1996年には歯周病の重症度と糖尿病の関係も報告されています。境界型の患者で2年後に糖尿病と診断された患者の割合を、歯周組織が健康な者と重度の歯周病患者とで比較した論文です。HbA1cが9%以上を糖尿病と判断していますが、歯周組織が健康な人は11.3%だったのに対し、重度な歯周病患者は37%で、3倍以上の開きがありました。このようにバックグラウンドに重症の歯周病がある場合には、それだけ糖尿病に移行しやすいということが報告されています。
1996年には歯周病の重症度と糖尿病の関係も報告されています。境界型の患者で2年後に糖尿病と診断された患者の割合を、歯周組織が健康な者と重度の歯周病患者とで比較した論文です。HbA1cが9%以上を糖尿病と判断していますが、歯周組織が健康な人は11.3%だったのに対し、重度な歯周病患者は37%で、3倍以上の開きがありました。このようにバックグラウンドに重症の歯周病がある場合には、それだけ糖尿病に移行しやすいということが報告されています。
ダウン症で生まれる赤ちゃんの数が過去15年間で約2倍に増えているとする推計が、日本産婦人科医会の全国調査の分析をもとにまとまった。高齢妊娠の増加に伴い、ダウン症の子を妊娠する人が増えていることが背景にあるという。同医会が全国約330病院を対象に毎年実施している調査結果を、横浜市立大学国際先天異常モニタリングセンターが分析した。
ダウン症で生まれた赤ちゃんの報告数は1995年が1万人あたり6・3人で、2011年は13・6人と倍増していた。
また、ダウン症を理由に中絶をしたとみられる数も推計。95~99年の中絶数を基準とすると、05~09年は1・9倍に増えていたという。妊娠を継続していれば生まれていたとされるダウン症の赤ちゃんの数の推計では、11年は1万人あたり21・8人だった。調査では実数を出していないが、11年の人口動態統計の出生数に当てはめると、ダウン症の赤ちゃんは約2300人生まれるはずだったが、実際に生まれたのは約1500人となる。差の約800人の一部が中絶されたとみられる。
この15年間で超音波検査による出生前診断などが広がっている。昨年4月には、妊婦の血液から胎児の染色体異常を調べる新型出生前診断が導入された。半年間の集計では、異常が確定した56人のうち9割以上が中絶を選んでいた。センター長の平原史樹教授は「今後、中絶数がどう変化するか、注意深く見守っていく必要がある」と話す。
都道府県医療計画及び災害医療における都道府県歯科医師会実務担当者連絡協議会が2月28日(金)、歯科医師会で開催され、恒石美登里・日本歯科総合研究機構主任研究員が都道府県歯及び都道府県行政に対して実施した5疾病・5事業及び在宅医療への歯科の記載状況に係るアンケート調査の結果を報告。都道府県医療計画における「歯科」の記載は「在宅医療」において全47都道府県で見られた他、「がん」及び「災害」で大幅な増加となる45都道府県で記載されるなど、全てにおいて増加を示した。
日歯広報 2014(平成26年)3月25日
私たちが日々口にする食は、健康の源であり、美味しく、楽しい食事をとることは、心までも満たしてくれます。私たちにとって大切な食・・・お口の健康が「食べる」ことをさせ、生活に豊かさをもたらします。道北口腔保健センターは皆様のお口の健康を願って、道北にお住まいの方々を対象に昭和55年7月1日より旭川市歯科医師会によって休日救急歯科診療、歯科予防、障がい者歯科診療の3部門より組織され旭川市民のため一般歯科では非常に困難な患者様に医療を提供しています。
メディアあさひかわ 2014.4 №252
東京電力福島第1原発事故に伴い全町避難が続いている楢葉町民が暮らす、いわき市の上荒川応急仮設住宅に6月にも、仮設の歯科診療所が誕生する。町内唯一の歯科医院「蒲生クリニック」理事長の蒲生正若(まさわか)さん(53)が開所準備を進める。町によると、仮設住宅に歯科診療所ができるのは県内初。「前向きにできることをやりたい」。蒲生さんは地域の歯科医師としての決意をにじませる。
蒲生さんは原発事故で会津若松市に避難後、山形県で勤務医として1年9カ月働いた。昨年1月に勤務医を辞め、同県で生活しながら診療再開の準備を進めている。一時帰宅した際、町民が家の片付けをするなど帰還に向けた準備する姿が目に焼き付いた。復興のために「自分も何かやらなければ」。楢葉時代に通院してくれた町民のためにと、親の代から数え、約60年間「町の歯医者」として働いてきた責任感から、大勢の町民が生活する、いわき市での診療再開を決意したという。
