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「明るい兆し見えた」能登半島地震 石川県歯会

石川県歯科医師会の飯利邦洋 会長は、能登半島地震の状況について珠洲市をのぞく各地区において水道・下水道は通水しており、診療が再開しつつある状況とし「先は暗くなく、明るい兆しが見えてきている」と14日の日歯代議員会で報告した。

 3月6日時点での物的被害状況では、会員の歯科診療所は全壊2軒、大規模半壊1軒、半壊8軒、一部損壊61軒、会員の自宅は全壊5軒、大規模半壊4軒、半壊7軒、一部破損57軒。
【歯科通信】

歯科技工士問題で日歯「3団体の意見集約待つ段階」日歯予算決算特別委員会

歯科技工士の人材確保対策について、日本歯科医師会(高橋英登 会長)は、すでに日本歯科技工士会、日本歯科技工所協会、全国歯科技工士教育協議会との協議を進めているとし、「それぞれの団体で考え方が異なる部分もあるため、調整してもらった上で慎重に進めていきたい」と、歯科技工界の統一の考えを待っている状態と説明した。
 
 同委員会は、会立の歯科医療専門学校・歯科技工士科の応募者が極端に減少し、その原因がいまだに解明できないとし、対策などについて事前質問した。執行部は、「毎年、厚労省への制度・予算要望のなかで歯科衛生士、歯科技工士の人材確保および養成の支援として、各養成校に対する支援策の充実を要望してきた」とし、「各都道府県歯科医師会の独自の取り組みも参考とさせていただき、好事例の共有を図りたい」との考えを示している。

【歯科通信】


障害者の育児、地域で支援 北海道、体制構築検討へ

 北海道江差町の社会福祉法人「あすなろ福祉会」が運営するグループホーム(GH)で、知的障害者が不妊処置を受けていた問題で、障害者が住み慣れた地域で子育てできるよう、北海道が地域の支援体制構築を検討する方針を固めたことが2日、関係者への取材で分かった。

 国の制度はGHでの同居や子育てを想定しておらず、入居者が結婚や出産を希望した場合の支援策が課題となっている。

 北海道関係者によると、市町村が子育てを支援する居宅介護支援事業者などと連携し、障害者を地域ぐるみで支えているケースもあるが、地域によって受けられる支援内容や事業者の数に差があるのが課題という。北海道は実態を把握し、関係機関との連携を模索する。

 他に、障害者が結婚や出産をイメージした上で意思決定できるよう、GHなどが国のガイドラインに基づく「意思決定支援会議」を開いたり、個別支援計画を作ったりしているかどうかを実地指導などの際に確認する。

 国には、居宅介護支援事業所の不足解消に向けた育児支援の報酬引き上げや、一定の要件を満たした場合のGHでの子育て容認などを要望する。

 北海道はこれらの方策を9日の道議会保健福祉委員会で示す見通し。

 ※障害者不妊処置問題

 北海道江差町の社会福祉法人「あすなろ福祉会」のグループホームで、結婚などを希望する知的障害者が不妊手術や処置を受けていたと共同通信が2022年12月に報道した。北海道は障害者総合支援法に基づく監査で13人が処置を受けたことを確認し、23年6月、法人側に「意思決定支援への配慮が不十分」として改善を指導。その後の調査で、道内14事業所で計25人への処置も判明した。

春とは言えない降雪

北海道では、未だ雪が降り春とは言えない季節です。一方 「春眠、暁を覚えず」― 春は桜、そして睡眠の季節。そんな睡眠について、
国立循環器病研究センターから驚くべき研究内容が発表されました。それは
枕との関係。高くて硬い枕が「特発性椎骨動脈解離」を誘発し、脳卒中の
リスクを高めるというものです。
 この病気は首の後ろ側にある椎骨動脈が裂けてしまうもので、若い世代(15~
45歳)で発症する脳卒中のうち8~10%を占めています。研究チームは特発性
椎骨動脈解離の患者の一部が極端に高い枕を使うことに着目。2018~23年の間、
この病気と診断された53人(26~79歳)と年齢と性別が同じ他の病気の患者53人
について、枕の高さや硬さを調査しました。普通の枕(高さ12cm未満)と高い枕
(高さ12cm以上)と極端に高い枕(高さ15cm以上)で見ると、高い枕では特発性
椎骨動脈解離患者は他の病気の患者と比べ約2倍、極端に高い枕では約9倍と枕の
使用比率に顕著な差がありました。枕が高いほど発症割合が高くなり、枕が硬い
ほど発症との関連が強くなるという結果でした。
 国立循環器病研究センターでは、この症状を「殿様枕症候群」と名付け、
若い人がスマートフォンやタブレット、テレビなどを見るため枕を高くする睡眠
習慣を指摘。現代病として警鐘を鳴らしています。江戸時代の随筆に「寿命三寸
楽四寸(約12cmの枕は楽だが約9cmの方が長生きするという意味)」という言葉が
残っています。先人たちは、枕の高さが健康に関わると自然と気づいていたのか
もしれません。

