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旭川赤十字病院 第8回 医局抄読会のお知らせ

<日  時> 平成25年8月28日(水曜日)18時30分より

<会  場> 当院 医局(外来棟5階)

<内  容>「頑固な咳」 当院 呼吸器内科 本間 昭彦
      
      「最近の全身麻酔管理」 当院 麻酔科 濱田 耕介  

<申  込> 医師または歯科医師に限らせていただきます。
       
       参加ご希望の方は、8月28日(水曜日)午前中までに、
       地域医療連携室へご連絡下さい。

診療報酬の充実と財源確保を

 日歯は8月7日(水)、国民の健康の増進と健康寿命の延伸を図るべく、歯科保健医療に係る平成26年度制度・予算に関する要望書を田村憲久厚労大臣に提出した。要望では、▽国民皆保険制度の堅持と充実 ▽歯科診療報酬の充実と財源確保 ▽歯科技官政令職・省令職の設置及び厚生労働省組織規則上の歯科口腔保健推進室の設置 ▽8020運動のさらなる推進 ▽「歯科口腔保健の推進に関する法律(歯科口腔保健法)」に基づく事業の充実と全労働者への歯科健診の導入・産業歯科医の法制化 ▽特定健診・特定保健指導の実践
 ▽高齢者に対する歯科保健対策と在宅歯科医療の充実 ▽歯科医師の需給と質の確保の環境整備 ▽歯科医療従事者の養成・確保を重点的に求めた。
                     日歯広報 8月15日

院内のペット処遇について

7月31日、医師会、歯科医師会、薬剤師会と旭川市保健所担当者が出席し、医療安全推進検討会が開催されました。その際、市保健所より、患者様からの相談に関する件についての報告がありましたのでお知らせいたします。
 相談内容は、子どもが受診した歯科医院の待合室に猫がいて、床にも猫じゃらしが落ちており、待合室に入るなり子どもがくしゃみをしていたという内容です。医療機関に猫がいることをもって直ちに法律に違反するものではありませんが、状況を確認し不衛生な場合は指導されることになります。
 犬や猫を飼っている方は、家族同然になっていることとは思いますが、診療室や待合室などで歩き回ることのないよう、十分注意していただきますようお願い申しあげます。

旭川赤十字病院 第4回 医療安全講習会のお知らせ

<日   時> 平成25年8月26日(月曜日)17時30分~18時30分

<会   場> 当院 講堂(外来棟2階)

<講義内容> 医療事故の経験から伝えたいこと

講師 : 聖徳大学 看護学部設置準備室 助教 高山 詩穂

<申   込> 医療機関職員(職種は問いません)

参加ご希望の方は、準備の都合上、参加人数を8月26日(月曜日)午前中までに、

地域医療連携室へご連絡下さい。

こども歯みがき教室

内容 講話、個別歯磨き指導
 日時 9月3日(火)午前10時から
 場所 キッズルーム(第二庁舎5階)
 対象 3歳以下の乳幼児と保護者
 定員 6組
 申込 健康推進課 ℡25-6315

《第8回 旭川赤十字病院症例検討会》

《日時》平成25年9月10日(火) 19時00分~20時30分
 《場所》旭川赤十字病院 (旭川市曙1条1丁目)
     外来棟2階 講堂

 《症例テーマ及び関係医》
  《症例1》「子宮内膜症の長期経過観察後に発症した卵巣癌の一例」
                     いしかわ産婦人科クリニック 院長 石川 雅嗣先生
                     旭川赤十字病院   産婦人科部長 玉手 憲一
  《症例2》「高齢者に対する腹腔鏡下大腸がん手術」
                     寺澤内科・胃腸科クリニック 院長 寺澤 憲一先生
                     旭川赤十字病院     外科医師 佐々木 剛志

 《参加対象》旭川市及びその近郊の医療機関職員
       (参加される方の職種は問いません)
 《申 込》 会場準備の都合から、事前に参加申込用紙をFAXにて8月30日までに送信願います。(当日の参加受付もいたします)
 《参加費》 無料

予防中心の枠組みつくれ 口の中から健康増進を 大阪大教授 林美加子 識者評論「これからの歯科医療」

高齢化が進むにつれて医療保険制度の在り方に関心が集まっているが、歯科や口腔(こうくう)保健を念頭に置いた議論があまり聞かれないのは残念だ。

 日本の歯科医療保険制度は、国民の誰もが歯科医療を受けられるという点で先進各国に誇るべき制度だが、悪くなってからの治療が主体であり、残念ながら国民の健康な生活習慣づくりに貢献しているとは言い難い。

 厚生労働省は現行の制度が行き詰まる前に、予防中心の枠組みに早急に移行すべきである。その方が政府にとって経済的であり、国民にとっても健康的であることは疑う余地がない。

 25年余り歯科医療に携わってきた筆者の実感によると、歯科は医療の中で軽視され続けた分野であり、患者さん自身も痛くなるまで歯科を受診しない傾向にある。しかし、口は全身の健康を映す鏡である。虫歯や歯周病は細菌による持続的な感染症であり、その影響は全身に及ぶことが明らかになっている。また昨年発表された日本の疫学研究でも、歯が多く残っている高齢者は、脳の働きが活発であることが示されている。

 予防の重要性については、スウェーデンの30年にわたる臨床研究により、歯に付着したオーラルバイオフィルム(プラーク)の除去をはじめとする適切な処置を受ければ、虫歯や歯周病の大半は予防できることが証明されている。

 正しい歯磨きや健康的な食生活など、良い生活習慣を確立することで口腔の状態を改善し、ひいては健康の増進につなげようという考え方を「オーラルヘルスプロモーション」と呼ぶ。こうした考え方に重点を置いた医療を展開している歯科医もいるが、日本の歯科医療保険制度では「削って詰める」などの治療は対象になるが、予防処置のほとんどはカバーされていない。大きく削ってかぶせる治療を施した歯は、削っていない歯より寿命が短く、早く失われることが分かっている。しかし、日本の制度では予防より治療に圧倒的に多くの財源が費やされているのだ。

 これを変革しなければ、厚労省や日本歯科医師会が掲げるスローガンである8020(80歳で20本の歯を維持する)の達成ができるはずがない。歯科の保険財政は、高齢者への高額な治療がかさみ破綻をきたすだろう。

 変革の具体案として次のような制度を導入してはどうか。国民一人一人に社会保険番号のようなIDを発行し医科・歯科、それぞれのかかりつけ医に登録する。歯科医療は18歳まで無料とし、かかりつけ医では、虫歯などの原因になる口の中の細菌レベルや唾液の量、状態などを分析して個人ごとにリスクを評価し、リスクに合わせた定期健診と予防的な処置を受けられるようにする。指導に基づき健康的なライフスタイルを実践した人が支払う医療費は低く設定し、喫煙などリスクが高い習慣を持つ人は高額負担とするのである。

 加齢とそれに伴う病を防ぐことは容易ではないが、われわれ自身のため、ひいてはより良い社会および財政のために、オーラルヘルスプロモーションから健康長寿の実現に努めることは可能である。

「サルコペニア肥満」に注意

肥満の指針としてメタボリック症候群が有名だが、近年、加齢によって筋肉が落ち、さらに脂肪がたまる「サルコペニア肥満」に関心が高まっている。高齢者は高血圧や転倒して寝たきりになるリスクが高く、注意が必要とされる。
                              北海道新聞 2013.8.7

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