記事一覧

地域包括、「ネットワーキングのアート」

第2回日本医師会在宅医療支援フォーラムが5月18日、400人強の参加者を集め、開催された。基調講演した、慶応義塾大学名誉教授の田中滋氏は、「地域包括ケアシステムは、ハードを作ることではなく、既にあるインフラをいかに有機的に統合するか、つまり『ネットワーキングのアート』である」と指摘、「ケアは施設ではなく、地域に付く」という発想で地域包括ケアシステムの構築を進める必要性を強調した。

 「4つのヘルプ」という考え方の下、「5つのサービス」を展開するのが、地域包括ケアシステムに対する田中氏の基本的考え。この考えは年々進化を続け、従来は、「5輪の花」の図のように、5つのサービスを展開する模式図を描いていたが、今は「植木鉢」図に変更。「住まいと住まい方」と「生活支援・福祉サービス」という、個人の選択や好み、経済力などが反映する生活基盤がベースにあり、「医療・看護」「介護・リハビリ」「保健・予防」という、プロが提供し、平等性が重視されるサービスが上に乗るという考え方だ。

「徳島県におけるがん患者歯科医療連携についての特集」 ~おはよう日本

5/24(土)午前6:00~同7:30 放送局:NHK 総合テレビ
徳島県におけるがん患者歯科医療連携についての特集が「おはよう日本」
番組内にて放送されます。
http://www.nhk.or.jp/ohayou/
(当番組は日歯の広報より視聴お勧めの連絡が来ております)
(報道番組のため、時間、内容が変更になる可能性があります)

「老化防止は口と歯から」  ~団塊スタイル

5/23(金)午後8:00~同8:45 放送局:NHK Eテレ
老化防止は口と歯から唾液で判断口くう年齢歯周病に!? 
口の体操で若さを保つ。
http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num108/index.html

第27回『サラリーマン川柳』大賞決定

第一生命は22日、今年で27回目となる恒例『サラリーマン川柳コンクール』のベスト10を発表した。応募総数3万3605句から大賞に選ばれたのは、5204票を集めた【うちの嫁 後ろ姿は フナッシー】(段三っつ)。このほか、2013年を席巻したTBS系ドラマ『半沢直樹』の決め台詞「倍返し」関連から2作がランクイン。また、「お・も・て・な・し」をもじった家庭内“トホホ”事情など、悲喜こもごもなTOP10となった。

【結果】ゆるキャラでは癒されない? 会社員の嘆き節10選

 ゆるキャラが首位をさらった今回のコンテストだが、3位の【妻不機嫌 お米と味噌汁 「お・か・ず・な・し」】(不幸な男)を筆頭に、4位【帰宅して うがい手洗い 皿洗い】(しゅうくりーむ)、10位【わんこより 安い飯代 ワンコイン】(春の夢)など、男たちの哀愁漂う家族の風景も続々ランクイン。

 働く男の鑑ともいえる“半沢直樹”だったが、【やられたら やり返せるのは ドラマだけ】(夢追人/7位)と、現実社会ではまかり通らない様子もちらほら。何度耳にしたか分からない“倍返し”の名台詞でさえ、【倍返し! 言えずに今日も おもてなし】(まめまろ/11位)と、嘆き節に変換されている。

 通称“サラ川”として親しまれる同コンクールは1987年からスタートし、回を追うごとに注目度もアップ。今年4月には、アメリカの公共ラジオ放送である『ナショナルパブリックラジオ』で紹介されるなど、ついに海外メディアデビューを果たした。

 今回の結果は、スマホアプリ「サラリーマン川柳」(無料/iTunes・Android対応)でも閲覧可能。歴代サラ川ベスト10や、「上司・部下編」、「夫婦・家庭編」など7つのテーマ別に分けた作品集を見ることができる。

訪問診療の減額の影響、優先的に調査

中央社会保険医療協議会の診療報酬改定結果検証部会が5月14日に開催され、部会長に明治安田生活福祉研究所主席研究員の松原由美氏を選任するとともに、2014年度改定の影響を検証するため、2014年度と2015年度の2年間に、計12項目の特別調査の実施を決定した(文末を参照。資料は、厚生労働省のホームページに掲載)。

