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8020高齢者の歯のコンクール

80歳以上(昭和8年4月1日以前に生まれた方)で自分の歯が20本以上ある方の中で、特に歯が健康な方を表彰します。
応募方法
 8月16日(金)までに、住所・氏名・生年月日・電話番号をはがきに記入して、上川中部地域歯科保健推進協議会(〒070-8525 7の10 第二庁舎3階)
 詳しくは 同協議会(健康推進課内 ℡25-6315)

こども歯みがき教室

内容 講話、個別歯磨き指導
 日時 8月13日(火)、午前10時から
 場所 キッズルーム(第二庁舎5階)
 対象 3歳以下の乳幼児と保護者
 定員 6組
 申込 健康推進課 ℡25-6315

「通常は事前に眠気」 SAS、専門家指摘

ツアーバスの運転手河野化山(こうの・かざん)被告(45)が患っていたと診断された睡眠時無呼吸症候群(SAS)。交通事故を起こしたSAS患者の刑事裁判では、予兆なく瞬時に眠りに落ちた可能性があるとの理由で無罪を宣告された例もあるが、専門家は「事前に眠気をまったく感じずに意識を失うことは少ない」と指摘する。

 SASは、就寝時に呼吸が止まる状態を繰り返して熟睡できず、日中に慢性的な眠気や倦怠(けんたい)感に悩まされる睡眠障害。2003年、居眠り運転をした山陽新幹線の運転士が診断され、広く知られるようになった。

 SAS患者が車を衝突させ、3人にけがを負わせた事故では、大阪地裁が05年、急激に睡眠状態に陥った可能性があり、事故を予見できなかったとして無罪判決を言い渡し、そのまま確定した。

 名古屋地裁豊橋支部も08年、危険運転致死罪に問われた患者を同様に無罪としたが、名古屋高裁は09年、眠りに陥ったこと自体を否定し有罪と判断。最高裁も支持し懲役5年が確定した。

 睡眠医学が専門の内村直尚(うちむら・なおひさ)久留米大教授は「SAS患者は慢性的に眠気を感じている。てんかんとは違い、予兆なく突然意識をなくすことは考えにくい」と指摘する。一方、九州大の安藤真一(あんどう・しんいち)・睡眠時無呼吸センター長は「重症の場合、自覚なく脳が一瞬だけ眠ってしまうこともごくまれにある」としている。

 群馬県警によると、河野被告は逮捕後の調べに「事故の瞬間は覚えていない」「(事故直前は)うとうとしていた」と供述していた。

 政府は、一定の病気の影響で死亡事故を起こした場合、懲役15年以下の懲役とする新法案を4月に国会に提出、継続審議となっている。成立後、政令で指定する病気にSASを盛り込む見通しだ。

化学物質過敏症、便利さのひずみ 症状苦しむ女性、呼吸困難も

映画「奇跡のリンゴ」の主人公の妻と同じ、化学物質過敏症で苦しむ女性が福井県鯖江市にいる。普段から重厚なマスクが手放せず、食事制限も厳しい。女性は「化学物質は世の中を便利にした一方で、多くの犠牲者を生んでいる。どんな未来、生き方を選ぶか、考える参考にして」と話している。

 同市新横江2丁目の高橋直恵さん(42)。34歳のとき、介護士として勤務した新築の施設でシックハウス症候群の症状が現れ、立ちくらみしたり、肌が赤く腫れたりした。2年後に嫁いだ住宅で揮発性のシロアリ防除剤によって悪化、化学物質過敏症と診断された。現在は夫の協力を得て実家で暮らす。

 夏場の農薬散布時期に薬を吸い込むと全身が硬直する。田畑から1キロ離れても呼吸困難になるため、散布日の未明に山に逃げ、午後に家に戻る。なるべく無農薬栽培の野菜を食べ、塾講師の仕事中も活性炭入りのマスクが手放せない。香水、たばこ、洗剤、整髪料…。街にあふれる化学物質が体をむしばむ。