子どもの誤飲事故防止を

日本中毒情報センターは、日本たばこ協会の協力で、子どもの誤飲事故を防止するためのリーフレットとポスター、動画を作成し、センターのウェブサイトで公表した。子どもがいる家庭や幼稚園、保育園、医療機関での活用を呼びかけている。

 誤飲する物ではたばこが多く、特に加熱式たばこによる事故の割合が増え、中にはとがった金属片が入っている製品があると注意喚起した。

 ほかにも薬や化粧品、乾燥剤、電池やおもちゃ、灯油、殺虫剤・防虫剤などを例示。周囲の大人ができる具体的な予防策として、0歳、1~2歳、3歳以上に分けて、物の置き場所や対象となる製品、いざというときの対処法を紹介している。

歯科技工士問題 「訪問現場で活躍すべき」 法改正の必要性強調

「これからの歯科技工士は、歯科技工所のなかでデータ技術の専門家として働く形に加え、歯科医師とともにチェアサイドのみならず、訪問介護の現場で、形態・機能回復に寄与する医療連携の歯車として力を発揮していくべき」第202回日歯臨時代議員会で熊谷 宏 代議員が発言したもの。

 熊谷代議員は、歯科技工士法第2条によって、看護師や歯科衛生士と異なり、診療補助をできる職種として位置付けられていない点、訪問現場に帯同できない点など現行法では歯科技工士の活躍の場に発展がないと指摘した。

 さらに歯科技工士の活躍の場を拡充する必要性を踏まえ、法改正の議論が行われてきた厚労省補助事業の歯科技工士に関するシンポジウムに言及。厚労省歯科保健課の小椋正之 課長が「日歯と日本歯科技工士会、全国歯科技工士教育協議会が同意すれば法改正は可能」という旨の発言をして、関係団体のコンセンサスは得られているとの認識を示し、「機が熟した。改正の最後のチャンスだといえる」と強調した。

【歯科通信】

舌の筋力がサルコペニアと関連していることが判明! 岡山大

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の稲田さくら 大学院生、岡山大学学術研究院医歯薬学域予防歯科学分野の江國大輔 教授らの研究グループは、自立高齢者において、舌の筋力が強いと栄養状態が良好であり、サルコペニアの者が少ないことを明らかにした。
 サルコペニアとは、加齢に伴う筋肉量の減少と筋力の低下を特徴とする症候群。

 この研究成果は、口腔衛生学会雑誌74巻1号(2024年1月発刊)に掲載された。
 本研究の結果から、舌の筋力を維持することで、サルコペニアを予防できる可能性が示唆された。これは介護予防にもつながり、健康長寿社会を目指す日本において、健康寿命を延伸する一助となる可能性がある。

ダウン症児の白血病 再発原因の変異発見/弘大など

弘前大学大学院医学研究科の伊藤悦朗特任教授(小児血液学)らでつくる研究チームが、ダウン症の子どもが発症しやすい血液のがん「骨髄性白血病」の発症と再発の原因となる遺伝子変異を発見した。2013年にも遺伝子変異を新たに確認していたが、今回はさらなる変異と再発原因につながる遺伝子を見つけた形。発症メカニズムの解明に向けた大きな一歩で、新たな治療法の開発に期待がかかる。

 研究成果は、血液学の分野で最も権威ある学会誌「Blood(ブラッド)」(米国血液学会)の電子版に21日付で掲載された。

 研究チームによると、ダウン症の新生児の一部は「前白血病」とされる一過性異常骨髄増殖症にかかり、さらに骨髄性白血病を発症する場合がある。骨髄性白血病は治りやすく、適切な治療を受けると8~9割が完治する。ただ、残りの1~2割の患者は治療が効かずに再発する。ある患者群だけが再発を繰り返す原因は不明だった。

 伊藤特任教授らによる13年の研究では、26の遺伝子の変異が、骨髄性白血病の発症に関与していることが分かっていた。ただ、当時は調査した検体数が少なく、発症メカニズムの解明にはさらなる調査が必要だった。

 

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