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もっと学校歯科を知ろう!

生きる力をはぐくむ歯・口の健康づくり推進事業は、昭和53年に文部省(当時)が開始した「むし歯予防推進指定校」の制度を、平成19年度より日学歯が引き継ぎ、平成23年度に現名称に改め取り組んできた。学校歯科保健の目的は、歯や口を目に見える教材として、子ども達の心身の健康を視野に入れた確かな健康観の育成と、「生きる力」をはぐくむことにより、生涯を通して健康な生活を送る基礎と健康に生き抜く力を培うことにある。本事業はそれらを実践的に具現化する施策として、日学歯の再重要事業と位置付けており、学校現場からも高く評価されている。
                         日歯広報 2014.4.15

認知症を緑茶が予防、金沢大グループ発表

金沢大の山田正仁(まさひと)教授(神経内科学)らの研究グループが、毎日緑茶を飲む習慣のある人は軽度も含めた認知症の発症率が、全く飲まない人の3分の1にとどまることを突き止めた。コーヒーや紅茶を飲む習慣と発症抑制との関連は見られず、緑茶にだけ認知症の予防効果がみられたという。成果は15日の米科学誌プロスワン電子版に掲載された。

 研究グループは2007~13年、石川県七尾市中島町の60歳以上の住民を対象に調査を実施。07~08年の初回調査時に認知機能が正常で11~13年に再調査ができた490人について、飲茶の習慣と、認知症やその前段階の軽度認知障害の発症を分析した。

 その結果、毎日緑茶を飲む157人のうち発症したのが18人だったのに対し、全く飲まない138人では43人が発症していた。発症率はそれぞれ11・5%と31・2%で、毎日飲むグループは発症リスクが3分の1にとどまった。週1~6日飲むグループも発症率は14・9%と低めで、リスクは半分以下に抑えられた。

歯周病ケア普及歯科健診

内容  歯周病検査、歯周病の予防・改善指導
 場所  同健診の実施医療機関
     ※各支所・公民館等で配布しているチラシや、HP健康推進課の「歯の健康情報」に掲載。受診する場合は、事前に医療機関に申込みが必要。
 対象  今年度中に満30・40・50・60・70歳だった方、妊産婦で職場等の歯科健診を受ける機会がない方(治療中の方は対象外)
 料金  500円(70歳の方は無料。その他の方も免除制度あり)
 持ち物 健康保険証ほか
     ※妊産婦は受診券と母子健康手帳。
 その他 健診後、精密検査や治療が必要な場合は、保険診療の対象
 詳   健康推進課 ℡25-6315

インターネットエクスプローラーの脆弱性問題 解決へ

マイクロソフトのPC用OS Windowsに標準で付属しているWebブラウザ
「Internet Explorer(インターネットエクスプローラー)」に、Web
サイトに悪意のあるプログラムが仕込まれていた場合、それが実行さ
れてしまう脆弱性が発見され、社会的に大きな話題となっていた。5月
2日、同社はこの問題に対応するセキュリティ更新プログラムをIntern
et Explorer 6~11用について配布開始した。 Windows Updateの自動
アップデートの機能をオンにしておけばセキュリティ更新プログラムが
自動的に導入され、今回の脆弱性への対応は終了する。

マイクロソフト セキュリティ情報 MS14-021はこちら
https://technet.microsoft.com/library/security/ms14-021

唾液の力、うまく使っていますか=三村善郎さん ご近所のお医者さん

唾液にはいろいろな成分があります。食物を飲み込みやすくするムチンをはじめ、デンプンを分解しやすくするアミラーゼ、細菌に抵抗するリゾチーム、細菌に抵抗し発がん物質の作用を弱めるラクトペルオキシダーゼ、亜鉛と結合して味覚の働きを敏感にするガスチン、カルシウムと結合して歯を強化させるスタテリン、鉄と結合して細菌の発育を抑制するラクトフェリン、口の中をなめらかにして乾燥を防ぐアルブミン、細菌に抵抗するIgA(免疫抗体)、皮膚、歯、口腔(こうくう)粘膜、胃腸、血液などの細胞の増殖を増進するEGF(表皮成長因子)、神経節や神経線維の成長促進するNGF(神経成長因子)などが含まれています。

 唾液は1日に1~1・5リットル分泌され、口腔粘膜の保護や、pHが急激に変動しないような緩衝液としての作用もあり、そのことによって虫歯を防いだり、口を潤し、口臭を予防するなど、健康な口腔環境に寄与しています。ただこの素晴らしい唾液の力も、いろいろな環境や生活、薬物などにより、うまく使えない要素も多く存在しています。