 もともとおしゃれ好きで、カップラーメンが好物だった。喫煙もした。今では化粧はもちろん、白髪染めすらできない。

 「健康を顧みず、好きなだけ美容や飲食を楽しんだ。農薬やハウスダストだけが原因でなく、体に負担をかけ続けてきた自分にも責任がある」と高橋さんは考えている。

 手製のチラシなどで化学物質の危険性を訴える中、数多くの過敏症患者と知り合った。「軽度の方を含めれば患者は決して珍しくなく、年々増えている印象。世の中が便利になるのと同時に化学物質が増加しているのだと思う」。現代社会の“ひずみ”に怖さを感じているという。

めったにしないお代わりで…給食アレルギー死

東京都調布市の市立小学校で昨年12月、食物アレルギーのある5年生の女子児童が給食後に死亡した事故を受け、再発防止策を議論してきた同市の検討委員会は23日、教職員の研修強化などの対策を盛り込んだ報告書を長友貴樹市長らに提出した。

 この際、亡くなった女児の両親のメッセージが、調布市職員によって涙ながらに代読された。

 メッセージでは、死亡の原因となった料理の「お代わり」について、同級生から聞いた話として、クラス全体で目標にしていた残飯を出さない「給食完食」に貢献するため、めったにお代わりをしない女児が、お代わりの呼び掛けに手を挙げたという。余っていた料理は人気がなく、希望者がほとんどいなかった。

 女児は、体調不良を訴える直前、級友に「給食の完食記録に貢献したかった」と話していたといい、両親は「何かできることがあれば周囲の役に立ちたいという思いが、このような結果を引き起こすことになろうとは。残念でなりません」とした。
読売新聞 7月23日(火) 配信

死亡率の上昇受けて始まる「ストップ肺炎」キャンペーン

1980年代半ばから、日本人の死因は1位が癌、2位が心疾患、3位が脳血管疾患という状態が続いてきた。しかし、80年代に入って増加に転じた肺炎が、じわじわとその数を増やし、2011年にはついに脳血管疾患を上回り、死因の3位に躍り出た。
「健康寿命」の延長を狙う
 そんな現状に対する危機感から実施されるのが、日本呼吸器学会の「『ストップ肺炎』キャンペーン」だ。

 ただし、このキャンペーンは、肺炎による死亡者数を減らすこと自体を目的としているわけではない。仮に高齢者が最終的には肺炎で死亡するとしても、それまでの期間は肺炎に罹患することなく健康寿命を全うできるようにする─。それが「ストップ肺炎」キャンペーンの目指すところだ。
 この点について、キャンペーン推進委員会委員長の長崎大学病院院長の河野茂氏は次のように語る。

 「肺炎について一般の人は、抗菌薬で治る病気くらいにしか考えていないが、高齢者では重篤な疾患となり得る。実際、肺炎で亡くなる人の96%以上が65歳以上の高齢者だ。今後も高齢化が進む以上、肺炎による死亡そのものを減らすことは困難だが、誤嚥性肺炎を繰り返してつらい思いをするような例は予防によって防げる場合もある。そのための啓発活動を一般の人と医療従事者の双方に行っていく」

半身まひ 夢があるから頑張れる

モヤモヤ病は、脳の血管が挟まってしまう原因不明の病気です。そのせいで私は2000年に脳梗塞を起こしました。手術で頭蓋骨を一部切除したので、頭はへこんでいます。10年には脳出血を起こし、右半身がまひ。右脚を引きずるようにしか歩けず、細かい手作業が苦手です。時々言葉もうまく出ません。右半身の頭の先から足先までびりびりとしたしびれが絶えずあります。父が見舞いに来て「おまえ、車いすになって帰ってきたら家に入れないぞ。絶対歩いて帰ってこい」って大きな声を出すんです。怒られても、私には最高の励ましでした。
 病気になって、たくさんの人に支えられていることが分かりました。喫茶店を持っていたころは、世界は自分を中心に回っているかのように思っていました。あのころの自分が恥ずかしいです。最近、夢ができました。バリアフリーの飲食店を開くことです。
                        北海道新聞 2013.7.10

認知症の食事介助紹介

食べることは生きること。ただ、認知症になると食事の仕方さえも忘れてしまうことがあり、介助にも時間がかかる。北海道医療大看護福祉学部の山田律子教授の著書「認知症の人の食事支援BOOK」では、アルツハイマー病など認知症の原因疾患別に食事介助のこつを紹介。家庭や施設で役立つ一冊にまとめている。
                        北海道新聞 2013.7.4

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