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【新潟】虫歯 中1、過去最少 平均0.48本 県調査

 県は4~10日の「歯と口の健康週間」を前に、2014年の歯の疾患調査結果をまとめた。中学1年生の1人当たりの平均虫歯数(治療済みも含む)は0・48本(前年比0・07本減)で、過去最少を更新した。文部科学省が実施した14年学校保健統計調査でも、県内では全国平均(1・00本)を大きく下回り、15年連続で全国最少だった。

 調査は、県内の中学校で健康診断を受けた1年生2万1114人を対象に県が独自に実施。県健康対策課によると、調査を始めた1980年は1人当たりの平均虫歯数は5・03本だったが、約35年で10分の1以下に減った。虫歯が全くない子供の割合は前年比2・1ポイント増の78・3%だった。

 県は81年から、虫歯予防策として、給食後の歯磨き指導のほか、学校で定期的にフッ素液体で口をすすがせるなどの取り組みを進めてきた。同課は「35年にわたる成果が出ているが、まだ2割の子供には虫歯がある。定期的な歯科受診や学校を通じた保護者啓発を進め、『虫歯ゼロ』を目指したい」としている

歯やお口の健康にまつわる内容の番組が放映されます。

☆放送日時:平成27年6月6日(土)
午後2時00分~午後3時00分(60分間)

☆放 送 局:NHK Eテレ

☆番 組 名:TVシンポジウム
☆タイトル:「高齢者は歯が命~健康寿命と歯科医療~」


○内容
平成27年3月29日(日)イイノホールにおいて開催されました
日歯主催シンポジウム「歯科医療が支える超高齢社会ニッポン」
の模様が放送される予定です。

福祉ジャーナリストの町永俊雄氏をコーディネーターに、大久保満男・
日歯会長、秋山弘子・東京大学高齢社会総合研究機構特任教授、作家で
あり博物学者の荒俣宏氏が、様々な視点で語り合います。

ぜひご覧ください。

http://www4.nhk.or.jp/P1699/x/2015-06-06/31/17654/

「2015年旅行・観光競争力ランキング」

 世界経済フォーラムが5月に発表した「2015年旅行・観光競争力ランキング」
で日本は世界で9位と、前回2013年の14位から大幅に順位を上げています。2007
年の調査開始以来過去最高の順位で、「客の接遇」の項目で首位となり、「お
もてなし」の心が高く評価されています。今回から安全面の評価に「テロ発生
率の低さ」と「殺人事件発生率の低さ」が加わり、それぞれ1位、2位だったこ
とも貢献しています。日本は過去の調査に続き、鉄道網の整備や衛生状態、飲
料水へのアクセスなどで高い順位となっています。円安の恩恵もありホテル料
金が71位から36位へと大幅に改善していますが、観光ビザの自由度は111位へと
前回の96位から後退しています。
 調査対象は141の国と地域。ランキング首位はスペインで、以下2位フランス、
3位ドイツ、4位米国、5位英国、6位スイス、7位オーストラリア、8位イタリア、
9位日本、10位カナダの順になっています。1位のスペインは、文化面で観光資
源が豊富なことに加え、旅行者がインターネットで情報を集める傾向が強くな
っているのに対応していることが評価されています。前回首位のスイスは通貨
高などの影響で6位に下がっています。
 2013年に1,036万人と初めて1,000万人を超えた訪日外国人数は、円安やさま
ざまな施策の効果もあり、2014年は3割増の1,341万人に大幅に増加しました。
訪日外国人が2014年に日本滞在中に使った買い物代、宿泊費、飲食費などは合
計で2兆円を超えています。政府は東京オリンピック・パラリンピックが開催さ
れる2020年までに、「訪日外国人旅行者数2,000万人達成」の目標を掲げさらに
促進策を実行するとしています。好調さは今年に入っても続き、2月、3月、4月
と、3ヶ月連続で単月の過去最高記録を更新中です。2015年は1,500万人を超え
る見込みとなっているようです。

サラリーマン川柳決定

壁ドンを 妻にやったら 平手打ち」――。第一生命保険は25日、第28回サラリーマン川柳コンクールで、得票が多かった上位10作品を発表した。「妖怪か ヨー出るヨー出る 妻の愚痴」など、妻や自らへの嘆きを流行にからめた作品が目立った。

 1位は「皮下脂肪 資源にできれば ノーベル賞」。何とかやせたいと、肥満に悩む男女双方から多くの支持を得た。昨年10~12月に4万138作品の応募があり、入選した100作品について投票を呼びかけた。11万2504票が寄せられた。

 ■サラリーマン川柳の上位10作品

 (1)皮下脂肪 資源にできれば ノーベル賞

 (2)湧きました 妻よりやさしい 風呂の声

 (3)妖怪か ヨー出るヨー出る 妻の愚痴

 (4)壁ドンを 妻にやったら 平手打ち

 (5)記念日に 「今日は何の日?」 「燃えるゴミ!!」

 (6)増えていく 暗証番号 減る記憶

 (7)あゝ定年 これから妻が 我が上司

 (8)オレオレと アレアレ増える 高齢化

 (9)ひどい妻 寝ている俺に ファブリーズ

(10)充電器 あったらいいな 人間用

朝日新聞デジタルselect

食と健康研究拠点 北大で落成式

産学官共同で食や健康について研究や製品開発を行う施設「フード&メディカルイノベーション(FMI)国際拠点」が、北海道大(札幌市北区)構内に完成し、落成式が28日、行われた。北大の研究者に加え、食や医療についてノウハウを持つ企業の担当者、実証実験の場を提供する自治体担当者らが、普段から議論を重ねて人口減少や高齢化に対応する新技術や新製品の開発を目指す場所となる。

