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歯科医の不起訴不当、無資格で全身麻酔 浜松検審

聖隷三方原病院(浜松市北区)で男性歯科医が無資格で患者に全身麻酔をしたとして同病院職員から医師法違反容疑で告発され、静岡地検浜松支部が嫌疑不十分で不起訴とした問題で、浜松検察審査会が18日までに、不起訴不当と議決したことが分かった。

 議決書によると、歯科医は2010年3月8日から同年7月7日までの間に、同病院で患者2人に全身麻酔を施した。不起訴処分は今年3月6日付。不起訴不当とした理由については「人命を預かる医師が違法行為をしたことは許されるべきではない。再捜査してほかに事例がないか調べるべき」などとしている。議決は今月12日付。

 同病院の歯科医師による無資格麻酔をめぐっては、内部告発した職員が職場で嫌がらせを受けたとして、同病院を運営する社会福祉法人「聖隷福祉事業団」に300万円の損害賠償を求める民事訴訟を起こしている。

給食後に小1 一時呼吸困難…東京・町田

東京都町田市教育委員会は17日、市立小学校で給食を食べた1年生児童が、口の周りの発疹やかゆみ、せきなどの症状を起こし、病院に搬送されたと発表した。命に別条はなく、現在は通常通り登校している。

 発表によると、児童は14日、給食を食べ終わると、「気分が悪い」と訴えて保健室に運ばれた。食物アレルギー症状の疑いがあるとみて、救急車で病院に搬送。一時、呼吸困難となった。同日夕には状態が落ち着き、翌15日午後に退院した。

 この日の献立は、ご飯と肉じゃが、野菜のあえ物、果物、ふりかけ、牛乳。市教委が入学時に行った食物アレルギーへの対応を希望するかどうかを問うアンケートに、児童の保護者は「希望しない」と答えており、症状の原因は特定できていない。

終わり方を考える 在宅医療に多職種連携SNS

急速に広がるツイッターやLINE(ライン)などのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)。この仕組みを在宅医療に生かす取り組みが進む。医療やみとりの現場はどう変わるのか。

 「認知症に加え、体調悪く、身の置き所もない」「嘔吐(おうと)した様子がありました」

 今年5月、80代の胆管がんの男性患者をめぐる土屋医院(東京都豊島区)の土屋淳郎院長(44)と訪問看護師のやりとりだ。

 採血データや体温のほか、気づいた点や患者家族との会話内容も投稿する。以前は緊急時に電話やファクスで伝えていたが、2月にSNSを導入後は情報交換しやすくなった。土屋さんは「患者さんを中心に関係者の連帯感が高まる」と話す。一方、患者や家族は今まで次の往診まで聞けなかった疑問や、医師に話すべきか悩むようなささいな内容を気軽に伝えられる。「関係者が情報を共有することで、患者や家族が『分かってくれている』という安心感をもつようです」(土屋さん)

 男性は今月、区内の別の病院に入院するが、入院先の主治医もSNSに加わる予定だ。

 土屋さんらが利用するのは、医療・介護に特化したSNSシステム「メディカルケアステーション(MCS)」。開発した日本エンブレースの伊東学社長は「医療に必要なのはキュア(治療)とケア。MCSはケアに必要な多職種が連携するためのコミュニケーションツールです」と話す。

肥満の変形性膝関節症患者はBMI30未満でもTKA施行に至るリスクが1.4倍

スペイン・カタルーニャ地方の変形性膝関節症患者コホート(KOA)を用いて追跡研究を行った結果、肥満度が高いほど人工膝関節全置換術(TKA)へ進展するリスクが高く、軽度肥満(BMI25以上30未満)群でも、BMI正常群に比較してTKA実施リスクが40%高いことなどが示された。6月12日から15日までマドリッドで開催された欧州リウマチ学会(EULAR2013)で、英国University of OxfordのKirsten Leyland氏らが発表した。

