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Q 個人として、鳥インフルエンザA(H7N9)への感染を予防するにはどうしたらよいか?

A ●食品を扱う前後およびその間、食事の前、トイレの後、動物やその排泄物に触れた後、手が汚れているときなど、頻繁に手洗いを行いましょう。家庭内に病気の人がいるときには特に入念に行いましょう。
  ●医療現場では、他の患者や医療従事者への感染を予防するためにも、手洗いは必須です。病原体は手洗いによって物理的に洗い流すことができます。またアルコール消毒も有効です(病原体を死滅させます)。
  ●咳やくしゃみをする際には、口と鼻をハンカチやティッシュで覆いましょう。
  ●高病原性の鳥インフルエンザウイルスが存在する可能性のある場所では、ウイルスのついた手指から鼻・口・結膜などにウイルスが付着するのを防ぐため、手指の衛生(手洗いとアルコール消毒剤の使用等)は非常に重要です。

歯科医院で医療安全の取り組みが進んでいない現状

地域の歯科医院での医療事故を防ごうと、第三者機関が医療安全に関する資格制度を作って認定したり、トラブルの事例を集めて再発防止策を共有したりする、全国でも珍しい取り組みが広島県で始まることになりました。
この取り組みは、広島県の歯科医師会と大学病院が連携して行うもので、18日夜、広島市で、事務局を担う第三者機関「広島歯科医療安全支援機構」の設立総会が開かれました。
この中では、感染対策の研修を指針に基づいて行っている歯科医院は、全国で28%という、国の研究班の調査結果が紹介され、歯科医院で医療安全の取り組みが進んでいない現状が報告されました。
そのうえで、機構では、医療安全に関する独自の資格制度を設けて、認定試験を行うことや、歯科医院で起きたトラブルはすべて報告を求め、再発防止策を含めて情報を共有すること、また、歯科医院のスタッフの間で、医療安全の会議を定期的に開いているかをチェックすることなど、今後の活動が紹介されました。
参加するのは、広島県内にあるおよそ1600の歯科医院のうち、およそ100の歯科医院で、今後、認定を受けた歯科医師を公表するなどして参加する歯科医院を増やしていきたいとしています。
設立を呼びかけた広島大学歯学部の栗原英見教授は「歯科医院によって医療安全の取り組みに差があることが問題で、できるだけ多くの歯科医院に参加してもらい、標準化を図っていきたい」と話しています。

歯ブラシの突き刺し事故

 消費生活上の事故情報を得るために運営している「医療機関ネットワーク」(全国の13医療機関が参画)には、歯みがき中の歯ブラシによる受傷例が、2010年12月から2013年1月末までに50件報告された。このうち49件が6歳以下の乳幼児の事故で、年齢別では1歳児が23件(46.9%)で最も多く、2歳児が12件(24.5%)でそれに次ぐ。受傷要因では、歯みがき中に歩くなどして転倒した例が31件で過半を占める。
 消費者庁と国民生活センターが0~3歳児を持つ保護者計1,200人を対象に行ったアンケート調査では、約4分の1の回答者が子ども歯みがき中に歯ブラシでケガをした、またはケガをしそうになった経験があると答え、約80%の保護者は歯ブラシによる事故の危険性を感じていた。しかし、転倒するなどして口腔内に歯ブラシが突き刺さる事故が現実に多発していることを知っているのは約3割のみだった。
                             日本歯科医師会雑誌

「最大の感染症」は何でしょう

1990年代からは、肝がんに至る可能性があるC型肝炎ウイルス。感染者が国内に150万~200万人と実態が分かってきて社会問題になりました。この10年間で関心が高まっているのが、胃がんの原因になるヘリコバクター・ピロリ感染症。最近の調査で国内感染者数は約3500万人と見られています。さらに、もっと多い感染症が歯周病でしょう。むし歯も大きな感染症です。超高齢社会を迎えて高齢者の生活の質を考えると、深刻な問題であることは間違いありません。ただ、歯周病はインフルエンザや肝炎に比べると、感染症としての一般の理解と関心度が低いのが困ったところです。
                   日歯広報 4月25日

医療安全や患者相談を研修 日歯、研修会を開催

 日歯医療安全研修会が4月13日(土)、歯科医師会館で、都道府県歯の担当者など138名の参加を得て開催され、医療安全及び患者相談等の研修を行った。講演後の質疑応答では、参加者が歯科診療所の医療安全のレベルを向上させる方法を質問。各講師は一致して「歯科医師のみならず歯科衛生士などスタッフにそれぞれ責務を与え、医療安全に関する役割や意識をスタッフ全員で持つことが重要」と回答した。
                        日歯広報 4月

個別・共同指導等で要望書を提出

 第2回理事会が4月25日(木)、歯科医師会館で開催され、個別指導、共同指導等に関する現時点での問題点を提起した要望書を厚労省保険局医療課医療指導監査室室長に提出することを決定した(要望書は同日付で提出)。要望書では、個別指導・共同指導等に関する根本的な問題として、指導の本来のあり方、技官の質と臨床経験、手続きや判断基準の可視化、指導実績の問題を提起、例えば、対象となるカルテの一部の前日指定や過剰な持参資料の是正、指導現場に参加する人数の縮小化の検討、技官の質の確保、指導対象の選定や、結果の判断基準の明確化などを求めた。
                     日歯広報 4月25日

こども歯みがき教室

内容 講話、個別歯磨き指導
 日時 5月28日(火) 午前10時から
 場所 キッズルーム (第二庁舎5階)
 対象 3歳以下の乳幼児と保護者
 定員 6組
 申込 健康推進課 ℡25-6315

第1回 旭川摂食・嚥下講演会

テーマ『摂食・嚥下障害の評価と訓練の実際』
     【各共催メーカー製品紹介と講演】
 講師:日本大学歯学部摂食機能療法学講座 准教授 戸原玄先生

 日 時:平成25年5月24日(金) 
18:45~20:45(受付開始18 :30~)
 会 場:旭川市大雪クリスタルホール(シアターホール)
     旭川市神楽3条7丁目
 対 象:歯科医師・歯科衛生士・歯科助手

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