町は5月にも帰町時期の判断を示す。帰町に伴い高齢世帯が増えるとの見方もある。蒲生さんは高齢者のためにと、移動診療車を使った診療も検討。大型特殊や普通2種、大型2種など各種免許を取得。帰還開始後、すぐに使えるようにと診療車を購入した。
仮設の「いわき仮設歯科診療所」は平日週4、5日営業。蒲生クリニックでは妻裕子さん(53)を含め複数の歯科医師がいたが、仮設では当面、蒲生さん1人。そのため診療できる患者数には限りがある。「震災前のようにじっくり治療したい気持ちがあるが、1人では1日20人くらいが限界かな」と複雑な思いも口にした。
白崎准教授が注意を促すのが、口腔アレルギー症候群だ。シラカバ花粉症と同じ抗原を持つ果物などを食べると、数分で舌やくちびるがはれてかゆくなったりする。シラカバ花粉症患者の50~70%がかかるという。関係するのは、リンゴ、モモ、サクランボなどバラ科の果物と豆乳。重症化すると、これらを食べたり飲んだりすることができなくなる。白崎准教授は「豆乳は一度に大量に飲み込んでしまうので、呼吸困難などの重い症状が出ることがある。」
北海道新聞 2013.3.19
厚生労働省によると、日本では肥満の人が増える傾向にあって、それによって健康を害する人が増えることが心配されています。内臓脂肪蓄積型の人が高血圧、糖尿病、動脈硬化などを発症しやすく、メタボリック症候群と呼ばれて特に注意が必要なのです。隠れ肥満は、メタボリック症候群の一歩手前と考えられます。特に中年男性に増えているようです。ご注意ください。
北海道新聞 2013.3.19
図書館には、行きますが下記のことは、決して行っていませんのでよろしくそれを踏まえて閲覧ください。(院長)
図書館で借りた本の返却期限をすっかり忘れていた・・・そんな経験を持つ人は少なくないかもしれない。米カンザス州の図書館では、20年以上も前に貸し出された本が、このほどようやく返却されたとして、話題になっている。
AP通信の報道によると、今年3月に返却されたのは、世界中から集めた300以上のレシピが掲載された料理本だ。貸出日は1992年9月なので、22年間も借りっぱなしだったのだ。延滞金をとられるということだが、その金額は4ドル50セント(約450円)。図書館関係者は、「借りた人は、この本をどこかに置き忘れて、最近になって見つけたのではないか」と推測しているという。
日本では、延滞金を取るのではなく、「延滞日数と同じ期間、本を貸さない」というルールをもうけている図書館が多いようだ。では今回のように、図書館の本を何年も延滞した場合、法律上、罪に問われることはあるのだろうか。小野智彦弁護士に聞いた。
●「返すのをやめよう」と思ったら要注意
「図書館で借りた本を返さないという問題は、無償での貸し出しということが背景にあると思います。TSUTAYAなどのレンタルビデオ店の場合は、有償での貸し出しのうえ、高額な延滞金があるので、相当な心理的圧迫を感じますが、図書館の本はそういう圧迫がありません」
――図書館サイドでも、貸し出し停止などの利用制限の規定を設けているところが増えている。果たしてそれを超えて、返さない行為が何らかの犯罪になるのだろうか。
「理屈のうえでは、横領罪になりえます。図書館から預かった本があたかも自分の物であるかのように振る舞っているのだと解釈され、横領罪と判断される可能性があります。
ただ単に、返還期限を過ぎたくらいでは横領罪にはなりませんが、『もう返すのが面倒だ。返すのをやめよう』とか、『返還の催促がうざい。着信拒否にしてしまおう』などという思いが行動にでた段階で、横領罪になります」
――もし、図書館が横領罪として警察に被害届けを出した場合、警察は動くだろうか。
「基本的に警察は動かないでしょう。国宝級の高価な本であれば捜査するでしょうが、そのような本は、基本的に貸し出し禁止になっていますね。図書館で貸し出されている本は、おおむね安価です。そして、返さない人も多数いるでしょう。いちいち事件化していたら、他の事件が停滞しかねません」
――では、図書館側が、民事裁判に訴えるということもありうるだろうか。
「図書館も、そこまでして返還請求をすることはしてこないでしょう。ですから、この問題は永遠に繰り返されるのだと思います。電子化することで対策をするしかなさそうですね」
とはいえ、図書館の本は公の財産。貸し出し期限は守りたいものだ。