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おいしく食べるためには 口のリハビリ 食前体操

病気や障害、またその後遺症で寝込んでしまった時に、使わなくなった筋肉や神経は衰え機能が低下します。かむ機会が減ると、唾液の分泌も少なくなり、食べたり飲んだりする時の「誤嚥(ごえん)」の問題が起こったり、味覚やお口の衛生状態にも悪影響が出てきます。飲み込む力が弱っている人にとっても、準備体操はとても大切です。無理をせずに、個人個人のペースで行ってみてください。
 1.ゆったり腰を掛け深呼吸をしましょう(鼻から息を吸い口からゆっくり吐きます)。
 2.深呼吸をしながら首をゆっくりまわします。
 3.肩の上げ下ろしと、肩をゆっくりまわします。
 4.両手を上げて筋肉を伸ばしましょう(まひのある人は健康な側だけでも構いません)。
 5.口を閉じたまま頬を膨らませたり、唇を突き出したりしましょう。
 6.口を大きく開いて舌を出したり引っ込めたりしましょう。
 7.口を開いたまま舌を左右に出し口角を触りましょう。
 8.「パパパパ」「タタタタ」「カカカカ」「ララララ」とゆっくり発音しましょう。
 9.ゆっくり深呼吸をしてゴクンと飲み込むまね(実際に少し唾液を飲み込んでも構いません)を2~3回やってみましょう。

肥満・生活習慣病を回避 噛むチカラの効果

食前に10分間ガムを噛むとどうなるか、管理栄養学科と一緒に研究してみると9週間で50数名のうち70%以上の人の体重と脂肪が減少しました。特に肥満度(BMI)が高く内臓脂肪の多い人ほど顕著に効果がみられ、しかもリバウンドが少ない結果が出ました。太ることは簡単です。反対にやせることは大変ですが、ガムを噛むだけであれば、難しくないと思います。噛むことで血糖値が下がり、動脈硬化を予防する「アディポネクチン」の分泌が増え、中性脂肪も下がりました。早食い、噛まない、一口の量が多い、これがいけません。高齢になると基礎代謝が落ちますので運動ができないのであれば、なるべく多く噛むこと。それだけで視床下部を刺激して代謝を促進することができます。噛んで肥満や生活習慣病を回避しましょう。

今、失われつつある噛むチカラ噛むことは命の原点

遺伝子は六代経つと内容が全く変わるのですが、私たちの生活環境が変わり口をあまり使わなくなるということが、遺伝子変化の前に起きてしまいました。多くの場合、産まれてから黄泉の国に行く間は口を使っています。口を使わないと命を維持するチカラがなくなってしまいます。命を維持する原点は食事であり噛むチカラです。私たちの脳は、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚、この五感から情報を得ているのですが、噛むという行動ですべてを一挙に取り入れることができるのです。脳には口の機能を司る部分が大変多く、噛むことで脳が刺激され海馬と扁桃体の連携が活発になり、運動感覚野や小脳が活性化します。立つ、走る、細かな作業をする、自分の名前を書く、これらが瞬時にできるのは小脳のおかげです。小脳が衰えると少しのことで転んだりする。それで骨折して入院となると五感の刺激が減り、認知症等の引き金要因になる可能性もありますが、噛むことで認知症発症を抑えることができます。噛まなくなると運動能力、学習能力、忍耐力、健康に大きな影響が出るのです。

訪問看護ステーション 被災地の特例措置

厚生労働省は東日本大震災被災地の岩手、宮城、福島の3県に限り特例で訪問看護ステーションの1人開業を認めているが、実際には申請しても自治体の認可がなかなか下りないという。復興途上の地域医療を補うための特例措置が機能しておらず、開業希望者は先が見えない状態に不満を募らせている。
                  北海道新聞 2012.12.28

節分祭 豆まき

 旭川神社境内にて
 2月3日(日)午後3時より節分祭、豆まきが開催されます。
 当日は、甘酒の無料サービスもあります。
 問い合わせは、旭川神社社務所 0166-36ー1818

食べる喜び最後まで

 芦別市の特別養護老人ホーム「芦別慈恵園」(定員86人)が、かんだりのみ込む力が衰えた超高齢の入所者向けに、一見、普通食だが舌でつぶしてのみ込める「やわらか食」を提供している。見た目もおいしそうで、むせずに食べられるため、最後まで口から食べることを楽しみ大往生する入所者も多い。
                 北海道新聞 2012.12.25

はじめての在宅介護

家族の介護をしているさなか。介護者も冠婚葬祭で出かけなければならないことがあります。体調を崩して介護が一時的に難しくなることもあるでしょう。そんな時に便利なのが「ショートステイ」です。要介護者が特別養護老人ホームなどの施設に数日から1週間程度短期間入所するサービスで、食事や入浴といった基本的なケアを受けることができます。費用は1日単位で、事業所の種類や利用者の要介護度によって異なります。食費や送迎費などもかかります。利用する際のポイントを二つお伝えします。まず、あらかじめケアマネジャーに相談して施設を探し、契約を取り交わしておきましょう。事前見学した時には、施設の雰囲気を確認しておくことも大切です。
                   北海道新聞 2012.12.27

こども歯みがき教室

 内容 講話、個別歯磨き指導
 日時 1月29日(火)午前10時から
 場所 キッズルーム(第二庁舎5階)
 対象 3歳以下の乳幼児と保護者
 定員 6組
 申込 健康推進課 ℡25-6315

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