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診療報酬不正請求で処分

厚生労働省関東信越厚生局は24日、訪問診療したと装って診療報酬約245万円を不正請求したとして、東京都江戸川区の医療法人社団「桜栄会(おうえいかい)」が運営する、あきる野市の歯科医院「あきる野デンタルクリニック」(廃止)を保険医療機関の指定取り消し相当処分にすると発表した。処分は25日付。

 厚生局によると、同医院は2010年から、桜栄会が運営する別の医院の医師が高齢者施設などに出向いて診療していたのに、127件の報酬を請求していた。

 訪問診療の診療報酬は外来に比べて高いが、医院から原則16キロ以内でないと認められない。あきる野デンタルクリニックに診療実態はなかったとみられ、16キロ以上離れた別の医院の医師が訪問していたという。桜栄会は「コメントできない」としている。

絵本と歯ブラシでコミュニケーション

内容 絵本の読み聞かせと、歯磨きの指導
 日時 11月8日(金)午前10時30分から
 場所 中央図書館(常盤公園)
 対象 1歳前後の子と保護者
 定員 20組
 申込 健康推進課 ℡25-6315

こども歯みがき教室

内容 講話、個別歯磨き指導
 日時 11月5日(火)午前10時から
 場所 キッズルーム(第二庁舎5階)
 対象 3歳以下の子と保護者
 定員 6組
 申込 健康推進課 ℡25-6315

文科省 学校病に関するWGの意見案を公開 う蝕歯について言及

9月12日、要保護および準要保護児童生徒への医療費の就学援助の対象
となる疾病、いわゆる「学校病」の意義や項目を見直すためのワーキ
ンググループの意見案が、文科省ホームページで公開された。「今後
の健康診断の在り方に関する検討会、学校病に関するワーキンググル
ープ」は第1回が平成24年8月、本年7月22日まで3回開催されている。
今回、公開された意見案では、学校病に指定されている疾患の見直し
について言及された。学校病に指定されているのは、う歯、慢性副鼻
腔炎、アデノイド、結膜炎、トラコーマ、中耳炎、寄生虫病、
白癬(はくせん)、疥癬(かいせん)、膿痂疹(のうかしん・とびひ)
であるが、現状では、学習に支障を生じているとは想定しにくい疾病
や、対象者が非常に少ない疾病も含まれる。このうち、最も利用の多
いう歯については削除することは望ましくないとしている。

意見案はこちら 文科省ホームページ
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/sports/015/attach/1339502

マニュライフわくわくるーむ 心身障害児に癒やしの部屋 板橋

板橋区小茂根の心身障害児総合医療療育センター(君塚葵所長)に19日、障害のある子どもたちの心を癒やすプレイルーム「マニュライフわくわくるーむ」がオープンした。

 療育環境の改善に取り組むNPO法人「子ども健康フォーラム」(長嶋正實理事長)が、マニュライフ生命保険の寄付で設置・運営を支援している。都内での開設は初めてで、全国では9カ所目になる。

 壁画はヒーリング・アート(癒やしの芸術)を学ぶ女子美術大の学生が担当。水彩と色鉛筆の優しい色調でクマやムササビ、リスなどを描いた。木の幹や葉には動物の隠し絵が施され、それを見つけ出す楽しさもある。

 同ルーム担当の看護師、後藤和恵さん(38)は「軽く触るだけで音楽が流れたり、光が点滅する玩具が充実している。カーテンで仕切り、思春期向けのスペースも確保したので幅広い年代の子どもたちに喜ばれると思う」と話した。

窓口負担1割の特例措置延長を

日歯は9月26日(木)、田村憲久厚労大臣を訪ね、70~74歳の高齢者の窓口負担を1割から本則の2割に戻すことに対して要望書を提出した。
                         日歯広報 2013.10.5

乳歯を保存するプロジェクト 放射性物質を測定 松戸のシンポに200人参加

放射性物質ストロンチウム90が歯や骨に取り込まれやすいことから乳歯に含まれる量を測定し、被ばくの状態を調べる取り組みを続けている「乳歯を保存するプロジェクト」(藤野健正代表)がこのほど、松戸市内でシンポジウムを開いた。約200人が参加し、藤野代表や東北大の篠田壽名誉教授らパネリストの話を聞いた。

 藤野代表は歯科医院「きょうどう歯科新八柱」所長。東葛地域が、周辺より放射線量が高く「ホットスポット」と呼ばれることから、2011年末からこの取り組みを開始。東京都内や東葛地域を中心に約400本の乳歯が集まったという。

 藤野代表は今回、スイスのバーゼル放射線研究所に検査を依頼した80本のうち、結果の出た24本について発表。「大半は検出限界以下だが、4人の歯に含まれるカルシウム1グラム当たり0・1ベクレルから0・25ベクレルが検出された。すぐに心配する数値ではないと思われるが、できるだけ多くの乳歯を集め、検査する必要がある」と話した。毎日新聞社 2013年10月18日(金) 配信

点字や触図で歯科治療説明 神戸大と大阪大がシステム開発

 神戸大医学部(神戸市中央区)と大阪大歯学部(大阪府吹田市)のチームが、視覚障害者を支援するため、歯の病気、治療状況を点字や手で触れられる「触図」によって表現するシステムを開発した。従来はボランティアなど第三者による文書の説明が必要だった。既に阪大歯学部付属病院(森崎市治郎院長)で利用を開始。全国的に普及させ、視覚障害者が歯科を受診しやすい環境づくりに役立てたいという。

 視覚障害者は全国で31万人に上るともいわれる。神戸大医学部付属病院はこれまで、視覚障害者向けに医療文書の自動点字翻訳システム「イーブレイル」を開発。インターネットを使った点字の自習システム、触れることで行き先が分かる「触地図」のシステム作りも進めてきた。

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