「ここは刑務所か」…病院批判で県議ブログ炎上

読売新聞 6月13日(木) 配信


 小泉光男・岩手県議(56)(二戸選挙区、無所属)のインターネット上の書き込みが「非常識」などと批判を浴び、ブログの閉鎖に追い込まれていたことが12日、分かった。

 小泉氏は読売新聞の取材に「こんな事態になるのは予想外。思慮の浅はかさを反省している」と話した。17日の県議会議会運営委員会などで説明するという。

 小泉氏の5日付のブログには、県立中央病院の患者を番号で呼び出す対応に立腹したとして「ここは刑務所か!」「会計をすっぽかして帰った」などの記述があった。この記事が発端で、ネット上で大量の批判が殺到する「炎上」状態に。記事は削除されて2日後に釈明コメントが掲載されたが、9日にはブログ自体が閉鎖された。

小樽商大、また未成年飲酒…病院で手当て

小樽商科大学は13日、弓道部1年の男子学生(19)が5月に飲酒し、病院で手当てを受けていたと発表した。

 同校では昨年、アメフト部(当時)の1年生部員(当時19歳)が死亡する飲酒事故が起き、未成年者の飲酒禁止を徹底すると公表していた。弓道部の顧問でもある山本真樹夫学長は、13日に記者会見を開き、「大変残念だ。昨年の事故を受け、大学が一丸となってきたが、未成年の飲酒が発覚し、申し訳ない」と陳謝した。

 発表によると、5月11日、札幌市の北海道大学で、弓道の試合が行われた後、弓道場で食事会が開かれた。この席で酒が出され、1年生部員がコップ入りの焼酎を3、4杯飲んだという。この部員は具合が悪くなり、両親に連れられて病院に行き、点滴治療を受けて帰宅した。事実を把握した大学は、弓道部に3か月間の活動自粛を勧告し、1年生部員と上級生10人を厳重注意した。

熱中症搬送ハイペース 北海道内でも56人 気温上昇適応できず

道内で熱中症のため病院に救急搬送された人が、総務省消防庁が今年の集計を始めた5月27日~今月9日の2週間で56人に上り、前年の同時期(14人)の4倍となるハイペースで推移している。道内は5月まで寒さが長引いた後、一転して同月末から急に暑くなり、気温の変化に体が適応できないことが要因とみられ、専門家は注意を呼びかけている。

 消防庁の速報値では、道内の救急搬送者は5月27日から今月2日の1週間で27人、今月3~9日が29人で計56人。昨年6月1カ月間の77人に迫る勢いとなっている。全国の都道府県別では埼玉県の63人に次いで多かった。

 10日以降も札幌市と旭川市でそれぞれ、少なくとも2人が搬送されるなど、各地で熱中症患者が出ている。

医師、歯科医師24人を処分 免許取り消しや医業停止

厚生労働省は12日、刑事事件で有罪が確定するなどした医師、歯科医師計24人に対する免許取り消しや医業停止などの行政処分を決めた。同日、医道審議会から答申を受けた。26日に発効する。

 免許取り消しは覚せい剤取締法違反罪で実刑が確定した長田純(ながた・じゅん)医師(49)=福岡県北九州市。

 福岡市の美容外科で2010年1月、豊胸手術を受けた女性=当時(37)=に麻酔薬を過剰投与して死亡させたとして業務上過失致死罪で罰金刑を受けた深田民人(ふかた・たみと)医師(64)=鳥取県倉吉市=が医業停止1年6カ月。

 医師免許がない技師に医療行為をさせたとして医師法違反罪などで罰金刑を受けた工藤謙三(くどう・けんぞう)医師(67)=北海道石狩市=が医業停止6カ月。

 ほかに児童買春・ポルノ禁止法違反や盗撮行為による迷惑防止条例違反などわいせつ関連や自動車運転過失傷害、診療報酬の不正請求などで医師10人と歯科医師8人が医業停止となった。医師3人が戒告。

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