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転倒・骨折の原因は「筋」にあり

高齢者の転倒・骨折の原因として、筋量が低下する病態、サルコペニアに注目が集まっている。統一した定義はまだないが、運動・栄養療法、さらには薬物による介入の可能性を探る動きが出てきた。サルコペニアは、加齢による骨格筋肉量の減少と、それに伴う骨格筋力や身体能力の低下を指す概念。ギリシャ語のsarx(肉)とpenia(減少)に由来した造語で、25年ほど前に米国で初めて提唱された。近年、高齢者の転倒・骨折リスクの上昇やADLの低下などとの関連が指摘されるようになり、高齢化が進む中、介入方法についての関心が高まっている。

テーマ:医療安全と感染対策

演題1 安全に食べるために
   講師:旭川赤十字病院 6階きた病棟 看護係長
      脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 伊藤由紀惠

 演題2 意識障害のある患者さんの感染対策として必要なこと
   講師:旭川赤十字病院 感染管理室 看護師長
      感染管理認定看護師 市川ゆかり

日時  :平成25年7月20日(土) 午後2時~午後4時
場所  :旭川赤十字病院 講堂(外来棟2階)
参加対象:旭川市及び近郊の医療機関職員など(職種は問いません)
参加費 :無料

こども歯みがき教室

 内容 講話、個別歯磨き指導
 日時 6月25日(火)、7月9日(火) 午前10時から
 場所 キッズルーム(第二庁舎5階)
 対象 3歳以下の乳幼児と保護者
 定員 各6組
 申込 健康推進課 ℡25-6315

お好み焼きでアナフィラキシー、原因は?

47歳、男性。自宅で夕食にイイダコわさび、めかぶ、山芋、きゅうり、豚肉入
りお好み焼きを食べた直後から、鼻閉、咽頭の違和感、眼の痒み、全身性膨疹、
呼吸困難が出現。近医救急外来を受診し、2日間入院加療を受けて回復した。

 同院皮膚科でアニサキス、マグロ、豚肉、タコの特異的IgEの検査を受けたが
全て陰性。原因が分からなかったため、はらだ皮膚科クリニックを紹介受診した。
プリックテストでは小麦、タコ、わさび、めかぶ、山芋は全て陰性だったが、発
症時に調理に使用したお好み焼き粉(持参)が(3+)と陽性だった――。

 実は、この患者のアナフィラキシーは、お好み焼き粉の中で増えたダニの経口
摂取が原因でした。近年報告が増えているという、ダニの経口摂取によるアナフィ
ラキシー。特にアレルギー疾患のある人では、ダニに感作されていることが多い
ため、粉類は早めに使い切ること、密封して冷蔵庫で保管することが大切だそう
です。

スリランカの 飲料水フッ素除去事業の報告

スリランカではフッ素濃度の高い地域が多く、幼少期に摂取することにより、
斑状歯に罹患する人が多いそうです。斑状歯に罹患してしまうと、就職など
で障害となってまい、ホテルマンなどの接客業に就職することが困難に
なってしまうとの事です。

歯科衛生士の魅力と旭川歯科学院のご案内

「歯科衛生士の仕事」として一番の魅力は、やはり患者様の元気になった笑顔から日々元気や励ましを頂くことができることです。また、さまざまな職業の方や、お子様からご年配方、そして近年では海外の方といった様々な方々に接することができ、いつも新鮮で新たな発見を見いだすことのできるということも、魅力の一つのようです。
                                  メディアあさひかわ 2013.7 №243

歯がないと記憶力低下 アルツハイマー病マウス

奥歯のないマウスは、記憶力が低下するなどアルツハイマー病の症状が悪化しやすいとの実験結果を広島大や名古屋市立大、奥羽大のチームがまとめ3日、発表した。

 人の調査でも、歯がないことがアルツハイマー病になるリスクを高めるとされており、チームは「実験で証明できた」としている。

 チームは、遺伝子操作でアルツハイマー病にしたマウス17匹で実験。暗い部屋に入ると電気ショックを受けると覚えさせた後に、うち10匹の奥歯の臼歯を抜き、かみ合わせをできなくした。

 4カ月後に実験すると、歯のあるマウスは全て暗い部屋に入らなかったが、歯を抜いたマウスは6匹が部屋に入ってしまい、学習して記憶する力が低下しているとの結果になった。さらに歯を抜いたマウスは、記憶をつかさどる脳の海馬という部位の神経細胞が大きく減っていた。

 ただ、人は奥歯で食物をすりつぶして食べるが、マウスが餌を食べるのに使うのは主に前歯。奥歯を抜いたマウスが、人のどのような状態に相当するかは分からないという。

 チームの赤川安正(あかがわ・やすまさ)奥羽大学長は「歯があれば発症を抑えられるとは言えないが、症状の軽減につながるかもしれない。今後メカニズムを明らかにしたい」としている。

市町村の福祉業務 都道府県肩代わり

首相の諮問期間、第30次地方制度調査会(会長・西尾勝東大名誉教授)は17日、都市部から離れた過疎地の市町村が行う高齢者福祉などの住民サービスを、都道府県が代行できる制度の創設などを盛り込んだ答申をまとめた。
                                  北海道新聞 2013.6.18
 

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