 施設は5階建てで床面積は約9300平方メートル。50の研究室を有し、日立製作所や日東電工などが、インターネットによる医療情報提供システムの開発や創薬を目的として参加を決めている。ホールやオープンカフェも設置され、市民向け講演会や体験教室も定期的に開かれる。総事業費は36億円で文部科学省の予算が充てられている。

 落成式には関係者約200人が出席。山口佳三学長が「市民も参加できるオープンな施設になった。期待に沿えるよう、北大の総力を挙げていきたい」とあいさつした。国際拠点では29日から6月10日まで、食と健康を考えるフォーラムや心臓病の講演会などが開かれる。問い合わせ、申し込みはFMI推進本部(011・706・9602)へ。

たいせつ安心!医療ネット開設1周年記念市民講演会

救急時にも安心”命を救う!ネット”

 日時:平成27年5月30日(土) 午後2時~
 場所:旭川グランドホテル3階「瑞雲」
 対象:一般市民・医療関係者
    お気軽に足をお運びください
    参加費 無料(事前予約は不要です)

 <特別講演>
 演題1「これからの地域医療と医療ネットワークのあり方~県ぐるみの医療情報ネットワーク~」
                                    中川正久先生

 演題2「旭川における地域医療ネットワークシステム~たせつ安心!医療ネット~」
                                    牧野憲一先生

歯と口の健康週間 6月4~10日 カバのテツオだよ。歯みがきするから見に来てね! 31日午後1時半から、天王寺動物園で

「歯と口の健康週間」(6月4~10日)にちなんで、大阪・天王寺動物園で今月31日午後1時半から「カバのテツオ君歯みがき教室」と「子どものための歯科相談」(大阪府歯科医師会・毎日新聞社主催、大阪市天王寺動物公園事務所共催、大阪府・大阪市後援、大阪小児歯科専門医臨床研究会協力)が開かれます。4回目となる今年もテツオ君が、大きな口を開けて気持ちよさそうに歯を磨いてもらう姿を見せてくれるでしょう。

 ◇150度まで開く大きな口 人と同じ、お菓子で虫歯に

 テツオは31歳のオス。天王寺動物園で生まれ、メキシコ生まれの妻のティーナとともに、カバ舎で暮らしています。

 野生のカバはアフリカ大陸にだけすんでいます。夜行性のため、一日のほとんどを水の中で過ごしており、テツオも450トンの水をたたえたカバ舎のプールの中にいることが多いです。カバは水より比重が大きいため、水底を歩くことができますが、泳ぐことはできません。陸上では時速40キロ以上のスピードで走る能力を持っていますが、長距離走は苦手です。

 普段水の中で暮らすカバの皮膚は乾燥や紫外線に弱く、皮膚を守るために赤みを帯びた粘液を出します。「血の汗」などと呼ばれますが、カバには汗腺がありませんので、これは汗ではありません。この粘液には殺菌作用もあるため、肌をけがしても膿(う)んだりせずに治す力があるそうです。

 カバはあごの筋肉がとても発達していて、あごの関節の構造もあって口を150度まで大きく開くことができます。その口の中に歯は計40本あります。中でも下あごから上に伸びている犬歯はとても強くて、時には自分の口を突き破ることもあるそうです。

 テツオは普段、1日に50キロもの食事をとります。草食性ですので、干し草や野菜、固形飼料を混ぜたものを口の奥にある臼歯ですり潰して食べます。

 同動物園の獣医師、西岡真さん(46)によると、動物にも虫歯はあって、親とのスキンシップで親から虫歯菌をうつされたり、入園者がやる糖分の多いお菓子を食べて虫歯になるケースが多いようです。人間と同じですね。テツオのように歯みがきをさせてくれる動物は少ないのですが、ホースで水を流してうがいさせるだけでも虫歯予防に効果があるそうです。

札幌医大、教授を懲戒解雇、兼業で

 札幌医科大学(島本和明理事長)は5月25日、医学部の50歳代の外科系教授が、学外での兼業回数や収入を過少報告していた事実が確認されたことなどを理由に、懲戒解雇処分とした。発表は5月26日(プレスリリースは、同大のホームページ)。教授は、大学側の聞き取りに応じておらず、全容は不明だが、ここ2、3年は、「(大学からの収入を)大幅に超える給与収入」を得ながら、必要な届け出をしていなかったという。

 同大学は、規定で「月に5日間まで、社会通念上許される金額」での兼業を認めていて、その金額については、「(年間で)大学からの年収を超えない金額」との申し合わせがあるという。

 大学の調査や広報担当者によると、教授は北海道内の医療機関で、5、6年前から兼業を実施。回数や報酬について、一部しか報告しておらず、大学側で確認できた事実だけでも、報告していない兼業が、報告の2倍以上あり、ここ2、3年は大学からの収入を大幅に超える収入を得ていたという。学会などで道外への出張届けを出している期間中に、道内に戻って、兼業を実施し、再び道外に戻ったケースも確認された。

 大学は、教授の講座が管轄する病床稼働率が低いことから、注意を実施していたが、2014年末に、大学内外の医師から、「教授が兼業規定に違反しているのでは」とする通報があった。島本理事長が事実関係を確認した際、教授は「違反はない」と回答したものの、具体的な資料の提示はなかった。2015年1月に設置された調査委員会の事情聴取にも応じず、教授は文書で「違反はない」「(出張のケースは、出張変更の)届け出を忘れていた」と説明したが、大学側の具体的な指摘事項に対する回答はなかった。大学は、教授の懲戒解雇を決め、監督者の医学部長と附属病院長について、訓告とした。

 島本理事長は、「皆様の信頼を裏切り、心からお詫び申し上げる。再発防止に向けて、より一層倫理の向上を図る」旨のコメントを出した。

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