者努力が実って支援制度の助成金をもらったときに、「保険料の引き下げや子どもの医療費無料化など、被保険者に直接還元することも可能か」と質問した。
国保ニュース「国保情報(国保中央会発行)№1190より転載」

「歯周病とは?-概略および糖尿病との関連性について-」

 座長:旭川赤十字病院 副病院長 森川秋月
          演者:北海道医療大学歯学部 歯周歯内治療学分野 教授 古市保志

 1.歯周病とは
 2.歯周病の進行とその特徴、治療のながれ
 3.歯周炎罹患部位から高頻度に分離される細菌(歯周病原菌)
 4.歯周組織破壊のメカニズム
 5.歯周医学:歯周病と全身の健康との関連性~そのメカニズム
 6.糖尿病が歯周病の発症と進行に及ぼす影響
 7.歯周病が糖尿病に及ぼす影響・システマティックレビュー
 8.血糖コントロールの歯周病病態への影響
 9.歯周病が糖尿病へ及ぼす影響   
10.歯周病と糖尿病の相関メカニズムおよび病理メカニズム
11.歯周病と糖尿病の免疫生物学的な相互感受性
12.「糖尿病と歯周病の負の連鎖」を改善することの重要性

「糖尿病慢性合併症の早期発見・早期介入を目指して」

座長:北海道歯科医師会 常務理事
            医療法人回生会大西病院 歯科口腔外科 部長 鳥谷部純行
         演者:旭川医科大学内科学講座病態代謝内科学分野 講師 安孫子亜津子

 1.なぜ糖尿病の血糖値をコントロールするのか?
 2.糖尿病のおもな慢性合併症~三大合併症が進行すると・・・
 3.年別透析導入患者の主要原疾患の割合推移
 4.糖尿病と他疾患との関係
 5.糖尿病と歯周病は互いに関連している
 6.糖尿病治療の目標、血糖コントロールの目標
 7.糖尿病の治療を受けていない人がたくさんいる
 8.進展ステージごとの治療指針と介入方法
 9.都道府県における糖尿病対策推進会議 
10.糖尿病の大きな問題
11.肥満、高血圧、高血糖、高脂血症の合併で、心血管疾患の発症が増える
12.メタボや境界型糖尿病に対する早期介入の必要性
13.糖尿病の早期診断と早期介入
14.「糖尿病連携手帳」の活用(日本糖尿病協会発行第2版)
15.合併症を早期発見するために
16.糖尿病患者さんの定期診療で検査すること
17.糖尿病性腎症早期診断の診断基準と早期発見のポイント
18.網膜症、大血管障害・動脈硬化症の早期発見のポイント
19.糖尿病患者の冠動脈疾患の特徴
20.歯科通院・治療歴の聴取、歯周病と糖尿病の関係
21.機能的な病診連携の確立

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