 2014年度は6項目の調査を実施する。改定の影響がより明らかになるよう、可能な限り後ろ倒しのスケジュールで進めるが同一建物同一日の訪問診療等への適正化による影響調査」に限っては、可能な限り速やかに調査する。2014年度改定では「同一建物同一日」の訪問診療料は4分の1に減額され、「集合住宅などでは、訪問診療を行う医療機関を確保できなくなるのではないか、という懸念も出ている」(厚労省保険局医療課保険医療企画調査室長の竹林経治氏)ことを踏まえた対応だ。7月中には調査票を固め、8月に調査を実施、10月には結果の速報を公表する予定。

 本部会の結果が報告された同日の中医協総会では、健康保険組合連合会副会長の白川修二氏は、(2)のうち、紹介率・逆紹介率の低い大病院に関する調査は、2014年度に実施すべきと提案。社会保障審議会医療保険部会で、紹介状のない大病院の外来受診を抑制する議論が出ているからだ。これに対し、竹林氏は、大病院の外来関連の2014年度改定は、1年の経過措置を設けているので、2015年度の実施に理解を求めた。

職場で昼寝、頭すっきり

働く人に昼寝を勧める動きが広がっている。眠気を解消して、作業能率の低下やミスを防ぐことが目的。

 職場での昼寝を認める企業があるほか、昼寝ができるカフェやマッサージ店もでてきた。

 午後1時半過ぎ、さいたま市のリフォーム会社「オクタ」のオフィス。パソコンに向かう社員たちのすぐそばの席で、1人の男性社員が机に小さな枕を置いて顔をうずめて、寝始めた。同社には、社員が昼寝をする権利を認める「パワーナップ(短時間の仮眠)制度」がある。

 同社は2年前、会長の奥田勇さんの発案で仕事の能率アップを目的に制度を設けた。申告は不要で、眠気を感じた社員は15-20分、自席や休憩室などで寝ることができる。ほとんどの社員が制度を使った経験があるといい、午後からの長時間の研修や会議でも、途中昼寝時間が設けられる。

 経理担当の山田郁子さん(33)は「眠い時に電卓を使うと、ミスが怖くて再度確認し、結局時間がかかる。昼寝を始めてから効率が上がったと感じる」と話す。

 日本人の平均睡眠時間は外国人に比べて短い。経済協力開発機構(OECD)が3月に公表した調査では、7時間43分。全26か国平均の8時間19分より30分以上少なく、韓国に次いで2番目に短かった。

 厚生労働省は3月、11年ぶりに改定した「健康づくりのための睡眠指針」で、勤労世代は必要な睡眠時間を確保しにくいと指摘。午後の早い時間に30分以内の昼寝をすると作業能率改善に効果的だと勧めている。

 大阪市のインターネットコンサルティング会社「ヒューゴ」も職場で昼寝ができる。7年前、スペインなどの企業を参考に、午後1-4時を昼休憩「シエスタ」とする制度を設け、そのうち30分ほどの昼寝を推奨している。

 社長の中田大輔さん(34)は「判断が鈍ったり、アイデアが思い付かなかったりするのは眠い時。シエスタ後は気分を切り替えて働ける」という。

 昼寝場所を提供する店もある。東京都千代田区の「おひるねカフェcorne(コロネ)」は、女性専用の昼寝場所。睡眠時間を記録できるサイトを運営する「ねむログ」(東京)が昨年11月に開いた。

 利用は10分160円。天蓋付きマットレスが8人分あり、アロマオイルが香る。枕は硬さや形の異なる17種類から選べ、有料で寝間着の貸し出しなどもする。ランチと昼寝がセットになったサービスもあり人気。店長の塚島早紀子さんは「仕事に家事、育児と忙しい女性は睡眠時間を削りがち。隙間の時間を睡眠に充ててもらいたい」と話す。

 名古屋市のマッサージ店「メディカルリラクゼーション フォレスティ」も、座って足を温めるなどしながら昼寝できるコース(15分600円から)などがある。

 研究者らで作る日本睡眠改善協議会(東京)常務理事で、医学博士の白川修一郎さんは「眠気は12時間周期で強まるため、夜のように、午後にも眠くなる。短時間の仮眠で情報処理などの脳の働きは回復することがわかっており、昼寝は仕事でのミスを減らすうえで効果がある」と話している。

