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唾液介して感染、EBウイルス

EBウイルスが感染する経路と潜伏するメカニズムをもう少し詳しくお話しましょう。まず、ウイルスはだいたい口を通じて唾液から入り、上咽頭の粘膜に付着します。そこで、咽頭の粘膜と、そこのB細胞に感染します。B細胞は中でさかんにウイルスを作って、ウイルス粒子を排出します。これらの細胞は細胞障害性T細胞(CTL:Cytotoxic T Lymphocyte)のターゲットになり、排除されていきます。

 EBウイルスの感染症によって「伝染性単核球症」が生じると、末梢血中にリンパ球がかなり増えます。増えているリンパ球ってどちらだと思いますか。B細胞でしょうか。T細胞でしょうか。実はCTLなんですね。T細胞です。B細胞ではなくて、CTLによって免疫反応が起こっているのです。この免疫反応が肝臓の炎症を起こしたり、強い発熱を起こしたりする原因になり、身体を傷害するのです

歯科診療所の1日当たり点数 631.8点、前年比5.0点増

平成24年度社会医療診療行為別調査の結果が6月27日(木)、厚労省より公表され、歯科診療所の1日当たり点数は631.8点で、平成23年の626.8点より5.0点増えた。1件当たり点数は1272.6点で、1247.8点から24.8点増えた。
                          日歯広報 2013.7.15

誤嚥性肺炎「すぐ抗菌薬」必要か

誤嚥性肺炎が発生した場合に、細菌性の原因なのか、化学性の原因なのかを判別することは難しい。化学性であれば、細菌は関係ないため抗菌薬は効果を発揮しない。とはいえ、化学性の肺炎でも細菌感染を続発する可能性もある。細菌感染を抑制する意味で、経験的に抗菌薬投与を行う選択肢はある。日本呼吸器学会の医療・介護関連肺炎のガイドラインでは、誤嚥性肺炎の治療としては、原因菌を同定して、有効な抗菌薬を選択するとだけ示している。明確なエビデンスはないので、難しい選択肢とはなる。

周術期口腔機能管理の算定 歯科標榜病院の45.9%

日本歯科総合研究機構(日歯総研)はこのほど、歯科標榜病院における医科歯科連携に関する調査結果をまとめた。調査の結果、複数回答による歯科標榜科名は「歯科」が69.4%で最も多く、次いで、「歯科口腔外科」の57.4%。医科入院患者の口腔管理を含めた歯科治療を実施している病院は96.1%であり、ほとんどの歯科標榜病院で実施していた。
                    日歯広報 2013.7.15

8020高齢者の歯のコンクール

80歳以上(昭和8年4月1日以前に生まれた方)で自分の歯が20本以上ある方の中で、特に歯が健康な方を表彰します。
応募方法
 8月16日(金)までに、住所・氏名・生年月日・電話番号をはがきに記入して、上川中部地域歯科保健推進協議会(〒070-8525 7の10 第二庁舎3階)
 詳しくは 同協議会(健康推進課内 ℡25-6315)

こども歯みがき教室

内容 講話、個別歯磨き指導
 日時 8月13日(火)、午前10時から
 場所 キッズルーム(第二庁舎5階)
 対象 3歳以下の乳幼児と保護者
 定員 6組
 申込 健康推進課 ℡25-6315

「通常は事前に眠気」 SAS、専門家指摘

ツアーバスの運転手河野化山(こうの・かざん)被告(45)が患っていたと診断された睡眠時無呼吸症候群(SAS)。交通事故を起こしたSAS患者の刑事裁判では、予兆なく瞬時に眠りに落ちた可能性があるとの理由で無罪を宣告された例もあるが、専門家は「事前に眠気をまったく感じずに意識を失うことは少ない」と指摘する。

 SASは、就寝時に呼吸が止まる状態を繰り返して熟睡できず、日中に慢性的な眠気や倦怠(けんたい)感に悩まされる睡眠障害。2003年、居眠り運転をした山陽新幹線の運転士が診断され、広く知られるようになった。

 SAS患者が車を衝突させ、3人にけがを負わせた事故では、大阪地裁が05年、急激に睡眠状態に陥った可能性があり、事故を予見できなかったとして無罪判決を言い渡し、そのまま確定した。

 名古屋地裁豊橋支部も08年、危険運転致死罪に問われた患者を同様に無罪としたが、名古屋高裁は09年、眠りに陥ったこと自体を否定し有罪と判断。最高裁も支持し懲役5年が確定した。

 睡眠医学が専門の内村直尚(うちむら・なおひさ)久留米大教授は「SAS患者は慢性的に眠気を感じている。てんかんとは違い、予兆なく突然意識をなくすことは考えにくい」と指摘する。一方、九州大の安藤真一(あんどう・しんいち)・睡眠時無呼吸センター長は「重症の場合、自覚なく脳が一瞬だけ眠ってしまうこともごくまれにある」としている。

 群馬県警によると、河野被告は逮捕後の調べに「事故の瞬間は覚えていない」「(事故直前は)うとうとしていた」と供述していた。

 政府は、一定の病気の影響で死亡事故を起こした場合、懲役15年以下の懲役とする新法案を4月に国会に提出、継続審議となっている。成立後、政令で指定する病気にSASを盛り込む見通しだ。

化学物質過敏症、便利さのひずみ 症状苦しむ女性、呼吸困難も

映画「奇跡のリンゴ」の主人公の妻と同じ、化学物質過敏症で苦しむ女性が福井県鯖江市にいる。普段から重厚なマスクが手放せず、食事制限も厳しい。女性は「化学物質は世の中を便利にした一方で、多くの犠牲者を生んでいる。どんな未来、生き方を選ぶか、考える参考にして」と話している。

 同市新横江2丁目の高橋直恵さん(42)。34歳のとき、介護士として勤務した新築の施設でシックハウス症候群の症状が現れ、立ちくらみしたり、肌が赤く腫れたりした。2年後に嫁いだ住宅で揮発性のシロアリ防除剤によって悪化、化学物質過敏症と診断された。現在は夫の協力を得て実家で暮らす。

 夏場の農薬散布時期に薬を吸い込むと全身が硬直する。田畑から1キロ離れても呼吸困難になるため、散布日の未明に山に逃げ、午後に家に戻る。なるべく無農薬栽培の野菜を食べ、塾講師の仕事中も活性炭入りのマスクが手放せない。香水、たばこ、洗剤、整髪料…。街にあふれる化学物質が体をむしばむ。

 もともとおしゃれ好きで、カップラーメンが好物だった。喫煙もした。今では化粧はもちろん、白髪染めすらできない。

 「健康を顧みず、好きなだけ美容や飲食を楽しんだ。農薬やハウスダストだけが原因でなく、体に負担をかけ続けてきた自分にも責任がある」と高橋さんは考えている。

 手製のチラシなどで化学物質の危険性を訴える中、数多くの過敏症患者と知り合った。「軽度の方を含めれば患者は決して珍しくなく、年々増えている印象。世の中が便利になるのと同時に化学物質が増加しているのだと思う」。現代社会の“ひずみ”に怖さを感じているという。

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