 まず口を開けて呼吸する口呼吸は、唾液を蒸発させ、口腔環境を乾燥に導きます。またがんの放射線治療なども唾液腺の細胞を破壊することがあります。さらに花粉症の薬や降圧剤なども、唾液の分泌抑制に働き、口腔乾燥症を誘発することになります。

 ここで唾液を出しやすい、健康に通じる環境が、どのように作られるか考えてみましょう。まず食事の際によくかんで食べることが大切です。回数を多くかむことは、唾液を活発に分泌し食物とよく混ざることによって消化を助け、発がん物質の働きを抑制することができます。さらに口を閉じて咀嚼(そしゃく)することによって、鼻呼吸を確実にし、免疫系を活性化することができます。

 口を閉じて鼻呼吸でよく咀嚼した食生活は、あるべき唾液の機能と免疫力を活性化することにつながります。本来体に備わった活力を生かす生活で、健康になっていきましょう。

毎日新聞社 2014年5月13日(火) 配信

『雇用の将来』

「今後20年のIT化の影響で、米国における702ある職業のうち、
 およそ半分が失われる可能性がある」

無くなると評価された仕事の上位10は次の通りでした。

1位 調達事務員
2位 パッケージング&充填機械オペレーター
3位 銅版画工と彫刻師
4位 受付、レジ係
5位 スポーツの審判
6位 保険鑑定士
7位 融資担当者
8位 オーダーを受けるスタッフ
9位 仲介スタッフ
10位 保険の集金者

コンピューターに代替されにくい仕事TOP20は次のとおりです。

1位 レクリエーションセラピスト
2位 最前線のメカニック、修理工
3位 緊急事態の管理監督者
4位 メンタルヘルスと薬物利用者サポート
5位 聴覚医療従事者
6位 作業療法士
7位 義肢装具士
8位 ヘルスケアソーシャルワーカー
9位 口腔外科
10位 消防監督者 
11位 栄養士
12位 施設管理者
13位 振り付け師
14位 セールスエンジニア(技術営業)
15位 内科医と外科医
16位 指導(教育)コーディネーター
17位 心理学者
18位 警察と探偵
19位 歯科医師
20位 小学校教員


口腔外科が9位、歯科医師が19位と上位に入っています。

コンピュータがいくら進んでも、歯科の仕事はなくなりません。

朝食調査 朝食は体内時計整え、肥満防止につながる

 1日3食のうち、朝食が最もおろそかにされている現状が、食事の時間と内容に着目した時間栄養学を研究する柴田重信・早稲田大教授監修の「朝食に関する調査」で浮き彫りになった。柴田教授は「朝から活発に活動する現代人にとり、朝食に重点を置くことこそが大切。体内時計を整え肥満防止にもつながる」としている。

 調査は、20~50代の男女1200人を対象に、市場調査を手掛ける「シタシオンジャパン」(東京都中央区)が3月、インターネットで実施した。

 その結果、朝食を「平日にほぼ毎日食べている」は70・6%。昼食は83・8%、夕食は92・3%だった。また、朝食を「食べた」人も、多くは「ご飯・おにぎり」「トースト」「菓子パン・調理パン」などの主食単品で、「乳・乳製品・卵」「魚介・肉類・豆・豆製品」「野菜・芋類・果物」などを含む栄養バランスのとれた朝食を食べている人は16・3%だった。

 柴田教授は「朝食には体内時計を合わせる役割がある。栄養バランスのとれた朝食を食べなければ、心身の不調につながる『朝食時差ぼけ』状態を招くことがある」と指摘した。柴田教授によると、朝食と夕食の食事パターンで体重変化を見るマウス実験では、1日1食より2食、さらに朝食に重点を置いた方が太りにくい、という結果が出ているという。
毎日新聞社 2014年5月14日(水) 配信

生活保護受給、17年ぶり減 2月、前月比368世帯

年2月の生活保護の受給世帯は159万8818世帯で、前月より368世帯減少した。厚生労働省が14日、速報値を公表した。就職機会が増えて季節的に受給者が減りやすい4月をのぞくと、受給世帯の減少は17年5カ月ぶり。受給者数も、過去最多だった前月より1546人減り、216万6381人だった。

 高齢化の影響などで受給世帯は増え続け、1990年代半ばと比べれば100万世帯近く増えた。今回の世帯数の減少について、同省は「失業率や有効求人倍率の改善など雇用情勢の回復が減少につながった可能性がある」とみる。ただ今後も減少傾向が続くかについては「引き続き注視が必要」と慎重だ。世帯の内訳では高齢者世帯が最も多く、46%を占める。

朝日新聞 2014年5月14日(水) 配信

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