目安は15時までに15分間…頭痛や体のだるさ防ぐ

 多忙な時期、昼食後に睡魔に襲われ、職場の机で寝てしまった経験のある記者(34)。目覚めた時に首が痛かったり、頭が重いと感じたり、後悔したこともある。働く人向けの昼寝方法を、睡眠コンサルタントの友野なおさんに教えてもらった。日本睡眠改善協議会の認定資格「睡眠改善インストラクター」などを持ち、各地で講演活動も行っている。

 「働く人の昼寝時間は、二つの『15』がポイント。15時(午後3時)までに、15分間と覚えてください」。友野さんによると、15分以上眠ると、眠りが深くなって、起きた時に頭痛や体のだるさにつながる場合が多い。午後3時より遅い時間だと、夜の睡眠時間に差し障るという。

 タイミングがよいのは昼休みだ。「午後の眠気を予防できます」。寝る前にはコーヒーなど、眠気を覚ますカフェインを含む飲料を飲むとよい。効果が表れるのは目覚めた後なので、睡眠の余韻が残りにくい。

 15分以上寝ないよう、携帯電話などのアラームを設定し、リラックスできる体勢を取る。友野さんのお勧めは、壁際のいすに座り、頭を壁にもたせかけた姿勢だ。足は少し前に投げ出すように伸ばし、腕は垂らしても組んでも。日頃から首の痛みや張りがある人は、肩に載せて首を支えるタイプの枕を使うとよい。

 机に突っ伏すと胃を圧迫し、食後は消化によくない。この体勢を取る場合は、腹部が折れ曲がりすぎないよう、枕代わりに小さなクッションなどを敷く。

 睡眠時は体温が下がる。「オフィスに冷房が入る時期には、カーディガンやひざ掛けなどで防寒を忘れずに」と話す。

 助言を取り入れ、1週間、昼食後に昼寝をしてみた。初日は自席でいすにもたれ、アイマスクをして仮眠したものの、電話の呼び出し音が鳴るたび起こされ、うつらうつらしたのは最後の方だけだった。

 2日目以降は休憩室に移動して目を閉じた。人の声もあまり気にならず、日ごとに眠るまでにかかる時間が短くなった。15分たって起きると、頭がすっきりして軽い。15分という時間が重要なことが実感できた。

 友野さんは「脳と体を休める昼寝は、ストレス社会を生き抜くすべ。ぜひ習慣づけてみて」と話す。上司の皆様、昼休みに寝ている姿を見かけても、ご理解ください。

化石になっても歯は語る

化石となった歯を調べることで、いろいろな事実を知ることができます。例えば草食性であったか、肉食性であったかというような基本的なことは比較的簡単にわかるそうです。歯の磨耗状態をチェックすることで、鳥の祖先といわれている始祖鳥が昆虫や海岸に打ち上げられた動物の遺骸を食物にしていたことも推定されています。肉食性の恐竜が歯ぎしりをしていたことも歯の減り具合で判明しているそうです。狂暴な肉食性恐竜ティラノサウルスはその極端に小さな前肢で歯の掃除をしていたこともわかっています。

「8020歯っぴいプラン」について

平成25年度からは第2期の北海道歯科保健医療推進計画(別称:8020歯っぴいプラン)を策定し、各種の歯科保健医療に係る施策を推進しています。この計画においては、乳幼児、学齢児、成人、高齢者、障がいを持つ方々など全ての地域住民が「食べる楽しみを享受できる生活」を送ることができるようにするための取組みとして次の4つの重点施策を掲げて推進しています。①乳幼児期・学齢期においてはむし歯を予防するためにフッ化物洗口を推進すること。②成人期においては歯周病を予防するために、成人歯科健診や保健指導を利用できる機会を確保すること。③高齢期においては、低栄養や誤嚥性肺炎を予防するために、口腔ケア提供体制を整備すること。④障がいを持つ方々に対しては歯科保健医療サービスの充実を図るために障がい者歯科医療協力医の確保と歯科医療ネットワークを充実すること。

過去ログ